麻雀初心者が知っておきたいルールやコツ。おすすめアプリと本も紹介

2018.12.11

麻雀は少々アウトロー的なイメージが以前はありました。しかし近年は、『健康麻雀』という考え方も加わって、そのイメージが見直され、人気を集めています。初心者なら押さえておきたいルールやコツ、アプリや参考になる本を紹介します。

麻雀に関する基礎知識

麻雀は基本的には4人で卓を囲み、手持ちの牌を使って上がり点数を競うゲームです。麻雀というゲームの、基礎から確認していきましょう。

運が大切?頭脳のスポーツ戦?麻雀とは何か

麻雀は頭脳ゲームと言われていますが、将棋や囲碁と決定的に違う要素があります。勝敗を左右する、『配牌(ハイパイ)』や『自摸(ツモ)』る牌が何になるかは、偶然に任せるしかないのです。

そこが麻雀は『運』が大切と言われる理由です。しかし、配牌をもとに他者への『放銃(ホウジュウ)』(後述)を避けて、どう役作りするかの巧拙も勝敗を左右します。

運の勝負か頭脳のスポーツかと言えば、どちらの要素も含まれ、だからこそ面白さがあると言っても差し支えないでしょう。ちなみに、現代麻雀はアナログ派とデジタル派の2つの潮流が存在します。

麻雀の歴史について

麻雀のルーツは、遠く千年をさかのぼること中国に端を発します。『マーチャオ』という紙の牌を使ったゲームが、やがて象牙の牌などを用いるようになりました。

近代麻雀のフォーマットが形作られたのは、中国が鎖国を解いた頃です。出入りする外国人にも麻雀が親しまれ、面白さゆえに他国に広がっていきました。

日本では過去2回の麻雀ブームがあります。昭和初期に文化人が紹介し、国内初の雀荘『南々倶楽部』を皮切りに、やがて1500店舗まで数えました。

戦争の影響で衰退しましたが、昭和40年代に阿佐田哲也の小説『麻雀放浪記』や専門誌『近代麻雀』が第2次ブームを生み、大衆文化として定着しました。近年になり新しい価値観の健康麻雀が誕生し、見直されています。

麻雀は3人で行う場合もある

3人で行なう、通称『三麻(サンマ)』というのもあります。ルールはかなり違って『萬子(マンズ/ワンズ)』の2~8の牌を抜きます。スピーディで手を読むのが難しく、あがりやすく放銃しやすい麻雀です。

『ドラ』が多いのも特徴です。勢い運に左右される部分が多く、実力差通りになりにくいと言えるでしょう。

麻雀の基本的なゲームの流れ

麻雀は他のゲームといろいろと違うので、戸惑うかも知れません。大枠の流れを知っておくと、感覚がつかみやすいので、基本的な流れを見ておきましょう。

最初に席と親、子を決める

最初に決めるのは『席』です。正式には少し面倒な決め方がありますが、たいていは略式の決め方を使うようです。略式にも2通りあり、ここでは簡単な方を紹介します。

まず各人適当に座ります。誰かが『東(トン)』『南(ナン)』『西(シャー)』『北(ペー)』の4牌を取り出し、裏向けてかき混ぜて自分の前に並べます。

他の3人は、それぞれ好きな牌をそこから引きます。残った牌が混ぜた人の分です。

牌を表返して『東』を引いた人はそのままで、そこに『起家(チーチャ)マーク』を置きます。そこを起点に左回りで『南』『西』『北』を引いた人がそれぞれ座り、席は確定します。

次に『東』の人が『仮親』を決めるサイコロを振り、決まった『仮親』がサイコロで『親』を決めます。そこに『起家マーク』を移動して『親』となり、その他の3人は『子』になります。

親が移っていっても『起家マーク』はそのまま移動しません。

洗牌をしたあと1段17枚の牌山を2段作成

席も親も決まったら、牌を全て裏向けにし、『洗牌(シーパイ)』をします。裏返した牌を手でかき混ぜるのです。牌を覚えておいて不正をするのを防ぐためです。

ある程度洗牌が済んだら、各人が手前で17枚を並べ、揃えて前に出します。さらにもう1段同じだけ並べて、先の1段の近くに持っていき、両手ではさんで、ひょいと上に乗せます。

全員がこれをやると、136枚の牌がすべて牌山に収まるのです。

親がサイコロを使用し、配牌を行う

そして親がサイコロを振って、その目により手牌を持ってくる最初の場所を決めます。サイコロの出目の数だけ牌山の右側が残されて、上下2段を2列で4枚ずつ親から順番に取るのです。

3回りすると各人の前に12枚の牌が配られます。最後に親は山の続きの上段端から2枚目と4枚目を取って(チョンチョンと呼ばれます)後の3人は1枚ずつ取り、配牌が完了です。この時点で親が14枚、子が13枚になります。

親と子がそれぞれツモと打牌を繰り返す

配牌後は各人が『理牌(リーパイ)』と呼ばれる、牌を並べ替えて整理する作業をします。理牌の仕方は自由です。並べ替え方で手の傾向を読まれるという理由で、しない人もいます。

親が最初の捨て牌を、目の前の牌山の向こうの空いたスペース、『河(ホー)』に捨てます。これがこれが『打牌(ダハイ)』です。

左回りで次の人が、山の続きから1枚取ってきます。これが『自摸(ツモ)』です。そして、不要牌を河に打牌します。このワンセットが基本の作業です。

自摸と打牌を順番に繰り返し、ときには鳴いたり(後述)しながら、各人が『役』を作ります。

自分の打牌で誰かがあがることを『放銃(ホウジュウ/ファンチュン)』と呼びます。自摸であがるとそれ自体が役です。誰かが上がるとその局は終わります。

そして『点棒』のやりとりで毎回清算します。放銃した人の1人払いか、自摸あがりの場合の他の3人で均等分払いです。

初心者が知っておきたい麻雀のルール

初心者にとってはルールが多く、複雑かもしれません。あらかじめ知っておきたいポイントのルールを確認しましょう。

あがるためには4面子1雀頭と役が必要

麻雀であがるための条件を解説しておきます。まず形としては『面子(メンツ)』(数字が連続した3枚か同じ種類の3枚)が4セットと、1つの『雀頭(ジャントウ)』(同じ種類が2枚)の組み合わせになっていないといけません。

そして最低1つ以上の『役』が必要です。『ピンフ』や『タンヤオ』『リーチ』などの最低限の1翻(ファン)役から最高峰の役満までさまざまな役があります。

まずは有名な役、リーチと役牌を覚えよう

シンプルでわかりやすい有名な役は『立直(リーチ)』と『役牌』でのアガりです。まずこの2つから覚えましょう。

リーチはそれ自体が役です。条件は『門前(メンゼン)』(鳴いていないこと)で、『聴牌(テンパイ)』(後述)したときに、捨て牌を横向きに置き1000点棒を場に出してリーチ宣言することです。

宣言のあとは手を変えることはできません。

役牌とは白(ハク)・発(ハツ)・中(チュン)あるいは場の風(東場なら東)や自分の風(西家なら西)のことです。それを『刻子(コーツ)』(同じものを3枚揃える)で持っていてアガると1翻役になります。刻子は、鳴いていても門前でもOKです。

他者の捨て牌で面子を作る。鳴きの種類と違い

自摸以外に『チー』『ポン』といって、『鳴く』ことで他者の捨て牌を自手に入れることもできます。

『チー』は同種牌で数字が3つ並ぶ『順子(シュンツ)』を構成するのに足らないものが上家から出たら、『チー』と言ってからそれを取り込めます。

『上家(カミチャ)』は自分よりひとつ前の順番の席のことです。チーは上家からしかできません。ちなみに自分の次席は下家、下家と上家の間、つまり自分の向かい側の席は『対面(トイメン)』と呼びます。

『ポン』は刻子を完成させる牌が場に出た時、『ポン』と言って取り込めます。ポンは上家・下家・対面のいずれからでもできます。

ちなみに刻子が4つできると、門前でも鳴いていても2翻役の『対々和(トイトイホー)』、通称トイトイになります。

残り1牌でアガりになる。テンパイについて

テンパってる、などと一般の用語にもなっているテンパイについて確認しましょう。一言でいうとあと1牌でアガりになる状態を指します。リーチはテンパイしていないと掛けられません。

テンパイしてリーチを掛けない場合は、できるだけテンパイを悟られずに、アガり牌が出るのを待ちます。アガり牌が河に出たときには、「ロン」と言いながら自牌を倒して公開するのです。

初心者が麻雀をするときのコツ

麻雀は奥深いとも言われますが、初心者にとってゲームを楽しむための基本的なコツは、さほど難しくはありません。それを知ることで、戦略的にゲームに向き合えて、より楽しくなるでしょう。

筋と壁を利用し、待ちの形で捨て牌を判断

『筋』と『壁』は対戦相手の『待ち』、つまりどのようなあがり牌を待っているかを予測するための考え方です。

数牌においての待ち方が、基本で6通りあります。萬子を例にとって、『二萬』『三萬』を持っている場合は『一萬』『四萬』の『両面(リャンメン)待ち』になります。

『三萬』『四萬』を持っているなら『二萬』『五萬』、同様に『四萬』『五萬』の手持ちで『三萬』『六萬』。これをすべての数字で考えると、1-4・2-5・3-6・4-7・5-8・6-9というように6通りになります。

相手が『五萬』を捨てていたとすると、萬子の2-5や5-8はあり得ません。両面待ちに限れば、二萬と八萬は安全牌と考えられます。

ただし、『単騎待ち』(雀頭を完成をさせるための1種類のみの待ち)や『シャンポン待ち』(『対子(同じ牌が2枚)』が2つあって、どちらが出ても刻子と、もう一方が雀頭になってあがれる待ち)であれば例外で、当たる危険性はもちろんあります。

『壁』とは例えばある数牌が場で、見えているのと手持ちを足して4枚ある場合に使える考え方です。

たとえば「六萬」が場に3枚、手持ちで1枚あるとすれば、六萬が含まれて成り立つ「四-七萬待ち」や「五-八萬待ち」という待ち方はあり得ません。

鳴きにこだわりすぎない

初心者の内はポンやチーは面白く感じるうえに、手が進みますから、鳴きがちになります。しかし本当は、初心者こそ鳴くのを抑えて回すほうが良いのです。その理由を分かりやすく説明しましょう。

まず、鳴いてしまうとその順子あるいは刻子は確定してしまいます。これは、手牌の広がる可能性を狭くしているということ。鳴かなければ、最初は気付かなかったで大きい役に、展開できるかもしれないのです。

また攻める面だけではありません。誰かがテンパイした気配やリーチが掛かったときに、安全牌を選ぶ範囲が鳴きによって狭くなっています。放銃する危険性が増えるということです。これらの理由で、極力鳴かない役作りを目指す方が良いとされます。

押すだけでなく守備を徹底することも大切

麻雀は押すばかり、あがりを狙うばかりではなかなか勝てません。守備、つまり放銃を避けることも大切です。商売でいう売上げと経費の関係に似ています。いくら売上げても(あがっても)それ以上に放銃したら(経費がかかったら)結局マイナスです。

押すか守るかの自分のモノサシを確立しましょう。「今は何場の何局めなのか」「自分のテンパイまでどれぐらいかかるのか」「他者と自分の点数の開き具合はどうなのか」「自分が狙っている手は高いのか安いのか」、などです。

モノサシを総合的に判断したうえで、押すときはとことん押す、引くときはきっぱりと引いて次に向かうという行き方のほうが、中途半端にならなくて良いでしょう。

初心者が雀荘や麻雀教室を選ぶ際のポイント

初心者にとっては雀荘は未だ未知の領域です。不安もあるでしょう。安心して雀荘で遊ぶための、見極めのポイントや、早く習得したい人のための麻雀教室の選び方を紹介します。

公式HPを確認しノーレートの雀荘を選ぶ

雀荘には二つのシステムがあります。『セット』か『フリー』です。セットは知り合い4人でマージャン卓を借りるというスタンスです。『フリー』は居合わせた他人を相手に打って、ゲームが終わったら順位によって違うゲーム代を店に支払います。

フリーの店でレートが決まっています。ここでは『ノーレート』つまり賭けナシの『健康麻雀』をおすすめします。禁煙・禁酒・賭けも禁止という健全な麻雀で、『老化防止』『脳細胞活性化』も視野に入れ、純粋にゲームを楽しむ考え方です。

健康麻雀の店かどうかは店の公式ホームページで確認しましょう。

公式HPが充実している大手の教室がおすすめ

健康麻雀の普及で麻雀教室もたくさん生まれています。初心者にとっては麻雀教室で習ってみるのも、麻雀を短期間で習得するための1つの選択肢と言えましょう。

どうやって教室を選べばよいのでしょうか?近くであれば連絡して、見学ができるかもしれません。見学歓迎の教室も多いので、そういう教室なら実際に行ってみて、ちょっと雰囲気を見せてもらうことも可能です。

あるいは教室の公式ホームページを見れば、その充実度が伝わります。大手の麻雀教室で、しっかりとしたホームページを持っている教室は安心できるので、おすすめできます。

初心者向けのおすすめ麻雀本

初心者にとって麻雀のルールや点数計算などの決まり事は、少々複雑に思えることでしょう。そういう人におすすめできる麻雀の分かりやすい入門書をいくつか紹介しておきます。

これが東大式 はじめてでもよくわかる 麻雀入門

著者である東大卒のプロ雀士・井出洋介が、初心者向けに著した入門書です。テーマが、初心者はともかくあがることを目指そうということで一貫しています。あがりやすくするテクニックや考え方を教える、東大卒らしく合理的な内容です。

リーチ・ピンフ・タンヤオなどの優しい役を題材にしながらも、手の作り方や点数計算も重要視したり、初心者がおちいりやすいシャンポン待ちや単騎待ちを離れてアガりやすい待ちへ持っていく方法など、ベテランがニヤッとするような部分もあります。

役の相性表、得点早見表などもあり、覚えるというより見て理解しやすい入門書です。

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麻雀を初めてやる人の本 入門書の決定版

理論派麻雀にこだわる小説家および劇画原作者の関根次郎が著した、非常に丁寧な入門書です。ルールや符の数え方など、一見複雑にも思える麻雀の基本がきちっと説明されています。

精神論的な部分も含めて、初心者が麻雀の概念をつかむのには最適です。

役についても、それが変化するれべるまで図解されています。戦術的なアドバイスもあり、初心者でもゲームを楽しめることを目指して書かれているのでおすすめです。

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酒もタバコも賭けもナシ、時代の趨勢が生んだクリーンな健康麻雀の入門書があります。麻雀が老化防止や脳細胞活性化に効果があると、シニア世代で静かなブームになっている健康麻雀を紹介しています。

運の要素があるゆえに、碁将棋より社交の場に適しているとのコンセプトが背景にあります。ルールも詳しく解説されていて、シニアの麻雀デビューを後押しする良書です。

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初心者向けの人気麻雀アプリ

麻雀のアプリはたくさんあります。しかし、そこそこ打てる人用やオンライン対戦に特化したものも多く、ちょっと初心者には向いていないものもあります。これから麻雀を始めようという人にとって、味方になりそうなアプリを紹介します。

気軽に麻雀ゲームが楽しめる。どこでも麻雀

このアプリは、空いた時間にもオフラインで使えるので、通信費を気にせず楽しめます。分かりやすい操作性や、役の一覧表も付いています。本格的な四人打ち麻雀になっていて、それでも課金ありません。

プレイの制限もありませんし、完全に無料です。初心者はもちろんですが、ベテランも含めて、麻雀を気軽に楽しもうというすべての人におすすめです。

麻雀の練習ができる。NET麻雀MJモバイル

麻雀アプリでもオンライン対戦しかできないものや、ルールが分かっている前提のものが多いのも現状の中で、初心者が麻雀のルールや点数計算をイチから学べるアプリがあります。

スマホやタブレットで、マージャンを学びたいという人に最適です。ルールがあやふやな人でも、プレイしを楽しみながらルールが身につくスグレモノと言えるでしょう。

初心者はまずゲームの流れやルールを学ぼう

本稿では麻雀の歴史と現代の麻雀観、基本的なゲームの進め方やルールを解説し、戦略的なコツにも触れました。初心者にとっては、すぐには飲み込めない部分もあるtとは思いますが、実際にゲームをする中で、楽しみながら身につくものです。

なので、初心者はまず、ゲームの流れやルールを学んで、積極的に実践してみましょう。麻雀の流れに身を投じることで分かる、楽しさや奥深さがきっとあるはずです。

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