インドネシアが生んだ最高級コーヒー「マンデリンG1」とは?

2020.06.25

インドネシアのスマトラ島で栽培され、日本でも人気が高い「マンデリン」。その最高級グレードと言われるマンデリン「G1」とは、一体どんなコーヒーなのでしょうか?今回はマンデリン「G1」の特徴や産地による味の違いをまとめて紹介していきます。

マンデリンってどんなコーヒー?

17世紀末から「アラビカ種」と呼ばれるコーヒーを栽培していたインドネシアですが、20世紀初頭、植物にカビが寄生する病害「さび病」によって壊滅的な被害を受け、病害に強い「ロブスタ種」を栽培するようになりました。

そんな中、スマトラ島で暮らす「マンデリン族」が被害を免れた「アラビカ種」の栽培を再開。品種改良を重ねたのち、インドネシアで栽培されているコーヒーの中でもたった数パーセントという高品質で希少価値の高い「マンデリン」が誕生したのです。

マンデリン「G1」の特徴

収穫されたマンデリンは「スタンダードグレード」と呼ばれる「G1」から「G5」までの独自のグレードによって等級が決められ、出荷されます。日本で販売されているマンデリンの中でも多くを占める「G1」グレードの特徴とは?

「G1」はマンデリンの最高級グレード

マンデリンの「スタンダードグレード」は一定量のコーヒー豆の中に含まれる欠品豆の数で決まります。

「G1」は300gのコーヒー豆のうち欠品豆が0~3個の最高級グレードの豆で、一つ一つ手作業で検品されていきます。欠品豆の数が多くなればなるほど「G2」「G3」「G4」とグレードは下がっていき、一番下のグレードが「G5」と呼ばれます。

日本でも「G1」グレードのマンデリンが販売されており、メニューに「G1」の表記をつける喫茶店もあるほど、有名な最高級グレード豆の一つとなっています。

深い苦味と甘み、個性的な風味が特徴

酸味が控えめで深い苦味が特徴のマンデリンですが、「G1」はさらりとした苦味の中にも甘みが感じられ、シナモンなどのスパイスや柑橘系のエキゾチックな風味が特徴です。

マンデリンの個性的な風味を味わうにはストレートで飲むのがおすすめ。「シティロースト」や「フルシティロースト」の中煎りでローストすると苦味とコクが引き立ちます。

トバコ?リントン?産地による味の違い

昼夜の寒暖差が大きい高山地帯で栽培されるマンデリンはそのほとんどが有機栽培で作られており、産地によって味に違いがあるのも特徴の一つです。今回は有名な2つの産地と味の特徴を紹介します。

リントンマンデリン

スマトラ島の北部に位置するリントン・ニ・フタ地区で栽培される「リントンマンデリン」は、トロピカルなフルーツや甘いスパイスのような強い香りが特徴で、深煎りすることで贅沢な甘みを楽しむことができます。日本の有名コーヒーメーカーも農園を持つほど、有名なブランド銘柄となっています。

マンデリン「バタクランド」とは?

同じリントン地方で栽培されたマンデリンの中でも、バタク族によって栽培、生産されたコーヒー豆は「バタクランド」または「バタックランド」と呼ばれています。濃厚なコクとバニラのような甘みが特徴のマンデリンコーヒーです。

マンデリン・トバコ

北スマトラに位置する標高905m、琵琶湖の3倍の大きさを誇り観光地としても有名な「トバ湖」の湖畔で栽培されたコーヒーは「マンデリン・トバコ」と呼ばれています。濃厚なコクとスパイシーな苦味が特徴で、カフェオレなどミルクと混ぜて飲むのにもおすすめのブランド銘柄です。

マンデリン「G1」で最高級の苦味を楽しむ

いかがでしたか?苦味と甘み、エキゾチックな風味が特徴のマンデリン最高級グレード「G1」はストレートはもちろんミルクやスイーツとの相性も抜群です。通販などで気軽に入手できるので、気になる方はぜひ参考にしてマンデリン「G1」を味わってみてくださいね。

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