エールとラガーの違い、ちゃんと説明できる?ビールの基本を学ぼう

2020.01.30

ビールには大きくわけるとエールとラガーと呼ばれていますが、この違いは発酵方法にあります。またこの発酵方法により、ビールの味も変わってきます。この記事でエールとラガーの違いを理解して、ビール通を目指しましょう。

ビールには3種類の発酵方法がある

ビールを作るには、麦芽とホップ、酵母、水が必要です。この4つは外せません。この原料を発酵し、熟成させビールが完成するのですが、発酵方法は1つではないのです。エールとラガーの違いに関係する発酵方法を、まずは学んでおきましょう。

昔ながらの上面発酵

上面発酵とは、発酵が進むと酵母が上に浮き上がってくることからその呼び名がついています。やや高温の15~25℃で発酵するといわれており、発酵期間は3~4日で熟成するまで2週間といわれています。

熟成期間が長め?下面発酵

上面発酵とは逆に、発酵が進むにつれて酵母が沈んでいくことをいいます。発酵温度は0~15℃程度といわれています。発酵期間は7~10日、熟成するまでは1カ月かかるので、上面発酵とくらべるとビールができるまでに時間がかかります。

野生の酵母を使う自然発酵

自然にある野生の酵母を使ってビールが作られる自然発酵。通常ビールには純粋培養菌と呼ばれる人工的に培養した決められたものが使われていますが、自然のものを使うことによって個性的な香りや酸味を出すことができるのです。自然発酵のビールは、数少ないですが日本にもあり、ベルギーで人気のビールです。

エールは上面発酵、ラガーは下面発酵

エールとラガーの違いはずばり発酵方法なのです。エールは上面発酵、ラガーは下面発酵で作られています。エールビールの方が先に生まれ、ラガービールは中世期に作られ始めました。エールビールは、細かくわけるとペールエールやレッドエール、ダークエールなどがあります。一方、ラガービールはピルスナーやヘレス、メルツェン、シュバルツ、デュンケルなどがあります。

日本で一番多いのはラガービールのピルスナー。日本のビールの定番銘柄はほとんどがこれに属するといわれ、これぞビールといった黄金色をしています。ピルスナーはチェコで生まれ、日本だけではなく世界でもピルスナーは7割を占めるといわれていますから、まさにビールの代表といっても過言ではありません。なぜ先に誕生したエールビールよりもラガービールであるピルスナーが広まったのかというと、低温で発酵してくれるので、雑菌が繁殖することが少なく、ビールを大量生産することに向いていたからといわれています。

エールとラガーの味の違いは?

エールビールはフルーティーな華やかな香りで、味もコクがあり濃厚で飲みごたえがあります。イギリスやベルギーではエールビールの方が好まれています。一方、ラガービールは雑味のなくクリアで、心地よい苦味と辛口ですっきりと飲むことができます。

先ほどご紹介した一番人気のラガービール、ピルスナーはビールのカクテルを作るときもおすすめで、ビールとジンジャエールを混ぜた『シャンディガフ』や、プレーンヨーグルトをビールに混ぜたおしゃれカクテル『ハイジ』もおいしいですよ。

さまざまな種類のビールを楽しもう

ビールといってもさまざまな種類があることがわかりましたね。エールとラガーの味の特徴を理解すると、新しいビールにチャレンジするときの参考にもなります。ビールの種類がわかると、一般的にコンビニやスーパーで売られているビール以外にも、クラフトビール(地ビール)なども楽しむことができます。いつも何気なく飲んでいるビールですが、学ぶと奥が深いものです。ビール好きならまずはエールとラガーの違いを覚えておいてください。

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