甘く芳醇な香りが堪らない。美味しい『カルーア』カクテルレシピ10選

2020.09.21

カルーアはコーヒーとサトウキビを原料にしたコーヒーリキュールで、牛乳との相性が抜群です。サントリーからは抹茶テイストのカルーアも発売されており、レシピの幅がグッと広がるでしょう。いつものカクテルタイムを10倍楽しくするレシピを紹介します。

まずは知っておきたいカルーアの基本

コーヒー牛乳のように甘くまろやかな『カルーアミルク』はお酒が苦手な女性でも飲みやすいカクテルの一種ですが、そのベースとなる『カルーア』はどのようなお酒なのでしょうか?

カルーアにまつわる歴史や製造方法について理解を深めましょう。

カルーアはコーヒーのお酒

カルーアをミルクで割るとおいしく感じるのは『カルーアがコーヒーのお酒』であるためです。

『コーヒーリキュール』はコーヒーの産地である南米・メキシコが発祥地で、焙煎したコーヒー豆にサトウキビの蒸留酒(スピリッツ)を加えて作られます。

香ばしい焙煎コーヒーの香りとサトウキビの甘さ、そして仕上げに添加されたバニラとカラメルが相まって、ほろ苦くて甘いコーヒーリキュールになるのです。

『カルーア』という名称は、アラビア語でコーヒーを表す『カフワ(kahua)』に由来しています。

カルーアのボトルラベルに描かれているのは、カルーアの故郷であるベラクルスの町並みと実在する大聖堂で、ロゴの赤と黄色の色調はベラクルスの建築物からインスピレーションを得ているそうです。

カルーアの歴史

カルーアが誕生したのは今から70年以上前の1930年代に遡ります。

メキシコ湾に面する『ベラクルス』という地域で、『アラビカ種のコーヒー豆』を生産していたアルバレス兄弟が地元の起業家とともにレシピを開発したのがはじまりです。

アルバレス兄弟が栽培したコーヒー豆はコクと酸味に優れた高品質で、ほのかにチョコレートのような香りがするのが特徴でした。

1930年にカルーアレシピが生まれたのち、36年に薬剤師モンタルヴォ・ララが改良を加え、今日の『カルーア』の原型が形作られます。

50年代になるとカルーアの販路は世界中に広がり、1980年代頃までには世界を代表するコーヒーリキュールとして地位を確立するようになったのです。

なお、日本での輸入元は『サントリー』で現在はカルーアから派生したさまざまな商品を扱っています。

カルーアができるまで

カルーアはどのような製造過程を経て作られるのでしょうか?

カルーアはアラビカ種のコーヒー豆とサトウキビが主な原料で、どちらも温暖で雨量の多い『ベラクルス』で摘み取られたものを使います。

  1. コーヒー豆(生豆)を丁寧に手摘みし、数カ月の熟成期間を経て焙煎、粉砕、抽出を行う。
  2. サトウキビを煮詰めて出る副産物『モラレス』に水と酵母を加えて48時間発酵させた後、規定のアルコール度数になるまで蒸留する。
  3. コーヒーの抽出液にサトウキビの蒸留水を合わせ、バニラやカラメルで味を調える。

調合後は、約8週間休ませ、ろ過と瓶詰めが行われます。カルーアが完成するまでに多くの手間と時間がかかっているのがわかるでしょう。

意外と高い、カルーアのアルコール度数

カルーアで作ったカクテルは飲みやすいと評判ですが、意外にもアルコール度数は高く、飲み過ぎには十分気をつける必要があります。

アルコール度数は20%

カルーアのアルコール度数(原液)は20%前後で、中には35%に達するものもあります。

これは日本酒と同等なので、お酒に弱い人は少し飲んだだけで酔ってしまうレベルです。そもそもカルーアを原液で飲むことは稀で、ミルクや別のドリンクで割って『カクテル』にするのが一般的でしょう。

一方で、ウォッカやブランデーなど、度数の高いお酒とブレンドする場合も多く、知らずにグイグイ飲んでいると足がおぼつかなくなることもあります。

飲み過ぎには注意

ミルクやソーダなどと割ってカクテルにすれば、アルコール度数は7~8%前後にまで下がります。

しかし、一般的な缶チューハイが3〜5%、ビールや発泡酒が4~5.5%前後だとすると、やはりカルーアの度数の高さが際立ちます。

甘さと芳醇な香りが特徴的なカルーアは、カルーアミルクやニエベメヒカーナ、ホワイトルシアンなど、スイーツのような味わいのお酒にアレンジされることも多く、1杯また1杯と量が増えてしまいがちです。

他のお酒と相対してもカルーアはカロリーが高めで、飲みすぎると太ってしまう恐れもあるでしょう。

飲みやすいからと油断せず、適量をゆっくりと味わうのが理想です。いつものコーヒーにカルーアを少しだけ加えて、食後のドリンクとして楽しむ方法もあります。

定番のカルーア商品

日本におけるカルーアの輸入元『サントリー』では、オリジナルからアレンジまでさまざまなカルーア商品を扱っています。中には日本限定商品もあり、海外の友人を招いたときなどにも重宝するでしょう。

サントリー オリジナルカルーア

(Amazon.co.jp) 日本で購入できる最もオーソドックスなカルーアが『サントリーオリジナルカルーア』で、ベラクルス州の建築物からインスピレーションを得たパッケージや赤と黄色のロゴが特徴的です。

これがあれば、定番のカルーアミルクはもちろん、カルーアオレンジやカルーアウーロンなどさまざまなアレンジレシピが楽しめます。家飲みには常備しておきたい1本といえるでしょう。

容量は200~1000mlまであり、人数やお酒の頻度に応じて選べます。

  • 商品名:サントリー オリジナルカルーア(700ml)
  • 価格:1309円(税込)
  • Amazon:商品ページ

日本限定 サントリー カルーア抹茶

(Amazon.co.jp) 『カルーア抹茶』は定番のカルーアに抹茶の香りと味わいがプラスされた日本限定商品です。

牛乳や豆乳との相性は抜群で、カクテルにすると香り高いリキュールと抹茶の奥深さの両方が堪能できます。深いグリーンの色合いも鮮やかで、特に暑い日のホームパーティーなどでは大活躍してくれるでしょう。

レシピはのちほど詳しく紹介しますが、豆乳やきなこ、抹茶パウダーと相性がよく、和スイーツのような見た目と味わいが楽しめます。

  • 商品名:カルーア抹茶
  • 価格:1533円(税込)
  • Amazon:商品ページ

その他、モカやチリチョコレートなども

(Amazon.co.jp) 濃厚でスイートなカルーアが好きな人は、『カルーア モカ』や、『カルーア チリチョコレート』を試してみてはいかがでしょうか。

『カルーア モカ』は、オリジナルにダークチョコレートとバニラフレーバーを加えたもので、スイーツのような甘く香ばしいカクテルが簡単に作れます。

『カルーア チリチョコレート』は、寒い季節にぴったりの限定フレーバーで、唐辛子のぴりっとした辛さがアクセントになったチョコレート風味です。

スパイシーさが癖になる逸品で、ココアやミルクで割って飲むと体がポカポカ温まるでしょう。

  • 商品名:サントリー カルーア モカ ベビー(200ml)
  • 価格:2480円(税込)
  • Amazon:商品ページ

 

  • 商品名:カルーア チリチョコレート(700ml)
  • 価格:2290円(税込)
  • Amazon:商品ページ

カルーアの定番カルーアミルクの作り方

『カルーアミルク』はボストンで1970年代に流行したカクテルで、現在はシンプルなロックが主流ですが、当時は上に生クリームをフロートするのが人気でした。

オリジナルカルーアを購入したら、さっそく定番のカルーアミルク(ロック)に挑戦してみましょう。

準備するもの

カルーアミルクを入れる『グラス』の他に、最低限必要な道具は以下の通りです。あらゆるカクテルを作るときに役立つので、一通りそろえておくと良いでしょう。

  • マドラー(飲み物をかき混ぜる棒)
  • パフェ用の長いスプーン
  • アイスピッチャーとアイストング
  • スケールまたは計量カップ

カルーアミルクの材料は、『オリジナルカルーア』と『牛乳』のみです。カルーアとミルクの割合は好みによりますが、基本的には1:3の割合がベストといわれます。

  • カルーア:30ml
  • 牛乳:90ml

基本の作り方

まず、好みのグラスにたっぷりの氷を入れてマドラーで軽くかき混ぜましょう。

マドラーやスプーンで手早くかき混ぜる技法は『ステア』と呼ばれ、ここでは『グラス全体を冷やす目的』があります。氷が解けた水は流し、氷が足りなければ追加します。

次に、30mlのカルーアをグラスに注ぎ、3回ほど軽くステアしましょう。続いてパフェ用の長いスプーンを使い、90mlのミルクを静かに注いでいきます。

注いだ後はカルーアとミルクが二層の状態です。飲むときはかき混ぜますが、最初に、こげ茶と白の二層になっているような色合いを眺めて楽しむのも良いでしょう。

作り方のポイント

カルーアは誰でも比較的簡単に作れますが、見た目のよさを重視するなら、『美しいグラデーション』に仕上げたいものです。

勢いよくミルクを注ぐと二層のコントラストがぼやけ、『コーヒー牛乳』のようになってしまうでしょう。

パフェ用のスプーンの背をピタリとグラスにつけ、柄の部分からミルクを静かに注ぐのがポイントです。

よりはっきりとしたコントラストに仕上げたい場合は、少し泡立てた生クリームを加えてみましょう。

ホットカルーアミルクもある

寒い季節は、温かいミルクを使った『ホットカルーアミルク』でほっと一息つきましょう。

カフェオレに似た大人の味で、シナモンやジンジャーなど『スパイス』との相性も抜群です。作り方はごく簡単で、カルーアを温かい牛乳で割るだけです。グラスは事前に温めておきましょう。

加熱は電子レンジでも鍋でもOKですが、カルーアは沸騰させない程度に温めるのがポイントです。

カルーアを使った定番のカクテルレシピ

さまざまな嗜好のゲストが集まるホームパーティーでは、カルーアミルクだけでなく、『カルーアを使った定番のカクテルレシピ』を覚えておくと便利です。

ウォッカとの組み合わせ ブラックルシアン

甘くまろやかなカルーアミルクとは対照的に、すきっとした飲み口が楽しめるのが『ブラックルシアン』です。

  • カルーア:20ml
  • ウォッカ:40ml

氷を入れたグラスにカルーアとウォッカを注ぐだけの簡単レシピで、アイスクリームやパウンドケーキなどのスイーツともマッチします。

ウォッカは無味無臭なので、カルーアの味そのものが存分に味わえるカクテルとして有名です。

生クリームを追加 ホワイトルシアン

『ホワイトルシアン』は、ブラックルシアンに生クリームをプラスした人気のカクテルで、ミルクを入れたアイスコーヒーのような見た目が特徴です。

  • カルーア:20ml
  • ウォッカ:40ml
  • 生クリーム:20ml

氷を入れたグラスにカルーアとウォッカを入れて軽くステアし、上に生クリームを浮かべます。

大人なブランデー ダーティーマザー

『ダーティーマザー(卑劣な母)』という衝撃的なネーミングが付いていますが、カルーアに香り高く濃厚な『ブランデー』をプラスした大人の一杯です。

  • カルーア:20ml
  • ブランデー:40ml

ブラックルシアンのウォッカをブランデーに変えたバージョンで、氷の入ったグラスに注ぎ、軽くステアすれば完成です。アルコール度数がかなり高くなるので飲みすぎには十分注意しましょう。

甘みを活かした飲みやすいレシピ

カルーアにはサトウキビに由来する『濃厚な甘さ』があります。

甘みを活かしたカクテルは女性でも飲みやすいので、女性客の多いパーティーなどで重宝するでしょう。少し体が疲れているときにもおすすめです。

スイーツのようなニエベメヒカーナ

『ニエベメヒカーナ』には『メキシコの高地に降る雪』という意味があり、ふんわりとしたミルク感はラテやスイーツを思わせます。

ミルクと生クリームの分量が多いため、口当たりは滑らかで、シナモンなどのスパイスを加えてもおいしく仕上がります。

  • カルーア:45ml
  • 生クリーム:45ml
  • 牛乳:30ml

シェイカーに上の材料を全て入れてシェイクし、氷がたっぷり入ったグラスに注ぎ入れます。

カルーアで作るコーヒー ティファナコーヒー

『ティファナコーヒー』はカクテルというよりも、カルーアを加えて作る大人の味のコーヒーです。

いつものホットコーヒーに飽きた人やディナー後にちょっとリッチなコーヒーが楽しみたい人にぴったりでしょう。

  • カルーア:20ml
  • ホットコーヒー:150ml
  • 生クリーム:適量

カルーアとホットコーヒーをグラスまたはカップに注ぎ、適量の生クリームを上に浮かべます。お好みでシナモンやマシュマロなどをトッピングしましょう。

豆乳で作る 豆乳ココナッツカルーア

カルーアは『豆乳』との相性が良く、ココナッツオイルやココナッツシロップを加えると、南国らしい味わいが口の中に広がります。

豆乳は良質なタンパク質をたっぷり含むので、健康志向の人には特に歓迎されるでしょう。

  • カルーア:スプーン1杯
  • 豆乳:マグカップ1杯
  • 生クリーム:スプーン1杯
  • ココナッツオイル:ティースプーン1杯
  • ココナッツシロップ:ティースプーン1杯

マグカップにカルーア以外の材料を入れて、電子レンジで加熱します。最後にスプーン1杯のカルーアを注ぎ、軽くステアしましょう。お好みでシナモンパウダーを加えるのもおすすめです。

カルーア抹茶を使うカクテルレシピ

日本限定の『カルーア抹茶』を使ったカクテルレシピを紹介します。カルーア本来が持つコーヒーの香ばしさと奥深い抹茶のコラボレーションを堪能しましょう。

おいしくて飲みやすい カルーア抹茶ミルク

『カルーア抹茶ミルク』は『カルーア抹茶』を使って作る最も基本的なレシピの一つです。

  • カルーア抹茶:30ml
  • 牛乳:90ml
  • 抹茶パウダー:適量

作り方は『カルーアミルク』とほぼ同じで、氷入りのグラスにカルーアを入れた後、パフェ用のスプーンを使って静かに牛乳を注いでいきます。

また、仕上げに抹茶パウダーを振りかければ、鮮やかさが増します。冬はホットバージョンでいただきましょう。

豆乳との組み合わせ カルーア抹茶ソイラテ

牛乳を『豆乳』に変えれば栄養たっぷりで見た目にも美しい『カルーア抹茶ソイラテ(アイス)』が作れます。豆乳と同じ大豆から作られた『きなこパウダー』を添えて香ばしさをアップさせましょう。

  • カルーア抹茶:30ml
  • 豆乳:90ml
  • きなこパウダー:適量

作り方は上記で紹介した『カルーア抹茶ミルク』と同様です。

甘栗との組み合わせ カルーア抹茶マロン

『カルーア抹茶マロン』はカクテルでありながら、和菓子のようなスイーツ感満載の一杯です。甘栗と組み合わせることで栗の独特な甘さとほっこりとした味わいがプラスされ、お酒が得意でない人でもおいしく飲めるでしょう。

  • カルーア抹茶:30ml
  • 牛乳:120ml
  • むき甘栗:3粒ほど

ジューサーの中に上の3つの材料を入れ、滑らかになるまで回転させます。冷やしておいたグラスに氷を入れ、ジューサーの中身を注ぎましょう。和を意識した器に入れるのも素敵です。

カルーアで贅沢な一時を楽しもう

甘くて芳醇な香りのするカルーアは、ちょっぴり贅沢な『大人の時間』に欠かせません。

カルーアの定番といえば『カルーアミルク』ですが、豆乳やコーヒー、生クリームなどの身近なものを加えれば、いつもとは一味違ったカクテルが楽しめます。

外国人の友達を招いたパーティでは『カルーア抹茶』を使ったオリジナルカクテルも喜ばれるでしょう。アイディア次第で楽しみ方が広がります。

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