ウイスキー好きなら『アベラワー』。フルーティーな味で至福の時を

2020.02.07

ウイスキーを飲んでみたら飲みづらくて、それ以来敬遠しているなんていう人もいるのではないでしょうか。そんな方におすすめしたいのが、フルーティーで口当たりがよく、非常にバランスの取れたシングルモルト『アベラワー』です。この記事では、ウイスキーの銘柄『アベラワー』についてご紹介していきます。

アベラワーとは?どんなウイスキー?

『アベラワー』は、スコッチに属するシングルモルトウイスキーの銘柄です。スコットランドのスペイサイド地方で1826年に誕生しました。アベラワーはゲール語で「ラワー川の落ち合い」という意味。世界中で人気のウイスキーの一つであり、全世界のスコッチのシングルモルトウイスキーの売上ランキングでトップ10に名を連ねているほど人気の銘柄です。

アベラワーの特徴は、なんといってもそのブランデーのようなフルーティーで口当たりの良い味わい。熟成の技術に優れており、シェリー樽とバーボン樽の2種類を使って熟成されるその味わいは華やかな果実味が感じられます。

もちろん熟成技術だけでなく原料にも徹底的にこだわっており、使用される麦芽はすべてスコットランド産のみ。仕込み水は、はるか昔は井戸水を使用していたのですが、現在はベンリネス山の泉の水が使われています。

アベラワーの種類が知りたい

アベラワーブランドには、現在4種類の銘柄があります。それぞれの種類と、どのような特徴があるのか見ていきましょう。

アベラワー12年 ダブルカスクマチュアード

「ダブルカスクマチュアード」とは、直訳で「2つのカスク(樽)による熟成」という意味。その名の通り、シェリー樽とバーボン樽で熟成されたウイスキーをヴァッティングした(混ぜ合わせた)シリーズです。

中でも最も熟成年の若い『アベラワー12年ダブルカスクマチュアード』は、アベラワー特有のラムレーズンのような風味とりんごを思わせる甘みの中に、ジンジャーのようなスパイシーさが感じられるバランスの取れた仕上がり。甘く温かい余韻が残るウイスキーです。

アベラワー16年 ダブルカスクマチュアード

『アベラワー16年 ダブルカスクマチュアード』は、シェリー樽熟成の原酒の配合比率が高く、やや赤みがかった強い色合いをしています。12年とくらべると長期熟成の分クリーミーな印象で、アプリコットやバニラのようなフローラルな香りが広がります。アベラワーらしいラムレーズンやチョコレートのような甘さは健在ですが、カスタードのような濃厚さとフルーティーな酸味を感じられます。

アベラワー18年 ダブルカスクマチュアード

『アベラワー18年 ダブルカスクマチュアード』は、シリーズの中でも最長熟成の一本です。16年よりもさらにクリーミーな印象が増し、重みの感じられる味わい。完熟した桃のような甘さと、ビターオレンジを感じさせる柑橘系の複雑ながらリッチな香りが特徴。軽やかなフルーティさと重厚なコクが両立した、魅力的なウイスキーです。

アベラワー アブーナ

「アブーナ」はゲール語で起源という意味。その名が表す通り、『アベラワー アブーナ』は19世紀の創業当時と同じ製法で作られたナチュラルなウイスキーです。厳選されたスパニッシュオークのオロロソ・シェリー樽を使用して熟成し、カスクストレングス(無加水)・ノンチルフィルタード(無冷却ろ過)など、当時のままの製法を再現しています。

カスクストレングスのウイスキーは、蒸溜・熟成後に加水によるアルコール調整をしないため、バッチ(ロット)ごとに度数が変わります。また、通常であれば行われる冷却ろ過の工程を経ないことで、わずかに含まれる不純物をあえてそのまま残しており、これもバッチごとの味わいにわずかな変化をもたらします。それぞれのボトルにはバッチナンバーが付与されているので、バッチごとで飲み比べてみるのも面白いかもしれません。

味わいの方は、オレンジやブラックチェリーを彷彿とさせるリッチな甘みと、エキゾチックなスパイシーさの余韻が残るバランスの取れた味わい。深みのあるオロロソ・シェリーの香りにくわえ、ノンチルフィルターによるややオイリーな後味も楽しめます。

アベラワーの10年は終売?

現在は「ダブルカスクマチュアード」シリーズがスタンダード銘柄となっているため終売となってしまいましたが、かつてアベラワーには無印の『アベラワー 10年』もありました。カラメルやバニラの甘味と柑橘系のさわやかな酸味のバランスがよく、スモーキーさのあまりないさらっとした飲みやすい味わい。10年のファンも多かったので、また販売してくれることを期待したいですね。

アベラワーのおすすめの飲み方は?

そんなアベラワーのおすすめの飲み方をご紹介します。

まずはストレート

アベラワーのおすすめの飲み方はずばりストレート!アベラワーらしいなめらかな口当たりをダイレクトに感じられます。クセが少なく、バランスの良い仕上がりはストレートでも飲みにくさを感じません。

香りが広がるトワイスアップ

ストレートは苦手という方は、ウイスキーと水を1:1で割るトワイスアップもおすすめ。トワイスアップはプロのブレンダーがテイスティングするときの手法として使われることもあり、ウイスキーの持つ香りを広げてくれる飲み方です。アベラワーの甘く華やかな香りがふわっと広がり、その奥にある複雑で繊細な味わいを引き立たせてくれます。

飲みやすいアベラワーでウイスキーデビュー

フルーティなウイスキーといえばアベラワーといっても過言ではありません。飲みやすくバランスの取れたアベラワーは、ウイスキー入門にもうってつけ。すっきりと飲みやすく、それでいて複雑な味わいをあわせ持つシングルモルトスコッチを、ぜひその舌で体験してみてください。

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