麻雀のドラの基礎知識や使い方。裏ドラや赤ドラについても解説

2018.12.13

麻雀は中国発祥のゲームで、そのルーツは1000年以上も前にも遡ります。海外にも広がる中でローカルルールも多く生まれたと考えられています。その1つ、日本で生まれた『ドラ』は、麻雀には欠かせません。ドラをしっかりマスターしましょう。

麻雀のドラとはなにか

麻雀は論理的思考が大切というイメージを抱いている人が多いですが、それだけではなく運の要素も持ち合わせていないと勝つことができません。ドラはその象徴的な1つと言えます。

ドラが漢字で懸賞牌と呼ばれる理由

ドラはボーナス点のようなもので、懸賞牌とも呼ばれています。ドラ牌を持っているだけで、1翻が付与されるということからこのように呼ばれるようになりました。

そんな持っているだけでお得なドラ牌は、一体どのように決められるのでしょうか。

ドラ牌は、配牌(配牌は各プレイヤーが順番に親14枚、子13枚の牌をとること)のときに決まります。つまり、ゲーム開始前なので、この時点でしっかり確認しておく必要があります。ドラ牌を持っていながら、捨ててしまってはもったいないのです。

まず、流牌後に各プレイヤーがつくった4つの牌山うち、どの牌山から配牌していくかを決めます。

この決め方は、親が2つのサイコロを振って、親から左回りに出目の数だけ移動した場所というものです。牌山の前に座っている人からみて、右側から牌の出目の枚数目の上段にある牌を表向きにし、これがドラ表示牌に決まります。

ここで気をつけなくてはいけないのは、この牌がドラではないことです。このあと、『通常のドラの使い方』で詳しく説明します。

あがった際に持っていると1翻が追加される

ドラ牌を持っているだけで、1翻が付与されるといいましたが、タイミングはあがった際に持っていることが条件です。また1翻が付与されるのみで、役は成立したことにならないので注意しましょう。

配牌後に「ドラ牌がある」と思っても、対局中に手牌を揃えることに集中してしまい、誤って捨て牌してしまわないように気をつける必要があります。

ドラ1つにつき1翻が付与されるため、特に複数のドラ牌を取得した場合は幸運です。絶対に捨てないようにしてください。

通常のドラの使い方

先ほどドラ表示牌について紹介しましたが、ではドラはどのように使えるのか押さえておきましょう。数牌、字牌に共通して、ドラはドラ表示牌の次の牌と決まっています。

数牌におけるドラの使い方

次の牌というのは、数牌の場合は分かりやすいです。数字にプラス1したものがドラです。たとえば、ドラ表示牌が「二萬」の場合、ドラは「三萬」です。

ただし、9の場合は、一周回って1がドラとなります。「九萬」がドラ表示牌だった場合は、「一萬」がドラとなります。

字牌、風牌におけるドラの使い方

字牌の場合も同じで、あらかじめ順番が決まっています。

風牌の場合は『東→南→西→北→東…』という順なので、たとえばドラ表示牌が南の場合は西がドラです。三元牌の場合は『白→發→中→白…』という順なので、ドラ表示牌が中の場合は白がドラ牌に決まります。

通常ドラ以外のドラの種類と使い方1

通常のドラは紹介した通り、単純に決まります。ほかにもいくつか種類があるので、チェックしておきましょう。

リーチであがった場合に有効。裏ドラ

『裏ドラ』とは名前の通り、ドラ表示牌の裏にある牌のことです。牌山は2段につまれており、上段がドラ表示牌となりますが、その下段の牌、つまり裏の牌のことを指します。

この裏ドラは誰かが上がるまで、何の牌かは知ることができません。また、裏ドラを使うには、リーチをかけてあがることが条件で、さらにリーチをかけたプレイヤーのみに適用されるルールです。

また通常のドラとは異なり、プラス1することはなく、これがそのまま裏ドラとなることも抑えておきましょう。麻雀牌は1種類につき4枚ずつなので、通常のドラよりも確率が低いということを意味しています。

つまり通常のドラは、あがる前に分かっていることに対して、裏ドラは形ができ、リーチをかけてあがった結果として、得られるかもしれないこと、と考えておきましょう。

持っているだけで1翻になる。赤ドラ

麻雀牌の絵柄の色を見てみると、黒、緑、赤などが使われています。ちなみに牌の色は特に決まりがないようです。

赤ドラとは、絵柄が赤い牌を持っているだけで1翻を付与するというのが赤ドラです。

これは裏ドラと比べるととても狙いやすい一方で、意識しすぎると手牌を揃えることや、守備することに意識が向きづらくなりそうです。結果的に1翻をもらえればラッキーくらいに考えておくのが良いでしょう。

また、赤ドラはもともとローカルルールでしたが、どんどん広まり多くの場で採用されているようです。事前に確認しておきましょう。

通常ドラ以外のドラの種類と使い方2

他にもまだまだドラがありますので、見てみましょう。日本で生まれたドラルールですが、とても発達していることがうかがえます。

ドラ表示牌の右隣も表示牌になる。槓ドラ

『槓(カン)』すると、新たにドラが1つ追加されるというルールがあり、これを槓ドラといいます。槓ドラはドラ表示牌の隣と決まっています。

ちなみに槓ドラの場合はこれにプラス1することなく、それがそのまま槓ドラとなります。つまり、裏ドラと同じで、3枚しかないということです。

槓ドラ後にリーチで上がった際に有効。槓ウラ

実は槓ドラの裏ドラも存在します。ここまでくると、なんでもありのように感じてしまいますが、こういった一発逆転の可能性を秘めているところが麻雀の楽しさでもあります。

槓ウラとは、誰かがカンして槓ドラが追加された場合に、その下段にある牌のことです。条件は裏ドラと同じで、リーチしてあがることで、そのリーチをかけた人だけが対象です。

カンは全員で局ごとに3回までというルールがあるので、最高で槓ドラと槓ウラをあわせて6翻のチャンスがあります。もちろんこれに加えて、通常のドラや裏ドラなどの可能性もあるので、一気に逆転の可能性があるといえます。

ローカルルールとして存在。花牌

花が描かれている牌をご存知でしょうか。日本ではあまりしようされないようですが、『梅』『蘭』『菊』『竹』という字牌があり、これを『花牌』と言います。

花牌を取得したら、鳴きと同じように右側で公開することで、あがった際に1翻が付与されるというルールです。花牌が複数ある場合は、ドラと同じようにその数の分の翻をもらうことができます。その数分をツモで手牌を作ることができるのです。

花牌がそもそも日本では珍しいことと、ローカルルールなので場によっては採用されていません。赤ドラと同様に、あらかじめチェックしておきましょう。

メンタンピンとドラの関係性

点数計算のときに『メン』『タン』『ピン』というのを聞いたことがあっても、いまいち理解していないという人が多いです。その意味はもちろん、ドラとの関係性も深いので、まとめて紹介します。

メンタンピンってなんの略?

メンタンピンはそれぞれ、以下の略語です。

  • メン リーチのこと。テンパイで「リーチ」と発声し、1000点を支払うことで成立します。
  • タン タンヤオのこと。中張牌(チュンチャンパイ。数牌の2~8のこと)だけで手牌を揃えることで成立します。
  • ピン ピンフのこと。4つの面子を順子で作り、雀頭は役牌ではなく、両面待ちという状態のこと。

以上の3つが揃っている状態を『メンタンピン』といいます。非常に基本的な形で、頻出の完成形ということができます。

メンタンピンが完成すると3翻になる

メンタンピンは頻出といいましたが、これには理由があります。

リーチをかけると警戒されやすい、手を変えれないというデメリットはあるものの、役を成立させるという点でとても重宝します。テンパイになった際に宣言するだけで成立させられるので、難易度が低いです。

タンヤオは数牌の2〜8で揃えるということは84枚の牌を使うことができ、非常に揃えやすいといわれています。また84枚使えるということは制約が少ないので、他の役も作りやすいです。

ピンフは頻出の役として、麻雀をはじめたばかりの初級者でもマスターしやすいといえます。両面待ちで牌効率が良いことがその理由です。

以上のように、メンタンピンは成立させやすいにもかかわらず、しっかり3翻を稼げるというメリットがあります。

「メンタンピン一発ツモドラドラ」などと数える理由

理由は2つあると考えられます。

まず前提として、基本役、ほかの役、ドラという順番で数えられることが一般的です。この順に則して、メンタンピンに加えて役が成立している状況を考えると、リーチ、タンヤオ、ピンフ、一発(リーチをかけてから1巡内にあがること)、ツモの5つです。

そしてリーチ、タンヤオ、ピンフはあがる前に確定している役で、一発、ツモは結果的に成立するものです。つまり、確定していて分かりやすいものから数えるというのが1つの理由です。

またもう1つの理由として考えられるのが、リーチは関係ないですがタンヤオとピンフの組み合わせに関するものです。タンヤオとピンフが成立すると、他に成立しうる役がある程度、絞れるということが考えられます。

初級者にはなかなかそこまで瞬時に考えにくいですが、プロや慣れている人からすると、反射的にこの順番が数えやすいようです。

ちなみに最後の『ドラドラ』ですが、これを最後に数えることをおすすめします。というのも、裏ドラがつくと嬉しいですよね。それゆえにツモや一発を数えるのを忘れてしまいがちです。

リーチをかけたときは、役をすべて数え終わってから裏ドラを確認するようにしましょう。

メンタンピンのピンフはドラがのりやすい

ピンフの形式上の話ですが、すべてを順子にするということは多くの種類の牌を取得する必要があるということです。つまり結果的にドラがのる可能性を高めることにつながっています。

メンタンピンのメリットは上記で説明しましたが、それだけでなく、ドラを活用できる可能性が増すというメリットは意外と認識されていません。

ドラの使い方をマスターして戦略を立てよう

通常のドラを知らない人は少ないですが、裏ドラなどのその他のドラも概念を理解すれば難しいことではありません。また大きなチャンスにつながるので、ぜひしっかりルールを抑えて活用しましょう。

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