アルコールの分解速度はどれくらい?自分の分解時間を計算してみよう

2020.02.12

自分のアルコールの分解速度を知っていますか?次の日は朝から運転しなくてはいけないというときはお酒の飲み方にも気をつけなくてはいけませんよね。この記事では、アルコールが分解される仕組みや自分の分解時間の計算方法などをご紹介していきます。

アルコールが分解される仕組み

アルコールは体内に入るとどうなるのでしょうか?まずは仕組みを知っておきましょう。

私たちの体には肝臓に分解酵素がある

お酒に入っているアルコールの正式名称はエチルアルコール。このエチルアルコールですが、20%は胃で吸収され、残りの80%は小腸で吸収されるといわれています。吸収されたあとは血液から全身を流れ、肝臓にもたどりつきます。肝臓には分解酵素があり、アルコールの約90%がここで処理されます。

まずアルコール脱水素酵素であるADHにより、エチルアルコールはアセトアルデヒドに変換されます。アセトアルデヒドは毒性が強いといわれており、これを害のない酢酸に変化させる酵素がアセトアルデヒド脱水素酵素であるALDHです。無害になった酢酸は血液で運ばれ、水と二酸化炭素に分解されます。その後、尿などとして排出されるのです。

アセトアルデヒド脱水素酵素であるALDHの働きが高い人は、アセトアルデヒドが溜まりにくいのでお酒に強い体質といえます。逆にALDHの働きが低い人はお酒に弱く、中にはALDHがほとんど働かない人も日本人には7%ほどいるのだとか。ちなみにALDHの働きが高くても代謝によってお酒が抜ける速度は変わります。この代謝が早い人はまさに「お酒に強い人」といえるでしょう。

お酒の種類によって分解時間が変わる

お酒の種類によっても当然分解時間が変わってきます。個人差はありますが、一般的な目安でいうと、ビール1杯(500ml)は約3時間、焼酎1杯(30ml)は約1時間となっています。日本酒は一合(180ml)でも5時間前後といわれています。当然のことですが、アルコール度数が高く、かつ飲酒量が多いほど分解に時間がかかることがわかりますね。お酒を飲んで車などを運転することはもちろん厳禁ですが、翌日に運転を控えている人なども、前日の大量飲酒は控えましょう。

自分のアルコールの分解時間の計算方法

あくまでも目安になりますが、自分が1時間に分解できるアルコール量を算出できる簡易的な計算式がありますのでご紹介します。

アルコール分解量の計算式

人間のアルコール分解量の目安は、以下の式で簡易的に求めることができます。

体重(kg)×0.1=1時間に分解できるアルコール量(g)

つまり体重が50kgであれば5g、60kgであれば6gです。とても簡単ですよね。

あとは飲みたいお酒のアルコール量を計算すれば、お酒の量も決められます。お酒のアルコール量は、一般的に以下の計算式で求められます。

お酒の量(ml)×アルコール度数(%)×0.8=アルコール量(g)

この0.8という数字は、アルコールの比重です。つまりアルコール度数が5%のビールを1杯(500ml)飲んだときは、「お酒の量500ml×アルコール度数5%×0.8=20g」というわけですね。もしも50kgの人がこの量のお酒を飲んだときは、分解しきるまでおおよそ4時間かかることがわかります。

ただしこれは、あくまで目安。アルコールの分解速度には個人差がありますし、その日の体調によっても左右されます。自動車を運転する予定などがあるときには、この計算式だけではなく自分の体調と相談しながら、十分に余裕をもって休息をとることが必要です。

アルコールの分解を早める方法はある?

楽しくてついつい飲みすぎてしまった…なんていう日もありますよね。そんなときアルコールの分解を少しでも早める方法を見ていきましょう。

食べる前なら断然ウコン

空腹にアルコールはダメージが大きいため、食事とともにお酒を楽しむのが大前提。そのうえで、食前に対策するならやっぱりウコンがおすすめです。ウコンに含まれるクルクミンというポリフェノールは、肝臓の働きを高める効果が期待されることから、飲酒前の対策としては定番となっています。今日は飲みすぎてしまうかもと思ったら、二日酔いを防ぐためにもウコンを試してみましょう。

豆腐や野菜もおすすめ

お酒を飲むときは、肝臓の働きを助けてくれるといわれているたんぱく質やビタミンが豊富な料理を食べましょう。豆腐にはたんぱく質が、野菜にはビタミンが豊富ですし、カロリーがかさんでしまいがちなお酒の席でも低カロリー・低糖質で安心して食べることができます。他にも、肝臓の代謝機能を高めるといわれるオルニチンが多く含まれるしじみもおすすめです。

すぐできるのは水をたっぷり飲むこと

たくさんお酒を飲んでしまったというときすぐにできる対策は、たくさん水を飲みましょう。血液内のアルコール濃度を低くすることで肝臓の負担を軽減し、アルコール分解を早めることができます。また、アルコールの分解には大量の水が必要となることから、これを促進する意味でも水分補給は欠かせません。特にお酒を飲むとトイレも近くなり、水分不足になりやすいので、水を飲むことは大切です。

アルコールの分解速度を知ってお酒を楽しもう

アルコールの分解速度に関する簡易的な計算式をご紹介しましたが、これはあくまで目安。アルコールの分解速度には個人差があり、飲酒量や体質によっては、ぐっすり寝た後でも体内にアルコールが残っていることがあります。自分の分解できる目安時間を知ったうえで、それを過信せず、自分の体調と相談しながら無理せずお酒を楽しみましょう。

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