日本人が知らない【テキーラ】の世界。奥深きテキーラの魅力を堪能する

2020.05.05

最近人気が高まってきている『テキーラ』ですが、日本人にとってはあまりなじみのないお酒。どんなものかもよくわからないという人が多いのではないのでしょうか?そんな方に向けて本記事では、世界中で愛され続けているテキーラの基本的な知識とその魅力をご紹介します。

テキーラの基礎知識を知ろう

まずはテキーラとはどのようなお酒で、どのような種類があるのかをご紹介していきます。

テキーラとは

テキーラはメキシコ・ハリスコ州が発祥の1700年代から作られているお酒で、アガベ(竜舌蘭、リュウゼツラン)という多肉植物の液を発酵させて作られる蒸溜酒です。

色合いは蒸溜当初は無色透明ですが、樽熟成が進むにつれて淡い金色から琥珀色へと変化していきます。アルコール度数は35~55%までの間と決められていますが、一般的には40%前後のものが多いです。

テキーラのアルコール度数は非常に高いと思われがちですが、40%というと、日本人にもなじみが深いウイスキーなどと同程度になります。

テキーラの種類

テキーラには、大きく分類すると『プレミアムテキーラ』と『ミクストテキーラ』の2種類があります。

プレミアムテキーラとは、原料としてアカベのみを使用しているテキーラのことを指します。一方のミクストテキーラは、アカベ以外の副原料を使用して作られます。

一般的に、プレミアムテキーラは雑味がなく、テキーラ本来の味わいを味わうことができるのが特徴。一方ミクストテキーラは、銘柄ごとに大きく異なる複雑な味わいやフレーバーを楽しむことができる特徴があります。

テロワールの違い

『テロワール』とは、産地の特徴を示したり、土地柄、畑の気候、土壌の個性を示す言葉です。ワインでよく使用される言葉ですが、テキーラにもテロワールが存在します。

地域によって気候や土地の土壌関係が全く異なるので、テロワールで分けて飲み比べると味の違いを感じられることでしょう。

たとえば、テキーラの2大産地といわれる「バジェス地方」と「ロスアルトス地方」を比べてみましょう。テキーラの産地として名高いメキシコ・ハリスコ州西側のバジェス地方で作られたテキーラは、「より辛口でシャープな、テキーラらしい味わい」と評されます。一方東側のロスアルトス地方のテキーラは、「甘めでスムーズな味わい」とされています。

この違いが生まれる理由は、その原料となるアガベが生育される『土壌』にあります。バジェス地方は標高が低く、土壌はあまり肥沃ではないため、アガベは固く繊維質が多いものになります。一方ロスアルトス地方は標高が高く、土壌も肥沃なため、アガベは糖分を多く含む濃厚な味わいになるのです。

こうした理由から、バジェス地方をはじめとする低地を『ローランド』、ロスアルトス地方をはじめとする高地を『ハイランド』と呼びわけることもあります。

テキーラの飲み方

テキーラの基礎知識をご紹介したところで、次はテキーラを堪能していただくために、テキーラの飲み方をご紹介します。

伝統的なテキーラの飲み方

メキシコ発祥のテキーラを伝統的な方法で飲みたい方は、メキシコならではの飲み方を試してみてください。用意するものは下記のとおりです。

  • テキーラ
  • 岩塩(もしくは普通の塩)
  • ライム(レモンでもOK)
  • ショットグラス(カバジートがおすすめ)

まずライムを1/8サイズにカットしていき、ショットグラスにテキーラをグラス7分目を目安に注ぎます。そして利き手とは反対の、人差し指の付け根あたりを軽くライムで濡らし塩をのせましょう。これで準備が完了です。

塩を舐め、一気にテキーラを飲み干したら、ライムをかじり、最後に再度塩を舐めましょう。これはテキーラの本場メキシコでも楽しまれている伝統的な飲み方です。

ただし、先述の通りテキーラのアルコール度数は約40%と高め。これをそのまま一気飲みするわけですから、お酒に弱い人はチャレンジしてはいけません。また、お酒に強い人であっても、無理な一気飲みを繰り返したり、他人に強要するのは危険なので絶対にやめましょう。

迫力があるショットガン

『ショットガン』は、テキーラと炭酸水でつくる、一種のカクテルです。テキーラが入ったショットグラスを机に叩きつけることから、この名前が付けられました。『ショットガン』以外にも『テキーラボンバー』という名前で呼ばれることもあります。

飲み方は、ショットグラスにテキーラと炭酸水(またはジンジャーエール)を1:1の割合で入れて、手でふたをするようにショットグラスを持ち、テーブルや膝にグラスを叩きつけます。すると炭酸が立ち上るので、その瞬間を見逃さずに一気に飲み干す、というものです。

こちらは炭酸水で薄めている分、先ほど紹介した飲み方よりは飲みやすいですが、それでもアルコール度数は20%前後とアルコールの中では高めです。こちらも何回も繰り返したりするのは避けた方がよいでしょう。

カクテルもいろいろ。おすすめはマルガリータ

テキーラベースの代表的なカクテルといえば『マルガリータ』です。ちなみに『マルガリータ』の名前は、このカクテルを創作したバーテンダーが、若くして亡くしてしまった恋人の名前を偲んでつけたと言われています。

  • テキーラ(30ml)
  • ホワイトキュラソー(15ml)
  • ライム(15ml)
  • 塩(適量)

上記の材料をシェイカーで混ぜ合わせれば完成です。グラスのふちに塩をまぶしたスノースタイルで飲むのが定番なので、これも忘れないように。こちらもカクテルとは言え、アルコール度数は20%程度とかなり高いので、飲み過ぎには注意してくださいね。

世界中で愛されているテキーラを堪能しよう

世界中の人々が愛してやまないテキーラ。アルコール度数の高いお酒なので注意は必要ですが、テキーラならではの飲み方やカクテルを試して、テキーラを味わってみてはいかがでしょうか。

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