発酵飲料『紅茶キノコ』の作り方と効果とは?注意点や飲み方も紹介

2020.07.10

「紅茶キノコ」とは、紅茶で育てるキノコではありません。紅茶に「株」と呼ばれるものを加えてつくる発酵飲料で、「株」を育てて分ける楽しさとクチコミで50年ほど前に大流行した健康法です。今また、なぜか日本で再ブレイクする気配が上昇中。紅茶キノコの特徴や人気の理由をご紹介します。

紅茶キノコは酵母を使った健康飲料

紅茶キノコは、キノコのような物体が入った液体の総称。中国で200年以上前から飲まれていた健康飲料で、「株」の正体は、ゲル状の酵母(からだにいい菌が集まった微生物)です。この酵母が、キノコのように見えることから、日本では「紅茶キノコ」と呼ばれるようになりました。

抗酸化作用、消化促進、整腸作用などに期待

酵母はイーストともいわれ、身体を整える働きがあります。パンづくりにも必要な食材で、生地を発酵させてふくらます力もあります。

この酵母(キノコ)をそのまま食べるのではなく、培養液を毎日飲み続けることが、健康につながるとされています。

具体的には、消化を助ける整腸作用や利尿作用、抗酸化の働きもあり、アンチエイジング効果や美容効果も期待されています。

欧米では「Kombucha(コンブチャ)」として人気

日本では1974年発売の「紅茶キノコ健康法」という本をきっかけに、大ブレイクした紅茶キノコ。

その後ブームは終息したのですが、欧米では、「Kombucha」というドリンク名で定番の健康飲料として人気があります。

「昆布茶」を連想しますが、まったく別物。なぜこの名前になっているのか、はっきりわからないのですが、紅茶だけでなく、ストロベリーやシトラスなどのフレーバーのついた定番飲料として販売されています。

紅茶キノコの作り方との飲み方は?

紅茶キノコは、前述のとおり「株」が必要。これを大きく育てた人から分けてもらったり、ネットなどで購入したりすることもできます。ネットでは、「紅茶きのこ」ではなく、「コンブチャ」の名前で販売されていることもあります。

酵母を株分けしてもらって作る

まずは砂糖が6~10%の濃度になるような濃いめの紅茶を用意します。紅茶の糖が酵母を育てるので、砂糖がポイントとなるのです。清潔な瓶に紅茶と「株」を入れて、暗い常温の場所で保存します。

その際フタは必要ありませんが、ほこりが入らないように、ペーパーナプキンなどで口を覆いましょう。酵母が呼吸する必要があるので、密閉容器やラップでフタをするのはNGです。

夏場なら2~3日、冬なら1週間ほど発酵させ、キノコ状のものが大きくなり、液体が発酵するのを待ちます。

そのままでも、ドリンクにまぜてもOK

表面に白い膜ができ、炭酸(泡)と酸味が出てきたら完成です。酸味は発酵が進んだ合図、くさっているわけではないので、問題ありません。

酢のような味がするので、この培養液をそのまま飲んでもいいですし、ジュースや炭酸水などと割って飲んでもおいしいです。培養液が少なくなったら、糖度の高い紅茶をつぎ足し、発酵させてください。

紅茶キノコを自家培養するときの注意点

常温保存をさせて発酵させる飲料なので、トラブルが起こることも。ぬか床のように毎日かきまぜるわけでもないので、慣れるまでは、腐敗しないか心配でしょう。培養に挑戦する際には、以下のことに注意しましょう。

煮沸消毒した容器で、腐敗防止

紅茶キノコを育てる瓶は、必ず煮沸消毒してください。そして完全に乾燥させてから、培養を始めてください。余分な水分や悪い菌などが残っていると、最悪、カビが生えることもあるためです。

紅茶キノコは白いぷるぷるした膜が張りますが、カビは白や黒のまだらのもの。これが増殖したら、カビが繁殖しています。繁殖した場合は廃棄して、最初から育てなおしましょう。

微量のアルコールが含まれるので注意

発酵させる過程で、ほんの少しアルコールが発生します。つまり子供や妊娠中の方は注意が必要です。発酵期間が長すぎると、そのままアルコール度数も増えていきますので、酸味やアルコールが苦手な人は、早めに飲み切るようにしてください。

紅茶キノコ作りにトライしてみよう

キノコに見える株を大きく育て、人に分けてあげる楽しさが、かつて日本での紅茶キノコブームを牽引しました。今では、コンブチャドリンクとして販売されるようになっています。ぬか漬けや、自家製ヨーグルトをつくるようなものですので、興味のある方は気軽にトライしてみてください。

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