競馬の重賞レースの基準とは?レースの種類と予想に使えるデータ本

2018.12.13

競馬のレースには、いくつかの種類があります。そんなレースの中でも注目されている重賞レースの基準や種類を紹介します。重賞レースのだからこその楽しみ方と、予想に使えるデータの本も紹介するので、活用して楽しんでみましょう。

競馬のレースの種類

競馬で行われているレースには、様々な種類があります。競走馬たちは、着順に応じて賞金を獲得できるシステムになっており、その獲得賞金に応じてレースのランク分けが行われています。

中央競馬で開催されているレースでの最高峰が『G1レース』です。このG1レースを頂点に、以下のような順でクラス分けでレースが開催されています。

  • G1→G2→G3→オープン特別→1600万以下(準OP)→1000万以下→500万以下→新馬・未勝利

新馬・未勝利から、勝利し『取得賞金』を積み上げることで、ワンランク上のレースに挑戦することができるという仕組みになっています。

年齢条件やハンデ戦などさまざま

レースの中には、年齢条件やハンデのあるレースもあります。年齢や性別など、指定した条件を満たした競走馬のみが出走するレースが『限定戦』です。

例えば、『年齢限定戦』だと、2歳戦・3歳戦・古馬戦(3歳or4歳以上)などの条件が儲けられています。『牝馬限定戦』では、牡馬に比べて体力の劣る牝馬だけでレースが行われるのです。

他にも、競走馬に対してなるべく均等に勝てるように行われるレースを『ハンデ』と呼びます。ハンデの内容は、過去成績などを考慮して『競走馬が背負う負担重(斤量)』を増減させたりすることで調整しています。

コースの距離の違いが楽しめる

競馬のコース距離は、レースごとに細かく分かれています。短距離・マイル・中距離・中長距離・長距離という5つに分類されており、それぞれに違いがあります。知っておきたい距離のことも含めてコースの距離をまとめました。

  • 短距離→『スプリント』とも呼ばれることがあり、1400mまでのレースを短距離戦といいます。
  • マイル→1400mから1800mまでのレースを『マイル戦』といいます。
  • 中距離→1800mから2200mまでのレースを『中距離戦』といいます。世界のレースで最もスタンダードな距離がこの中距離です。
  • 2200mから2700mまでのレースを『中長距離戦』といいます。
  • 中長距離で最もスタンダードな距離は2400mであり、この距離を『クラシックディスタンス』と呼びます。
  • 2800m以上のレースを長距離戦といいます。

距離の違いによって活躍する馬と勝敗の決め手が変わってくるので、見所が変わって楽しむことができます。

競馬用語では、短距離を得意とする競走馬は『スプリンター』、マイルを得意とする競走馬は『マイラー』、長距離を得意とする競走馬は『ステイヤー』と呼んでいます。

このような記載や、用語を聞いたら『このくらいの距離のレース』があるというのがわかるようにしておくと便利です。

重賞レースとは

重賞レースと呼べるレースには条件があります。どのような条件が設定されているのか早速確認していきましょう。

一般競争と特別競走

競馬のレースには『一般競走』と『特別競走』の2つがあります。一般競争とは、特別競争以外のレースのことをいい『平場戦』と呼ばれることもあります。前述した新馬・未勝利の馬が競い合うレースです。

特別競走とは、一般競走と違って特別登録を必要とする競走のことです。現在の中央競馬では全てレース名がつけられていて、『重賞レース』も特別競走のなかに含まれています。

重賞は賞金が高くオープン馬が競い合う

『重賞』は特別競走の中でも賞金が高く設定されているレースです。重要な意義をもって作られたもので、歴史や伝統のあるレースの『5大クラシックレース』や『有馬記念』などもこの重賞に含まれています。

『重賞』では、オープン馬(取得賞金が高い競走馬)だけで争われるレベルの高いレースが繰り広げられるので、競馬ファンの多くが注目しているレースなのです。

重賞だけでも数多くのレースが開催されている

重賞レースは、中央競馬・地方競馬で幅広く行われているので、平成9年の頃には『東西で125レース』が行われていました。現在開催されている重賞レースは、JRA日本中央競馬会公式サイトと地方競馬全国協会公式サイトをチェックしてみましょう。

2018年 重賞レース一覧 JRA

重賞競走一覧|シリーズ・重賞競走|地方競馬全国協会公式WEBサイト

中央競馬クラシック三冠競走

次は、中央競馬で行われている重賞レースの『クラシック三冠競走』について確認していきましょう。数々の競走馬と雌雄を決し、三冠馬となった競走馬も紹介します。

皐月賞と東京優駿、菊花賞の3レース

クラシック三冠競走とは『皐月賞・東京優駿(日本ダービー)・菊花賞』の3つのレースのことです。

皐月賞は、中山競馬場・芝・2000mで行われ、クラシック三冠競走の第一関門と呼ばれているレースです。皐月賞の1〜5着に入った競走馬は、東京優駿への優先出走権が与えられます。

東京優駿は、東京競馬場・芝・2400mで行われ、もっと幸運に恵まれた馬が勝利すると言われているレースです。競馬の祭典とも言われているこの東京優駿での勝利は、『ホースマンにとっての最高の栄誉』とも呼ばれています。

菊花賞は、京都競馬場・芝・3000mで行われ、最も強い馬が勝つと言われている『高レベルの戦い』が見られるレースです。芝で行われる長距離レースは『スピード・スタミナ』を兼ね備えた競走馬のみが栄誉を手に入れることのできる最高峰のレースとして注目されています。

激戦が繰り広げられるクラシック三冠競走を全て制覇することで、初めて『三冠馬』と呼ばれる『名馬』と呼べるにふさわしい栄誉を手に入れることができるのです。

三冠馬にはどんな名馬がいるか

70年以上の長い歴史を持ったクラシック三冠競走の全てを制覇した『三冠馬』は、7頭のみです。

  • 1941年・・・セントライト
  • 1964年・・・シンザン
  • 1983年・・・ミスターシービー
  • 1984年・・・シンボリルドルフ
  • 1994年・・・ナリタブライアン
  • 2005年・・・ディープインパクト
  • 2011年・・・オルフェーヴル

中でも、2005年に三冠馬を達成したディープインパクトは『無敗の三冠馬』と呼ばれ、圧倒的成績を残しています。08年には、殿堂入りを果たしました。

11年には、有馬記念を8馬身という圧倒的リードで走りきった『オルフェーブル』が三冠馬として名を残しています。東日本大震災での被害を乗り越えて三冠馬を達成した記憶に新しい名馬です。

三冠を達成するのは、そう簡単ではありません。3レース全てで『実力を出し切って』勝利を得た競走馬だけが手に出来る『最高の栄光』なのです。

格付け方法

重賞レースの位置づけをより明確にするために導入されたのが『グレード制』と呼ばれる格付け方法です。各を表すGRADEの『G』を使うことで分けられている『格付け』方法をチェックしてみましょう。

G1からG3まで3つのランクに分けられる

グレード制では、『G1・G2・G3』の3つのランクに分けられています。『G1』が最も格が高く『重要なレース』が開催されているクラスです。この格付けは、各重賞レースの重要性を認識するために導入されました。

勝ち進んだ馬がG1に昇り詰める

G1レースは、数々のレースを乗り越えて勝ち進んだ競走馬だけが参加できるものです。どの競走馬も『新馬・未勝利』からスタートし、取得賞金の金額を増やして『クラス』を上げながらG1を目指していきます。

このクラス分けは、競走馬の実力を判断して『実力が均衡している競走馬同士』で争えるようにするためにも、重要な役割を持っているのです。

重賞レースのダートグレート競走とは

↑『ダートグレード競走』が公式でも正しい表記でした。ご確認をお願いします。

開催されている重賞レースの中には『ダートグレード競走』と呼ばれるレースがあります。ダートグレード競走はどのようなものなのかをチェックしていきましょう。

中央競馬と地方競馬の交流競走

ダートグレード競走は、中央競馬と地方競馬の交流と『ダート適正のある競走馬』の出走機会を増やすために作られたグレードのレースです。

中央競馬で行われているG1からG3のレースのように、ダートグレード競走でも1から3の数字で格付けが行われています。出走する競走馬の条件に合わせて、わかりやすくするために、『G』が国際競争、『Jpn』が日本調教場限定競走が使われているので覚えておきましょう。

Jpn1を目指してダートに強い馬が戦う

中央競馬のG1を目指すように、ダート適正の高い競走馬は『Jpn1』を目指していきます。地方競馬の中でも最も賞金が高く、実力を持った競走馬が集まっているJpn1レースでは、中央競馬にも負けない激戦が繰り広げられています。

ダート適正が高く、芝の適正が低くても『活躍の場』はしっかりと確保されています。芝のレースだけが競走馬の全てではないのです。

分析に役立つ重賞のみのデータを収録した本

高い格付けで、実力のある競走馬が戦いを繰り広げている『重賞のみ』に注目して『データ』を収録している本はたくさんあります。中でも人気の本を紹介するので、予想に役立ててみましょう。

重賞競走データBOOK

重賞競走データBOOKは、中央競馬のG1『24レース』とG2、G3の過去10年分のデータから分析・予想されるデータが掲載されています。地方競馬のダートグレード競走にも対応しているので、重賞を狙うときには『1度は見ておきたい』情報が満載です。

国内の重賞データのみではなく、海外の『ドバイワールドカップ』や『凱旋門賞』といった重賞のデータも掲載されているので見逃せません。

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中央競馬全重賞データバイブル

中央競馬全重賞データバイブルでは、『中央競馬で行われる重賞』に特化してデータが掲載されています。重賞レースに出走する競走馬の3代血統表も付いているので、血統予想にも便利な1冊です。

全430頁のボリュームで掲載された、中央競馬の重賞の予想に役立つ『データと分析』は『重賞の競馬バイブル』として多くの競馬ファンから人気を集めています。

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最高の盛り上がりを見せる重賞レース

数多くの競走馬との戦いを勝ち抜いてきた『実力をもった競走馬』が雌雄を決する『重賞レース』は、競馬を始めたら1度は見ておきたいレースです。

最高の盛り上がりを見せる重賞レースは、多くのドラマと名馬を生み出してきた歴史があります。全てを出し切って勝利する競走馬を予想しながら、その白熱の戦いを楽しみましょう。

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