レモンとジンジャーの爽快感!カクテル『ジン・バック』名前の由来とレシピまとめ

2020.06.03

「ジントニックは何かとよく注文するけど、ジン・バックを飲んだことはないかも」という人は意外と多いのではないでしょうか。そこで、名前はよく見かけるのに実は中身を知られていないカクテル「ジン・バック」について、その由来や意味、作り方をご紹介します。

ジン・バックは爽やかでスパイシーな味わいが魅力

 

バーやレストランなどのドリンクメニューでよく見かけるジン・バックは、スピリッツ(蒸留酒)のジンにレモンまたはライムの果汁をプラスして、ジンジャーエールを注いだロングカクテルです。

柑橘系の果汁が持つさっぱりとした酸味に、ジンジャーエールのスパイシーな生姜の風味とほのかな甘味、そしてベースとなるジンの独特な香りとドライな苦味が程よく融け合った、スッキリとした爽快感のある飲み口が特長となっています。

なお、ロンドンの18クリフォードストリートにある、創立100年を迎えた老舗バー「バックスクラブ」が発祥とされていることから、「ロンドンバック」の愛称でも親しまれています。

ジン・バックの度数の強さは雄鹿のキック並み?

ところで、ジン・バックのバックのスペルは英語で「buck」。皆さんおなじみの、「後ろ」を意味する「Back」ではありません。

buckには「雄鹿」という意味があり、そのため「雄鹿のキック力並みに強い度数と飲み口のカクテルだから、ジンバックと名付けられた」との説もありますが、真偽のほどは分かりません。

通常のレシピで作るジン・バックのアルコール度数は15%前後。雄鹿に蹴られる程の強さとは言えないように思えます。ただし同じ炭酸系の中では、ビール(4〜5%)やチューハイ(6〜7%)、スパークリングワイン(10〜12%)より度数は強めなので、調子に乗って飲み過ぎると後でガツンと来るかも知れません。

ちなみにカクテル用語としてのbuckは、スピリッツにレモン果汁とジンジャーエールを加えたスタイルを指すので、ベースのお酒をジンからブランデーに変えるとブランデーバック、ラムにするとラムバック、バーボンで作るとバーボンバックになります。

自宅でも簡単に。ジン・バックの作り方

それでは、一般的なレシピによるジン・バックの作り方をご紹介します。

[材料]※1人前

  • ドライジン:45ml
  • レモンジュース:20ml(ライムジュースでも可)
  • ジンジャーエール:適量
  • スライスしたレモンまたはライム

[作り方]

タンブラーに氷を入れ、ドライジン、レモンジュース、ジンジャーエールを注いで軽くステアし、スライスしたレモンを飾ればできあがり。

アレンジレシピ〜「ティー ジン・バック」

上記のレシピで作ったジン・バックに、よく冷やした濃い目の緑茶を適量注ぐと、まろやかで落ち着いた飲み口を持つ「ティー ジン・バック」の完成です。

緑茶は、茶葉から入れたものでもペットボトルの商品でもOK。緑茶に含まれているカテキンが、アルコールから胃腸を優しく守ってくれるという効用もあります。

ジンジャーエール次第で甘口にも辛口にも

ジンジャーエールには甘口のドライタイプ、辛口のゴールデンタイプの2系統があり、どちらを選ぶかによってジンバックの味わいも変わってきます。

ドライタイプは生姜の風味よりも炭酸や甘さが強く、どんな食べ物とも合わせやすいマイルドな味わいが特徴。日本では「カナダドライ」がよく知られています。

ゴールデンタイプは生姜のピリッとした辛さと刺激が強く感じられ、甘さは控え目です。日本では瓶入りの「ウィルキンソン辛口」がポピュラーです。

組合せの奥深さが味わえるジン・バックの世界

 

ジントニックほどポピュラーではない印象のジン・バックですが、銘柄毎に異なるジンの個性と、ジンジャーエールの甘・辛の組合せを考えると、相当な奥の深さを持つカクテルです。

特にドライなジンと辛口ジンジャーエールの組合せは、ヘビーなお酒好きでも満足のいく刺激的な飲み口なので、ぜひご賞味ください。

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