日本酒の「古酒」とは?長期熟成がもたらす味わいや色合いの変化を解説

2020.06.30

日本酒には色々な種類がありますが、古酒と呼ばれる一定の熟成期間を置いた日本酒があることをご存知でしょうか。今回紹介するのは、古酒についてです。古酒の特徴を始め、販売されている古酒の種類やおすすめの古酒など古酒に関することを解説します。興味のある方はぜひ、ご覧ください。

日本酒とは

日本酒とは、米と麹、水を原料して作られる清酒のことを言います。細かく分けると8種類ほどありますが、これは原料や製法が異なることから。製法が変わるけで日本酒は味も香りも全く違ったものとなるのです。

古酒とは

では、古酒とはどのような日本酒のことを言うのでしょうか。古酒とは、長期間熟成させて作られる日本酒のことを言います。長期間熟成させることにより、味も香りも全く違う日本酒となるのです。

販売されている古酒は2種類

販売されている古酒には、2種類あります。一つは、日本酒メーカーが古酒として販売しているもの。そしてもう一つは、酒屋さんが意図的に寝かして古酒として販売しているものです。

熟成期間によって味が変化する

古酒は熟成期間によって味が変化するということは、先ほども触れましたが、通常の日本酒との最も大きな違いは、「熟成香り」と呼ばれる果実のような独特の香りと、琥珀色の様に見える「色」です。甘味、酸味、旨味の味わいはそのままに、熟成によってより深い味わいとなるのです。

古酒の熟成期間

では、古酒の熟成期間はというと、古酒の熟成期間は定められてはいません。2年のものもあれば、10年のものもある。中には、40年以上のものなどもあります。もちろん、それ以上の期間熟成させている古酒も存在します。

熟成タイプ

古酒には、「濃熟タイプ」「中間タイプ」「淡熟タイプ」の3つのタイプがあります。濃熟タイプは、主に本醸造酒と純米酒。常温熟成で、熟成を重ねるにつれ、照りや色、香りや味が劇的に変化します。中間タイプは、主に本醸造酒、純米酒、吟醸酒、大吟醸酒が該当します。低温熟成と常温熟成を併用し、低温熟成から常温熟成へ、またはその逆の貯蔵法により、濃熟タイプと淡熟タイプの中間の味わいを実現しました。淡熟タイプは、主に吟醸酒と大吟醸酒。低温熟成で吟醸酒の良さを残しつつ、ほどよい苦みと香りが一体となったタイプです。

おすすめの日本酒古酒

それではここから、おすすめの日本酒古酒について紹介します。

越の誉秘蔵酒 もろはく

最初に紹介するには、「越の誉秘蔵酒 もろはく」です。古酒といえばまとわりつくような濃厚さと甘さが特徴ですが、この越の誉秘造酒 もろはくは、後味がすっきりとしており、後引く旨味がたまらない逸品として知られています。

商品名:越の誉 純米大吟醸 秘蔵古酒 もろはく 750ml 参考価格:8,640円(税込) 越の誉公式オンラインショップ

秘蔵酒 十四代

続いて紹介するのは、「秘蔵酒 十四代」です。この秘蔵酒 十四代は幻の古酒の一つ。低温長期熟成で、古酒らしいしっとりとした感じではなく、あまりくどくない甘味とキレの良さを感じることができる逸品です。

商品名:十四代 秘蔵酒 純米大吟古酒 720ml 参考価格:43,800円(税込) Amazon商品ページはこちら

沢の鶴 1973年醸造古酒

続いて紹介するのは、「沢の鶴 1973年醸造古酒」です。この古酒はその名の通り、1973年に作られたもの。40年以上も熟成された味わいは、まるで洋酒のようです。これほど長期間熟成の古酒はあまり存在しません。見つけた際は、ぜひ、手に入れてみてください。

商品名:沢の鶴 1973年醸造古酒 参考価格:10,800円(税込) Amazon商品ページはこちら

白狼 古酒

続いて紹介するのは、「白狼 古酒」です。この古酒は、世界のワインコンクール「sake部門」で金賞以上の価値があるものとして表彰されたもの。美しい琥珀色は目で見ても楽しめます。フルーティーな味わいかと思えば、ウイスキーのような深い味わいも体験できる。まさに不思議な古酒です。

商品名:白狼 古酒 原酒 1998 720ml 参考価格:7,560円(税込) Amazon商品ページはこちら

熟成期間が長ければ長いほど味も変化する日本酒古酒

日本酒の古酒は、熟成期間が長くなればなるほど味に変化をもたらします。日本酒を選ぶ際には、ぜひ黄金の輝きを放つ古酒にも注目して、熟成された古酒ならではの深い味わいをぜひ堪能してみてください。

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