パチンコ換金率の計算の仕方。損をせずに楽しく遊ぶためのポイント

2018.12.09

パチンコ用語に『換金率』という言葉があります。聞いたことがない人もいるかも知れませんが、パチンコで損をしないで楽しく遊ぶために押さえておくポイントなのです。興味を持つ人が理解して遊技機に臨めるよう、換金率について解説していきます。

パチンコの換金率とは

パチンコは賭博ではなく、あくまで遊技なのです。しかし、ワンクッションおいて換金ができるので、それも人気の理由のひとつなのでしょう。では『換金率』とはいかなるものでしょうか。具体的に確認していきましょう。

換金率の意味、等価と非等価とは

パチンコの換金率とは、ひとことで言えば出玉を換金するときに1玉いくらで換金できるかということです。パチンコ玉は基本的に1000円で250玉の貸し出しをしています。つまり1玉4円です。

遊技を終えたときに最初と同じ250玉だったとしましょう。それを特殊景品に替えて景品交換所で換金した時に1000円になる場合は、借りる時と同じく1玉4円の計算です。これが『等価交換』です。

交換金額が800円だと、換金のギャップで損をします。これが『非等価交換』です。等価交換がプレイヤーにとって、もっとも有利だといわれます。換金率が低くなるにつれ不利になります。

換金率はホール毎に違い通常は非公開

この換金率は地域やホールによって違います。1玉3.2円から3.8円ぐらいの幅があるようです。等価交換のホールは『等価店』、非等価交換のホールはひっくるめて『非等価店』と呼ばれます。

ホールの換金率は基本的には非公開です。なぜ非公開なのでしょうか。理由はパチンコ業界特有の換金手法である『三店方式』にあります。

パチンコは賭博ではなくあくまで『遊技』と位置付けられているため、競馬や競輪のようにその場で勝ち分を現金に引き換えてもらうことはできません。そこで下図のような『三店方式』が編み出されました。

(A)パチンコホール  ←景品 現金→ (B)景品問屋
特殊景品↓↑出玉 現金↓↑景品
遊技客  ←現金 景品→ (C)景品交換所

※上図の景品は『特殊景品』と呼ばれる金の地金のチップが入ったアクリルケースなどで、たいてい大中小の三種類が用意されています。

この図を理解するには、遊技客と、(A)パチンコホール・(B)景品問屋・(C)景品所『3店』に切り分けて考えていることがポイントです。パチンコホールとしては『遊技客が特殊景品を現金に交換するのは店外で行うためパチンコホールとは無関係』という立場を貫いています。

この方式によって、法的には賭博ではないとされているのです。場所や換金率、もっと言えば『換金』という言葉も含めて、ホール側は一切何も言えないのです。

パチンコ換金率の計算と確認の仕方

それではその換金率の計算方法とはどのようなものでしょう。また確認する方法はあるのでしょうか。それぞれを見ていきましょう。

換金率計算の仕方

換金率の計算法を解説します。換金率とは1つのパチンコ玉がいくらに換金されるかということです。計算式は以下の通りです。

換金額÷出玉数=換金率(1玉あたりの換金額)

例を挙げてみます。500玉を換金して2000円になったとしましょう。

2000円÷500玉=4円

1玉4円の交換は貸玉と同じレートなので等価交換になり、そのホールは等価店になります。ではその額が1600円だとしましょう。

1600円÷500玉=3.2円

3.2円交換なのでそのホールは非等価店ということになります。

自分が通う店の換金率を確認する方法

自分が通うお気に入りのホールの換金率は知っておいた方がよいでしょう。しかし、前述のように、店側は基本的に教えてくれないというスタンスです。それでも確認できる方法を紹介しておきます。

ストレートなやり方として自らの出玉と換金額から逆算することもできます。ジェットカウンター から出されたレシートに記載されている玉数を覚えておき、換金できた額を玉数で割ると、1玉あたりの換金額が出ます。

ただしカウント時点で交換最低額(ホールによって違いますが500円程度)未満の玉数は記載されません。お菓子やジュースなどで調節されますので、少しのズレはありますが、だいたいの率は想定できるでしょう。

店員さんに聞くときのポイント

矛盾するようですが店員さんに聞く方法もあります。ただし工夫が必要です。店員さんに大景品は玉いくつで交換ですか?などと聞けば、たいていは教えてくれます。出玉を換金する流れと切り離した質問をするのです。

特殊景品はおおむね大中小の3種類で、金額は地域によって違いますが、東京都内を例にとると大5,500円、中1,500円、小1,000円です。あとは教えてもらった玉数で推定額を割れば換金率が分かります。

他の人に聞いたりネットで調べる

他には常連客に聞いてみることです。気のよさそうな人に尋ねてみましょう。機嫌が悪くない限り、多くの場合快く教えてくれるでしょう。またホールによってはネット上のいくつかのサイトで、調べることもできます。

換金率の違いで遊び方も工夫が必要

この換金率の違いは遊び方に影響を及ぼします。双方の特徴を知ることが、損をするリスクを減らして楽しく遊ぶために必要なのです。

等価店と非等価店の特徴と相違点

等価店の場合は基本的に交換による損はしません。出玉が悪ければリターンが少ない、多ければリターンも多いというシンプルなシステムです。一方、非等価店は遊技を始める時点ですでに損をしています。

借りた玉をそのまま換金すると等価店は借りた額と同額になり、非等価店は少なくなります。最初からハンディを背負って始まるのです。しかし、等価店が必ずしも良いというわけではありません。

等価店側は貸し出しと同数の出玉であれば利益はありません。経費の分だけ赤字になります。つまり、利益を上げるためには、出玉が貸玉を上回らないように調整しなければならないのです。このことを『釘が辛い』と表現します。

一方、非等価店は貸玉と同数の換金での差額が利益となる基本構造なので、さほど出玉を絞らなくてもいいのです。むしろ、出玉も体験できて楽しめる方がリピートにつながると考えるでしょう。

等価店では貯玉は控えるのが得策

等価店は少なくとも出玉と貸玉の換金の差がない分、勝ったら勝っただけ、負けたら負けた分だけお金は増減します。つまり、玉をホールに預ける『貯玉』をするメリットはありません。

むしろ、貯玉をする方がリスクが発生します。なぜならホールの換金率は完全に固定されているわけではないからです。等価店が予告もなく非等価店のスタンスになっていることがありえるのです。

そうなると、預けていた玉を換金したときの価値が目減りします。そういう事態を避けるために、等価店ではその都度精算をしましょう。

非等価店は現金より貯玉で遊ぼう

一方、非等価店に通う場合、毎回精算すればその都度交換による損をすることなります。逆に考えれば精算しない限り交換損が確定しないのです。

継続的に通うのであれば、精算せずに貯玉をしておけばよいのです。損を確定させずにプレイが続行できるのですから。

貯玉を利用して、釘が辛めではなくストレスを溜めずに遊技が楽しめる非等価店のメリットを享受しましょう。

全国の換金率状況

前述の通り換金率は地域やホールによってさまざまです。都道府県単位で等価か非等価かの大きい方向性があるようです。等価県の中に非等価店も存在し、非等価県の中に等価店も存在します。詳しく見ていきましょう。

全国的に非等価の流れに

傾向としては大都市の方向性が、周辺の地方都市に波及するような動きがあるようです。その上で、全国的に非等価への大きいうねりが感じられます。

等価は神奈川県などごくわずかな地域に

2018年序盤の状態では等価県は神奈川県・千葉県・埼玉県・石川県・山梨県・岐阜県など十数県で、全国の1/3を下回っています。

埼玉は非等価移行が白紙に

千葉県が2017年12月に非等価に変わる予定だったのですが、突然取りやめになるということがありました。似たことが2018年に埼玉県でも起こったのです。2月から非等価に変更の予定が白紙状態になりました。

パチンコ換金率に関する豆知識

パチンコホールで遊技を終えた時に、出玉と交換される特殊景品と換金率の関係などの豆知識を紹介しましょう。

特殊景品交換枚数表記の見方と換金率の推測

パチンコホールによっては、レジに特殊景品が何玉で交換できるのかが分かる『特殊景品交換枚数表記』が掲げられている場合があります。基本的に大景品、中景品、小景品のそれぞれに交換玉数が表記されているのです。

特殊景品はおおむね大中小の3種類で、金額は地域によって違いますが、東京都内を例にとると大5500円、中,500円、小1000円です。交換枚数表記で大景品の交換玉数が仮に1375玉としましょう。

5500÷1375=4

1玉4円は貸し出しと同じなので等価交換になります。では大景品の交換玉数が1450玉だとどうでしょう。

5500÷1450=3.79

1玉3.79円の非等価交換になります。このように計算すれば大体予想がつくでしょう。

換金率の変更とパチンコ店の将来

パチンコが大衆娯楽と呼ばれていた頃は、換金率は6割ぐらいでした。店は客が玉を借りた時点で4割も粗利がありました。店は釘を緩めて玉を気前よく出しても成り立ち、客も楽しめて双方にメリットがありました。

ところがCR機(プリペイドカードに対応した機械)の普及やパチスロ4号機の大人気によって、射幸心をあおるものに変化していきました。遊技を楽しむより勝ち負けにこだわる流れです。

プレイヤーの大勝ちしたい欲求と店側の売り上げ追求が絡みあって、パチンコ業界が等価の方向に向かっていきました。その結果、勝ちにくいけど勝ったら大きい、5人の内1人が大勝、4人が負けのホールが標準となりました。

ところが、カジノ法制の成立に伴いギャンブル依存症対策の推進が進み、射幸性が抑制される流れになりました。今後は大負けしにくい遊技機が導入される見通しです。この背景の中で非等価への大きな流れは強まったのです。

換金率を理解しもっとパチンコを楽しもう

いろいろな事情が絡む換金率ではありますが、ともあれ個人としてパチンコを楽しむには等価と非等価のメリットとデメリットをしっかり把握しましょう。

そのうえで、貯玉をするとかしないとかの見極めをしたり戦略を考えたりしながら、損をしないパチンコを悠々と楽しみましょう。

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