競馬の複勝オッズはなぜ幅があるのか。オッズの仕組みと分析方法

2018.12.08

複勝オッズを見てみると、ある程度の幅が記載されており『確定した数字』は明記されていません。複勝オッズの幅を知るためにも、オッズの仕組みについて紹介します。何故オッズの幅があるのか、オッズを使った有効な分析までチェックしておきましょう。

複勝のオッズの見方

複勝馬券を購入するときに知っておきたい『オッズ』は、複勝だけではなくその他の馬券を購入するときにも確認しておきたい非常に重要な要素のひとつです。設定されたオッズからはいろいろな情報が読み取れるので早速確認していきましょう。

オッズは概算配当率のことで傾向が読める

『オッズ』とは、馬券が的中した場合に使われる『大体の配当率』のことです。大体という言い方をする理由は、そのレースでの馬券の売上状況や人気によって『レース直前まで』変動してしまうものだからです。

通常、このオッズの倍率は人気の競走馬ほど低くなり、人気が低い競走馬のオッズは高めになります。

複勝馬券を購入するときにもこのオッズを確認していきますが、ここで注意したいのが『複勝オッズはレース確定まで幅がある』という点です。次の項目で確認していきましょう。

複勝オッズはレース確定まで幅がある

複勝式では、3着以内に入る競走馬の1頭を的中させる馬券なので『3頭分の的中馬券』が存在しています。この3頭の的中馬券の組み合わせによって、オッズが決定される方法が使われています。

レースが確定するまではこの『3頭の組み合わせ』がわからないので、1.0〜2.0などの幅のあるオッズの表示しかできないのです。あくまで目安ですが、3着以内に入る競走馬が人気の馬であればオッズが低く設定されます。

人気が低い馬が3着以内に絡んでくると、オッズが高く設定されるので払戻金が増えるのです。レース確定までは幅があるので、どこまで予想できるのか『腕』の見せ所ともいえます。

競馬場のモニターやネットで確認できる

複勝オッズは競馬場に設置されているモニターやJRA公式ホームページなどで確認できます。競馬場であれば、ゴール付近に設置されているターフモニターが『確定』を点滅させたときに最終的な払戻金が表示されるのです。

レースの最後の最後まで、オッズが分からないので『どこまで配当金が伸びるのかわからない』というのも複勝の楽しみといえます。

複勝オッズの決まり方

複勝オッズの決まり方は、他の馬券とは違ってレースの確定まで幅があることをお伝えしました。複勝に入る競走馬の組み合わせでもオッズは変わるという点にも触れましたが、一体どのように決められているのかを詳しくチェックしてみましょう。

複勝に入る馬の組み合わせや票数で変わる

複勝に入る競走馬の組み合わせや、実際に投票された票数で『複勝オッズが変動』しています。レース確定までは組み合わせがわからないので、計算が複雑になるのです。

事前に表示されているオッズはあくまで目安の表示なので、自分が選んで購入した競走馬とどの競走馬が組み合わさると『オッズがどのくらいになるのか』を計算しても目安にしかならないのです。

オッズの目安を自分で計算するのは非常に難しいので、ある程度の予想で馬券を購入して『レースが確定する』まで待つしかないといえます。

競馬法で定められている払い戻しの計算式

競馬法施行規則によって、的中馬券の払戻金が計算されています。実際に使われている計算式は以下の通りです。

(W+D/P)×R+A/P 「+A/P」は、WIN5において、キャリーオーバーがある場合 W 当該勝馬に対する勝馬投票券の総券面金額 D 出走した馬であって勝馬以外のものに対する勝馬投票券の総券面金額 P 勝馬の数 R JRAが投票法ごとに定めた率(勝馬投票法ごとの払戻率をご参照ください。) A WIN5においてキャリーオーバーがある場合の金額

出典:勝馬投票法ごとの払戻率 JRA

Rに当てはまる、勝馬投票法(馬券)ごとの払戻率というのは、それぞれの馬券の種類に割り振られている70〜80%の払戻率のことです。複勝式で計算する場合には払戻率は『80%』。この払戻率は最も高く、単勝式も複勝式と同率で設定されています。

しかし、この複雑計算式でも配当金がいくら出るのか、おおよその計算しかできません。配当金には『馬券が購入された総額』が大きく関わってくるためです。

レースが確定して表示される金額が出るまでは、いくらの払戻金になるのかわからないのです。

複勝オッズを使って買い方を工夫しよう

表示されている複勝オッズは目安にしかなりませんが、このオッズを有効的に活用し買い方を工夫していきましょう。賢い投票が、複勝で回収率を上げるポイントになるのです。

他の馬券と的中率を比較して賢く投票する

『オッズの歪み』という言葉が、複勝馬券を購入するときには重要なポイントを表しています。オッズは、必ずしも競走馬の実力に比例して決まっているものではありません。あくまで『その競走馬の人気の度合いと馬券の投票率』で決められています。

つまり、オッズの歪みとは、一般的に知られている情報(この馬は芝に強くダートに弱いなどの基礎情報)や馬券の種類によって上位に食い込めるのに人気がなくオッズが低い馬券のこと。

このオッズの歪みをチェックして、回収率が高くなる馬券を狙うのも、複勝の買い方のひとつです。

単勝オッズとの差から軸馬を見つける

出走する競走馬をオッズ順に並び替えて、オッズの部分をよく見てみましょう。単勝オッズと複勝オッズには『大きな差』が生まれているとします。この大きな差が『オッズの断層』と呼ばれる部分です。

オッズの断層を見つけたら、そこから複勝馬券の的中に関わってきそうな競走馬を見つけていきます。次に、単勝オッズと複勝オッズの順位をそれぞれ確認して、『順位変動』をチェックしたら『期待できそうな競走馬を軸馬』に選びましょう。

このときに期待できそうな競走馬とは、単勝オッズに比べて複勝オッズの順位が上がっている競走馬のことです。この順位変動から、理論的に期待値が高い競走馬として、軸馬にぴったりという考え方は『昔から使われている方法』です。

複勝は、その高い的中率からいかに『工夫した買い方』で『回収率』を上げるかというのが最大のポイントなのです。

オッズは配当確認だけじゃない重要データ

オッズは配当の確認として使われていることもありますが、複勝馬券やその他の馬券で競走馬を選ぶときにも重要なデータとして使えます。多くのデータから予想して楽しむ競馬では、オッズも多くの情報を引き出すポイントです。

普段から配当確認だけに使ってきたという人は、オッズもデータのひとつとして活用してみましょう。

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