焼酎の人気銘柄9選!焼酎好きにおすすめ『麦・芋・米の焼酎』を紹介

2020.09.06

焼酎を飲むとき素材の違いを意識していますか?ウイスキーのような麦焼酎、日本酒のような米焼酎、焼酎独特のサツマイモを使った芋焼酎と、代表的なものだけでも3種あり、それぞれの銘柄は無数にあります。人気銘柄の魅力をチェックしてみましょう。

麦焼酎と芋焼酎どちらが人気?

焼酎として有名なものに、芋と麦があります。はたして芋と麦はいったいどちらの方が人気があるのでしょうか?それぞれの特徴を知り、メジャーな飲み方や自分にとって飲みやすい方を見極めてみましょう。

初心者にも人気な麦焼酎

『麦焼酎』は大麦と米麹、あるいは大麦麹を原料に作られた焼酎です。大麦から作られるウイスキーの味に近く、またクセが弱く飲みやすいため、洋酒好きな人や焼酎が苦手な人におすすめといえるでしょう。

また、『割ものやカクテルとの相性が良い』というところも利点といえます。ベースの味や匂いが強過ぎないため、炭酸割りにしたり甘いカクテルにしたりと好み次第で飲み方を選べるのです。

日本酒やビールはカクテルには向きません。事実これらの消費量は年々減少しおり、逆に『リキュールは急上昇』しています。

昨今の本格焼酎ブームで、焼酎バーが続々と開店したり、初心者向けの焼酎の楽しみ方が紹介されていることも無縁ではないでしょう。

根強いファンの多い芋焼酎

『芋焼酎』はサツマイモ、特にコガネセンガンと米麹を主原料とした焼酎で、濃厚な香りと深い味が特徴です。

サツマイモは熱で傷みやすく、ヘタを取り損ねると臭みの原因になります。20世紀ではこの臭いすら味としてファンを楽しませてきましたが、21世紀では品質管理を重視し、万人受けする飲みやすい焼酎へと変わってきているのです。

蔵元の不断の努力もあり、黒霧島が爆発的にヒットし、森伊蔵・魔王・村尾が3Mとしてプレミアム焼酎となるなど、『麦焼酎の消費量を上回る』ほどの勢いを見せています。

需要過多になるほどの人気の高まりの中で、さらに美味しい芋焼酎を求めて研究開発・設備投資が行われ、『愛飲者も初心者もうならせる芋焼酎』へと進化しているのです。

麦焼酎の人気銘柄

麦焼酎は飲みやすい、確かにそれはあります。では酒造りの現場をイメージしてみたことはあるでしょうか?麦焼酎はウイスキー・バーボンのように樽で熟成することもあるのです。そんな麦焼酎の人気の銘柄をご紹介します。

薩摩酒造 神の河

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鹿児島県の蔵元・薩摩酒造が生産する『神の河』(かんのこ)は、麹も含め麦100%で作られた麦焼酎で、焼酎というよりほとんどバーボンのような味わいです。

バーボンは伝統的にホワイトオーク材の樽で貯蔵・熟成され、琥珀色を深めバニラやナッツのような香ばしい香りを育みます。神の河は、この樽に3年以上熟成することで、バーボンと見紛う色と豊かな味わいを得ているのです。

ボトルはメーカーズマークを彷彿とさせ、高級ウイスキーと並べても遜色ない仕上がりになっています。飲み方はストレート、あるいはロックで舌の上を転がして味わうのがいいでしょう。

  • 商品名 : 薩摩酒造 神の河 720ml×1本 25度 [鹿児島県産]
  • 価格 : 1734円(税込)
  • Amazon : 商品ページ

黒木本店 中々

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宮崎県の蔵元・黒木本店が生産する『中々』は、麦本来の軽やかさとキャラメルのような香ばしさが味わえる、麦100%の麦焼酎です。

現在ではタンクを使って仕込みを行う蔵元が多くなっていますが、中々は昔ながらのかめや木桶を用いて酒母を育てもろみを造ります。

なお、中々は飲んで美味しいだけの麦焼酎ではありません。ホワイトオーク材の樽に寝かせて長期熟成ものとブレンドすれば、黒木本店を象徴する麦焼酎の至高『百年の孤独』に生まれ変わるのです。

飲み方は水割りかお湯割りをおすすめします。また、濃厚かつ滑らかな、より複雑な味わいの百年の孤独と飲み比べてみてはいかがでしょうか。

  • 商品名 : 【黒木本店】大麦焼酎 中々 25度 1800ml
  • 価格 : 3450円(税込)
  • Amazon : 商品ページ

佐藤酒造 佐藤 麦

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鹿児島県の蔵元・佐藤酒造が生産する『佐藤 麦』は、看板商品『佐藤』シリーズの麦焼酎です。

芋焼酎に強い蔵元が製造する唯一の麦焼酎で、ほんのりと香ばしくやわらかい麦の風味が楽しめます。ブランデーに近付けた甘辛い麦焼酎とは違い、麦の甘みを素直に感じることができるでしょう。

ちなみに、鹿児島県では焼酎をお湯割りにして飲むのが一般的です。70〜80度の『お湯を先に注ぐ』というところがミソで、焼酎を注げば自然と対流が起き、混ざり合います。

何も足し引きする必要のない佐藤 麦には、お湯割りが合うでしょう。焼酎の本場・鹿児島流の作法を試してみてはいかがでしょうか。

  • 商品名 : 佐藤 麦 1800ml 麦焼酎 25度 佐藤酒造有限会社
  • 価格 : 4118円(税込)
  • Amazon : 商品ページ

芋焼酎の人気銘柄

芋焼酎は「匂いがきつい」という銘柄もあります。では昨今の芋焼酎人気の過熱はどこから生まれたものでしょうか?酒は飲んでこそ、より深く求められるものです。続いては芋焼酎の人気銘柄をご紹介します。

甲斐商店 伊佐美

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鹿児島県の蔵元・甲斐商店が生産する『伊佐美』は、40年前から固定ファンを持つプレミアム芋焼酎です。

1970年代後半、芋焼酎『白波』がCM放送をきっかけに大ヒットするなど『第1次焼酎ブーム』が起こり、伊佐美の名も同時期に知れ渡ることになりました。

1980年代には甲類焼酎とチューハイが大ブームになりますが、ここでスッキリした酒を求める声に押され、多くの芋焼酎は勢いを失っていきます。

しかし甲斐商店は1蔵1銘柄を貫き、黒麹の突然変異種・白麹が焼酎業界のスタンダードになってもなお黒麹を使い続け、変わらないスタイルで芋焼酎ファンに愛され続けているのです。

伊佐美は芋焼酎らしいコクと甘みを持ちながら、飲みやすい口当たりになっています。人気の理由は舌で確かめてみましょう。

  • 商品名 : 伊佐美 芋焼酎 1800ml
  • 価格 : 3159円(税込)
  • Amazon : 商店ページ

霧島酒造 赤霧島

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宮崎県の蔵元・霧島酒造が生産する『赤霧島』は、コガネセンガンのひ孫品種・ムラサキマサリを主原料とした、独特な甘い後味と苦味・酸味を持つ芋焼酎です。

霧島酒造といえば『黒霧島』の爆発的ヒットから、一気に売り上げNo.1に駆け上がった蔵元で、赤霧島はといえば蔵元の看板を背負って立つもう一つの霧島、といえます。

キャッチコピーは黒霧島の『トロッとキリッと』に対し『みやびにするっと』です。コガネセンガンを用いたとろみのある芋焼酎が大半を占める中、品種で差を出してきた霧島を飲み比べてみてはいかがでしょうか。

  • 商品名 : 霧島酒造 赤霧島 25度 [ 焼酎 宮崎県 1800ml ]
  • 価格 : 2209円(税込)
  • Amazon : 商品ページ

白玉醸造 魔王

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鹿児島県の蔵元・白玉醸造が生産する『魔王』は、万人の舌に受け入れられる酒を目指して作られた、洗練された上品な香りを持つ芋焼酎です。

命名は、若年層の酒離れ、つまり焼酎業界の将来を危惧した当時の社長によるもので、名前で目を引き香りで惹きつけ舌で芋焼酎を覚えさせる、といった効果を生んでいます。

姉妹品に『天誅』『元老院』がありますが、いずれも飲みやすく、初心者から愛好者まで楽しめる味わいです。白玉醸造の芋らしい芋焼酎を飲むなら『白玉の露』がおすすめで、実はこれが魔王の原酒になっています。

魔王は3Mの一角として価格が高騰していますが芋焼酎入門に向いた風味です。芋に慣れたら本来の代表銘柄・白玉の露と飲み比べてみてはいかがでしょうか。

  • 商品名 : 魔王 (まおう) 25度 1800ml
  • 価格 : 8468円(税込)
  • Amazon : 商品ページ

米焼酎の人気銘柄も飲んでみよう

米焼酎はあまり馴染みがないかもしれません。しかし、米作りが盛んな日本では、米焼酎も好まれ、製造されてきました。おすすめの銘柄を紹介します。

鳥飼酒造 吟香鳥飼

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熊本県人吉・球磨地方の蔵元・鳥飼酒造が生産する『吟香 鳥飼』は、豊かな自然と米と水が生んだ、高級吟醸酒のような風味のある米焼酎です。

焼酎作りが盛んな九州の中で、熊本県は米焼酎の生産量が突出しています。これは人吉・球磨地方の美味しい米を使った『球磨焼酎』が大部分を担っており、400年の歴史を持つ鳥飼酒造もその一部です。

吟香鳥飼は既にプレミアム米焼酎として知られますが、1994年の発売から一貫して、最高の吟醸香を求めて今なお研究開発が進められています。

  • 商品名 : 吟香鳥飼(ぎんかとりかい) 米焼酎 25度 720ml [熊本県]
  • 価格 : 2214円(税込)
  • Amazon : 商品ページ

八海醸造 宜有千萬

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新潟県南魚沼市の蔵元が生産する『宜有千萬(よろしくせんまんあるべし)』は、日本有数の米どころ魚沼地方の米と水で作られる米焼酎です。

銘酒『八海山』のノウハウを生かし、発酵途中に清酒粕を加えることで吟醸酒の風味を持たせています。この製法で作られる焼酎は、清酒粕を蒸留する『粕取り焼酎』、特に吟醸粕取り焼酎とも呼ばれるものです。

宜有千萬は2年以上の熟成を行い、冬季の厳しい冷え込みを越え、まろやかな味わいに仕上がっています。

  • 商品名 : 八海山 本格米焼酎黄麹三段仕込み 宜有千萬(よろしくせんまんあるべし) 1800ml [新潟県]
  • 価格 : 2585円(税込)
  • Amazon : 商品ページ

高橋酒造 白岳しろ

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熊本県人吉・球磨地方の蔵元・高橋酒造が生産する『白岳 しろ』は、透明感のあるスッキリした味わいの米焼酎です。

高橋酒造の米焼酎は鳥飼と同じく球磨焼酎の一角で、本格米焼酎を牽引する蔵元として知られます。しろは看板商品『白岳』の高級ブランドで、食中酒として毎日どんな料理にも合わせられる、クセのなさと安定感が特徴です。

2019年時点でモンドセレクション6年連続金賞を受賞していることからも、品質維持・向上に余念がない丁寧な仕事がうかがえます。

  • 商品名 : 高橋酒造 白岳しろ [ 焼酎 25度 熊本県 720ml ]
  • 価格 : 1025円(税込)
  • Amazon : 商品ページ

人気の焼酎を味わおう

焼酎作りには500年以上の歴史があるといわれています。現在では九州を中心に1000軒を数える蔵元が、それぞれの地域の気候や特産品を生かし、独自の製法で焼酎作りを行っているのです。

さらに政府主導で『焼酎特区』を設けることで、酒造参入の規制緩和を進めています。本格焼酎ブームで蔵元と一般消費者の繋がりが多様化する影響もあり、今後ますます焼酎作りが進化していくでしょう。

焼酎の魅力に触れ、末永く付き合っていくために、まずは代表的な銘柄で舌を慣らしてみてはいかがでしょうか。

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