ドラマ主題歌を聞いてみよう。あの名曲から今期夏ドラマ主題歌まで

2018.12.10

誰もが心に残っているテレビドラマの名シーンがあるはずです。そして、その記憶を思い出させてくれるのが『主題歌』ではないでしょうか?甘く、ほろ苦く、時には心を鼓舞してくれた代表的なドラマとその主題歌を紹介します。

主題歌はドラマの顔と言っても過言ではない

『主題歌』は、テレビドラマにとって欠かせない存在です。多くの人は、ドラマのワンシーンを見ると主題歌を思い出し、逆に主題歌を聞くとドラマのワンシーンを思い出してしまいます。まさしく主題歌はドラマの『顔』なのです。

曲や歌詞が内容にリンクする素晴しさ

人気ドラマは、決まって主題歌とセットでたくさんの人々の記憶に刻まれています。なぜなら、ドラマの内容と主題歌がリンクしているからです。

登場人物に、セルフで言わせるのではなく、シーンの中で曲が流れることで、その登場人物の心情を代弁して表現している場合もあります。

曲によって、登場人物の喜びや悲しみと言った感情が増幅されていき、だからこそ、曲が見事にはまると、多くの感動を生み出すのです。

ドラマの世界観に寄り添う存在

主題歌が大ヒットを生み出した作品の多くは、ドラマプロデューサーがアーティストに主題歌をオファーするに当たり、ドラマの脚本を持参することで内容に沿った曲を依頼しています。

そのため、脚本と曲の内容がぴったりと合っていて、ドラマの世界観に寄り添う存在となるのです。結果、テレビドラマの主題歌から大ヒット曲がたくさん生まれるという相乗効果を生み出しています。

ドラマの主演が歌手として歌うことも

主演俳優が主題歌を歌って大ヒットしたものもあります。2010年以降で代表的なものは、『マルモのおきて』『逃げるは恥だが役に立つ』『ラブソング』『カルテット』などがあげられます。

今でも耳に残る懐かしのドラマ主題

ドラマの主題歌は、なんとなく耳に入ってくるだけなのに、ちゃんと耳に残っています。誰しも耳から離れないドラマ主題歌があるはずです。ここでは日本を代表するドラマ主題歌を紹介します。

LA・LA・LA LOVE SONG

1996年に木村拓哉と山口智子が主演し、社会現象まで巻き起こしたテレビドラマ『ロングバケーション』の主題歌で、ブラックミュージックのパイオニアとして名高い久保田利伸の楽曲です。

デビュー10周年に、イギリス人モデルとして活躍するナオミ・キャンベルとデュエットした曲で、ドラマの高視聴率もあり、ミリオンセラーを記録しています。

ドラマは、竹野内豊や松たかこ、稲森いずみ、広末涼子、りょうといった競演陣の豪華さもあって、最終回には最高視聴率36.7%を記録しています。

ラブ・ストーリーは突然に

91年に鈴木保奈美と織田裕二が主演し、最高視聴率32.3%を記録した大ヒットテレビドラマ『東京ラブストーリー』の主題歌で、元オフコースの小田和正のソロシングル6枚目の楽曲になります。

フジテレビのプロデューサー大多亮から依頼を受けて作った曲で、この曲のヒットをうけて、小田はソロアーティストとして『ヒットメーカー』『ビッグアーティスト』の仲間入りをし、数々のテレビドラマ主題歌やCMソングを手がけるようになります。

CAN YOU CELEBRATE?

97年に和久井映見、反町隆史、武田鉄矢が主演し、最高視聴率28.3%を記録したテレビドラマ『バージンロード』の主題歌です。安室奈美恵が主題歌を歌っています。

この物語において「CAN YOU CELEBRATE?」は、まさにピッタリの主題歌だったといえます。曲が流れるオープニングでは、結婚式が行われている教会で安室が歌うシーンが盛り込まれ、これも話題を呼びました。

平成の歌姫のセールスナンバーワン曲

平成の歌姫と呼ばれる安室奈美恵は、18年9月16日に引退し、日本中に衝撃を与えています。

彼女のヘアメイクやファッションをまねする『アムラー』と呼ばれる女性が急増し、社会現象まで引き起こしました。

彼女のヒット曲を調べてみると、シングル売り上げのダントツ1位がバージンロードの主題歌『CAN YOU CELEBRATE?』なのです。テレビドラマと主題歌がマッチングした代表的な作品です。

2000~2009年の人気ドラマ主題歌

2000~09年はテレビドラマは視聴率30%越えは当たり前で、作品によっては40%台を記録したドラマもありました。ここではそんな多くのテレビドラマの中から主題歌とテレビドラマがマッチングしてヒット作品となった3作品について紹介します。

Can You Keep A Secret?

人気テレビドラマシリーズ『HERO』のエンディングテーマで流れていた、宇多田ヒカルの7枚目のシングルです。

木村拓哉主演で01年にドラマが放映され、06年に単発ドラマが、翌07年には劇行版が製作されています。さらに14年には続編が連続ドラマとして放映され、15年には劇場版第2作が制作されています。

宇多田ヒカルの『Can You Keep A Secret?』は、累計で170万枚を超える驚異的な売り上げを記録しています。宇多田はドラマ『HERO』の主題歌に決まったと聞いてから、サビを書き直したというエピソードもあります。

キセキ

08年に放映されたテレビドラマで、森田まさのりの野球漫画を原作としたドラマが『ROOKIES』です。新人教師と学園の不良生徒たちの野球にかける青春を描いたアツいドラマとしてヒットしました。

その主題歌として流れていたのがGReeeeNの『キセキ』です。GReeeeNの7枚目シングルであり、初のドラマ主題歌です。真っ直ぐな愛情表現に満ちあふれたラブソングが話題を呼びました。

HANABI

テレビドラマ『コードブルー』は08年に連続ドラマとしてスタートし、翌年にはスペシャルドラマ、10年には2nd SEASONが放映され、17年にはThe THIRD SEASONとして復活している人気ドラマです。さらに劇行版も公開されています。

Mr.Childrenの『HANABI』は、08年のテレビドラマ用に書き下ろされた楽曲ですが、これまでの全ドラマシリーズと劇行版でも主題歌として起用され続けています。

『HANABI』は33枚目のシングルですが、テレビドラマや劇場作品の公開のたびにオリコンランキング上位を獲得しています。

2010~2016年の人気ドラマ主題歌

10年代に入ると、それまでのテレビドラマの内容に従って楽曲を書き下ろすという手法が減って行き、ありものの曲をドラマとタイアップさせるいう手法が主流になりました。

しかし、相乗効果ならぬ相打ち状態になっています。ただ、ドラマの主題歌が内容とリンクするという原点を大事に作られている作品もたくさんあります。ここではそんな作品を紹介します。

16年に放映されたテレビドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の主題歌です。主演は新垣結衣と星野源、その星野源が主題歌を歌っている事からも大ヒット作品となりました。

番組のエンディングで踊られる『恋ダンス』は主題歌の『恋』に合わせて出演者が踊るもので、チャーミングな新垣の魅力と相まって社会現象にもなりました。

やさしくなりたい

11年に放映され視聴率40%台をたたき出した伝説的テレビドラマ『家政婦のミタ』の主題歌です。

松嶋菜々子主演のホームドラマで、松嶋扮する『ミタさん』が派遣先の家庭で何でもやるがミステリアスな家政婦として活躍するドラマです。

主題歌の『やさしくなりたい』は斉藤和義39枚目のシングルで、ドラマの視聴率の上昇と歩を合わせるように、オリコンやレコチョクで順位を上げ、10年にリリースした『ずっと好きだった』に続く異例のロングヒットとなりました。

マル・マル・モリ・モリ!

11年に放映されたテレビドラマ『マルモのおきて』の主題歌です。主演の芦田愛菜と鈴木福のドラマでの役名ユニット『薫と友樹、たまにムック』が歌っています。

振付が『マルモリダンス』『マルモダンス』『マルモリ体操』などと呼ばれ、2人のかわいらしい踊りが話題を呼びました。レコチョクでも配信3日間で週間ランキング1位を達成しています。

2017~2018年のドラマ主題歌

17年の入ると、テレビ主題歌もその制作方法に原点回帰の動きがあり、ドラマのための書き下ろし作品が多くなって来ました。そんな作品の代表的なものを紹介します。

カルテットの主題歌 おとなの掟

17年に放映されたテレビドラマ『カルテット』の主題歌で、松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平という個性豊かな4人の俳優が主役のドラマです。

微妙な会話劇と、先の読めない展開が話題を呼び、視聴率以上の価値があると絶賛されたラブミステリーです。

『おとなの掟』はドラマ限定ユニット『Doughnuts Hole』の楽曲としてリリースされ、椎名林檎が作詞作曲を担当しています。楽曲は1週間のダウンロード数が10万を超え、配信としては17年最大級のヒット曲となりました。

AAAが歌う Tomorrow

18年放映のテレビドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』の主題歌で、人気ダンス&ボーカルグループAAAが楽曲を書き下ろした事でも話題になりました。主演は吉岡里帆が演じています。

AAAにとって約3年ぶりとなるバラードで、支えを失った喪失感を抱きながらも大切な人がくれた愛や言葉を胸に明日へ強く踏み出していこうとするメッセージが込められています。

今後のドラマ主題歌もお楽しみに

90年代から今年の夏までの、代表的なテレビドラマとその主題歌の密接な関係性、相乗効果ついて紹介してきました。きっと誰しもが心の残っている名シーンがあったはずです。

これからも数多くのヒットドラマと主題歌が生まれて来ることでしょう。人生に刻まれるようなドラマ主題歌の誕生に期待したいものです。

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