アルコール度数96%!世界一危険な酒『スピリタス』の正しい飲み方

2020.01.26

アルコール度数がとても高いことで知られるお酒、スピリタス。あまりにも強いので扱いを間違えると危険もありますが、その刺激的な味わいを活かした美味しい飲み方も数多く知られてきました。そんなスピリタスの、おすすめの飲み方や注意点をご紹介します。

スピリタスとは?

インパクトのある特徴で、お酒好きの間ではとても高い知名度を誇るスピリタス。ですが、その詳細はよく知らない…という方も多いのではないでしょうか。まずは、スピリタスがどんなお酒なのか知っていきましょう。

「世界一強い」と言われるウォッカの一種

スピリタスは、ポーランドで生まれたウォッカの一種です。特筆すべきはなんといってもそのアルコール度数で、およそ96%という強さを持ちます。

ビールのアルコール度数が5%ほど、ワインや日本酒が15%ほど、一般的に強いお酒とされるテキーラやウイスキーでも40%ほど、ということを考えると、スピリタスのアルコール度数がいかに高いか分かりますね。

さらに言えば、アルコール消毒薬でもその度数は80%ほどで、スピリタスはそれよりも強いことになります。そのため、ポーランドではスピリタスを消毒に利用することもあるそうです。

アルコール度数が高すぎて火気厳禁

アルコール度数96%となると、もはや純粋なアルコールとほとんど同じです。そのため、スピリタスを扱う際は火気厳禁とされており、消防法上も正式に「危険物」の分類になっています。

「スピリタスを飲みながらタバコを吸おうとしたら引火して大火傷」という事例があることからも、その危険性が分かりますね。

スピリタスの美味しい飲み方

扱い方を間違えると危険もあるスピリタスですが、その強烈なアルコール度数を活かした美味しい飲み方やアレンジレシピも多く知られています。その中でも特に人気のものを見ていきましょう。

スピリタスに果実を漬け込んで果実酒に

スピリタスの美味しい飲み方として本国ポーランドでも人気なのが、「果物を漬け込んで果実酒にする」というものです。

アルコール度数が非常に高いスピリタスは短期間の漬け込みでもしっかりと果実の味が出る上に、お酒としてはさっぱりと雑味のない味わいのため、果実の甘さを引き出してくれるという魅力があります。

特にレモンを漬け込んだ果実酒「リモンチェッロ」は、ヨーロッパを中心に広く人気を集めてきました。完成した果実酒は炭酸水などで割って飲むのが一般的で、甘さの中にも強烈な味わいのあるお酒として楽しめます。

カクテルのベースに

分類的にはウォッカであるスピリタスは、カクテルのベースとしても活用されてきました。

ウォッカベースのカクテルの多くはスピリタスを使うことでも作ることができ、そのままでは味わいにくいスピリタスのすっきりとした甘みも体感できます。

ただし、スピリタスの元々アルコール度数が非常に高いため、カクテルを作る際は通常のウォッカベースより割合を減らすなど、酔いすぎないための注意が必要です。

炭酸水と合わせてショットで

スピリタスの本来の味をなるべくそのまま楽しみたいときには、ショットグラスに炭酸水と1:1の割合でスピリタスを注いでぐっと飲むスタイルがおすすめです。

炭酸水と混ぜることで、アルコールの強さとしては現実的に飲める範囲内まで薄まるので、雑味のない甘い味わいも感じることができるでしょう。

ですが、炭酸水で割ったとしてもアルコール度数は50%近くなります。アルコール度数が高いことに変わりはないため、飲む量やペースには十分な注意が必要です。

スピリタスをストレートで飲むのは危険

世界一アルコール度数の高いスピリタスですが、「そのままストレートで飲んだらどうなるの?」と想像する方も多いのではないでしょうか。

スピリタスは、そのあまりのアルコール度数の高さから、そのまま飲んでも味を感じられることはほとんどないと言われています。口の中から食道、胃までもが焼けるような熱さと痛みに襲われ、苦しい思いをして終わることがほとんどです。

無理に飲むと体調を悪くするどころか、アルコールが得意でない人にとっては文字通り命の危険さえあります。スピリタスを直接ストレートで飲むのは絶対におすすめできませんので、注意しましょう。

正しい飲み方でスピリタスを味わおう

あまりにもアルコール度数が高いため、危険で恐ろしいお酒として見られることも多いスピリタス。ですが、うまくアレンジして正しい飲み方で味わえば、強い刺激とすっきりした飲み心地を楽しめます。

スピリタスの美味しい飲み方を知って、無理なく楽しく味わってみましょう。

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