腕時計のパーツ名称を知っておこう!時計通なら常識の『あの名前』は?

2020.07.13

毎日時計を身につけていても、時計の細かなパーツまでは知らない、という人も多いのではないでしょうか。パーツの名称やその役割を知っておくと、次の時計選びにも役立ちます。そこで、時計の基本的なパーツの名前と特徴をまとめました。

まずは覚えたい腕時計正面のパーツ名称

時計のパーツは、種類によって異なります。まず、一般的な腕時計とクロノグラフの各パーツについて紹介します。

一般的な腕時計の場合

アナログ時計を例にすると、以下のパーツが一般的に搭載されているパーツです。

  • 時計ケース:時計を動かすためのムーブメントなどを収めた、時計本体にあたる容器
  • 文字盤:数字を表示している、時計の顔となるパーツ
  • 針:文字盤上で時、分、秒を示すもの。時を示す『時針』は、短い針なので『短針』と呼ばれることがある。分、秒はそれぞれ『分針』、『秒針』が示し、分針は長いので『長針』と言われる。また、モデルによっては秒針がないものも存在している
  • リューズ:ゼンマイを巻いて動力を得る機械式時計で、ゼンマイを巻くために使用するパーツ。時刻調整機能もあるため、電池式のクオーツ式時計にも付いている
  • ベゼル:時計前面のガラスを固定するための、ケースの外周部分

以上のパーツは、ブランドやモデルによってタイプが幅広く、時計のデザインに影響を与えます。

クロノグラフの場合

ストップウォッチ機能を搭載したクロノグラフには、上記のパーツに加えて以下のような独特のパーツが搭載されています。

  • ストップウォッチ用のプッシュボタン:スタート・ストップ用、リセットボタンの2種類がある。クオーツ式時計では、時刻調整に使うこともあるボタン
  • ストップウォッチ用の針:プッシュボタンを押すと動く針。モデルによっては、この針が通常の秒針になっている

そして、以下に挙げる3つのパーツは、クロノグラフの文字盤上に表示されています。

  • アワーレコーダー:12時間まで経過した時間を表示するもの
  • ミニッツレコーダー:アワーレコーダーと同様に経過時間を表示するもので、30時間までを表示するのが一般的
  • タキメーター:ストップウォッチ機能で計測したデータを元に、時速や平均速度を測定できるもの

押さえておきたいベルトやバンドの名前

ベルトやバンドは、時計のデザインや印象を大きく左右するパーツです。時計に使われるベルト、バンドの各種類には、以下のような特徴があります。

ベルトの種類は主に2つ

腕時計のベルトには、さまざまな素材が使われています。金属製、革製の2種類に大きく分けられるベルトのそれぞれの特徴を紹介します。

金属ベルトのブレスレットタイプ

金属ベルトは耐久性が高く、フォーマルにもカジュアルにも対応する用途の広いタイプで、多くのの高級時計ブランドでも採用されています。

よく使われる素材はステンレススチールですが、中にはチタンや真鍮などが採用されているモデルもあります。

ブレスレットタイプの金属ベルトは、金属や『コマ』と呼ばれるパーツのつなげ方により、タイプが分かれます。最もシンプルなのは、縦に金属1つをつなげた『1連タイプ』で、2~5連のベルトもよく見かけるタイプです。

コマが小さくなるとつなげる金属の数も増え、7連、11連などの金属ベルトもあります。

革ベルトではさまざまな素材が使われる

革ベルトは、安価なモデルでは合成皮革を使用しているものが多いですが、価格が上がると天然皮革を使用しているものも多く見つけることができます。

天然皮革のベルトには素材により多くの種類があり、中でも最高級の素材といわれているのが、クロコダイルレザーです。その他にも、仔牛から取れるカーフレザーやダチョウ革のオーストリッチなども使用されています。

腕時計ケースの主な種類の名前

時計のパーツとしても紹介した時計ケースには、時計を動かすための機械が入っています。

汚れや衝撃から機械を守る役割以外に、時計ケースは素材や形状のバリエーションが多いため、デザインを楽しむためのポイントにもなっています。

代表的な素材

金属製ベルトの素材と同じように、時計ケースの素材にもステンレススチールが多く採用されています。錆びにくいので耐久性が高く、長く使用しやすいでしょう。

錆びにくい上に強度が高いチタンは、高級時計に使用されることが多い素材です。

ステンレススチールは、含有する素材でアレルギー反応を起こす場合がありますが、チタンはそのようなアレルギーが起こりにくいため、金属アレルギーの人でも安心して使用できます。

その他にも、カーボンやセラミック、金メッキなど時計ケースには多彩なバリエーションがあります。

時計ケースは形状にも違いが

素材の違いに加えて、時計ケースの見た目に大きく関わるのが、形状です。

最もよく見かける、時計の形状としてポピュラーなのが、丸型の『ラウンドケース』です。オーソドックスなタイプですが、時間が見やすいのがメリットです。

ラウンドケースに次ぐポピュラーな形状には、正方形の『スクエアケース』もあります。これが縦の長方形になると、『レクタンギュラーケース』と呼ばれる、高級時計にも多く採用されているタイプになります。

ドレスウォッチで採用されることが多い、上品さが特徴の『トノーケース』は、フランス語で樽を意味する『トノー』が由来です。その名の通り樽のような形で、高級時計ブランドの定番モデルとして販売されることも多いタイプです。

腕時計のパーツの名前を覚えよう

何気なく時計を身につけているだけでは、時計のパーツの名前は気にしないかもしれません。しかし、少し気にかけるだけで時計選びが楽しくなります。

時計のパーツを知り、こだわりの時計を探してみましょう。

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