甘くまろやかな香りが広がる『バルヴェニー』。スコッチ通も唸らせるその魅力とは?

2020.02.12

バルヴェニーはスコットランドで生まれた、ウイスキー好きもうならせるシングルモルトです。まろやかの味わいのバルヴェニーは初心者にもおすすめ。この記事では、バルヴェニーの種類や飲み方など、魅力をたっぷりとご紹介していきます。

バルヴェニーはどんなウイスキー?

バルヴェニーはスコットランドのスペイサイドで生まれたシングルモルトのウイスキーです。バルヴェニーという名前はダフタウンにある古城から名づけられ、ゲール語で「山の麓の集落」という意味になります。

バルヴェニーは、「世界一売れているシングルモルト」といわれる銘柄『グレンフィディック』の姉妹銘柄でもあります。バルヴェニーの蒸溜所は、グレンフィディック蒸溜所の第2蒸溜所として1892年に建てられ、今では年間500万リットルも生産しているといわれています。原酒には自社で栽培した大麦も使用されるなど、蒸溜のみならず原料にもこだわりぬいています。

バルヴェニーの特徴は、なんといっても柔らかでふくらみのある甘い香りと、香り高く口当たりなめらかな麦の味わい。スコッチ通も唸らせる完成度の高い数々の銘柄を取り揃えていますが、ウイスキー初心者でも飲みやすい味わいといえるでしょう。

【関連記事】世界一売れているシングルモルト『グレンフィディック』の歴史に迫る。

バルヴェニーのラインナップをチェック

現在日本で通年販売されているバルヴェニーは3種類あります。どのような特徴があるのが見ていきましょう。

初めてならコレ『バルヴェニー12年 ダブルウッド』

『バルヴェニー12年ダブルウッド』は、最も熟成年の若いバルヴェニーのスタンダード銘柄。「ダブルウッド」という名前の通り、バーボン樽で熟成したあとに、シェリー樽に詰めかえてもう一度熟成させたウイスキーです。

バーボン樽特有のバニラのような香りとシェリー樽のフルーティな風味が合わさった甘やかな香りが特徴的で、アルコール度数が40度とは思えないほどまろやかで飲みやすく、濃厚なコクも感じられます。ウイスキー初心者や、ロックで飲むのが好きな人にはぜひおすすめしたいバルヴェニーです。

ちなみに12年には『トリプルカスク』という、2種類のバーボン樽と1種類のシェリー樽で熟成させたバルヴェニーもあります。はちみつのような甘さがクセになる魅力的な一本ですが、こちらは日本の正規ルートでの販売はなく、飲みたい場合は現地で購入するか並行輸入品などを探す必要があります。

トロピカルな風味『バルヴェニー14年 カリビアンカスク』

『バルヴェニー14年 カリビアンカスク』は、バーボン樽での熟成ののち、ラム酒の樽に詰めかえ熟成させたウイスキー。「カリビアン」はラム酒の主産地であるカリブ海のことを指しています。

カリビアンラムの樽によって熟成された、トロピカルフルーツのような華やかな香りとまろやかなコクをもち、温かみのある余韻が長く続きます。飲みやすいながらも複雑な味わいは、飲む人を楽しませてやまないウイスキーです。

スパイシーを求めるなら『バルヴェニー17年 ダブルウッド』

『バルヴェニー17年 ダブルウッド』は、『バルヴェニー12年 ダブルウッド』をさらに長期熟成させたバージョン。はちみつやアーモンドとも形容される甘く香ばしい香りで、12年のような甘さとなめらかさの中に、長期熟成からくるスパイシーで厚みのある重厚な味わいが特徴です。

ストレートやロックで飲むのもいいですが、お湯割りにして飲むのもおすすめ。芳醇な香りが広がり、少し大人なバルヴェニーの味わいを堪能することができます。

バルヴェニーは15年や21年などもある?

日本の正規のルートで販売され流通しているバルヴェニーは3種類ですが、本場スコットランドで販売されている銘柄は他にもたくさんの種類があります。

たとえば『バルヴェニー15年 シェリーカスク』は、一つのシェリー樽のみで15年間じっくりと熟成された一本。フルーティな柑橘系の甘味と麦のうま味のバランスがよく、完成度の高いウイスキーです。

また、『バルヴェニー21年 ポートウッド』は、シェリー樽に加えてポートワイン樽で熟成された上質なウイスキー。21年はバルヴェニーの中でも最長クラスの熟成期間を誇ります。ポートワイン樽での長期熟成によって濃厚な甘さが際立ち、バルヴェニーのもつ芳醇な味わいを存分に発揮している一本です。

これらの銘柄は、現地に赴いたときのお土産としてもちょうどいいですし、並行輸入品として通販サイトなどで取り扱われていることもあります。気になる方はぜひチェックしてみてください。

バルヴェニーのおすすめの飲み方は?

バルヴェニーのおすすめの飲み方はストレートかロックです。ハイボールなどにすると爽やかになる分味わいが薄くなってしまい、バルヴェニー本来の甘みやなめらかな飲み口を感じづらくなります。

ストレートやロックで飲みにくいと感じるときは、水割りがおすすめ。一気に水を入れるのではなく、少しずつ水を加えて、風味が変わるのを楽しみながら飲みましょう。

ハマる人続出。バルヴェニーを味わおう

バルヴェニーは初心者でも驚くほど飲みやすいウイスキーです。熟成年数が長いものは、少々高額になりますが、アルコール度数も高く少しずつ楽しむお酒のため、コストパフォーマンスは高いといえます。ウイスキーにチャレンジするならバルヴェニーから始めてみましょう。スコッチ通からも愛飲されるシングルモルトを味わうことで、ウイスキーの真髄を垣間見ることができるかもしれません。

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