ワイン好きならグラスにもこだわる。ワインのポテンシャルを最大限引き出す選び方

2020.01.17

ワインはワインの産地や製法によって、美味しく感じるグラスの形が全く違います。それは形によって、口に含む量や温度が変わり、味わい方が大きく変化するから。初心者でもわかりやすいワイングラスの選び方を紹介します。

ワイングラスにいろいろな種類がある理由

ワインは、古代から製法されていたお酒のため、産地や製造法が多岐にわたり、まるでクイズのように「どこでどう作られたお酒か」が重要視されるお酒です。そのため、繊細に味を確かめるために、いろいろな形のワイングラスが作られてきました。熟成させたワインを味わい、香りを楽しむために、ベストの形を選びましょう。

口に入る量と速さが変わる

大切なのは、ワインが入るボウルと呼ばれるグラスの頭部分です。同じ飲み口でも、口径が広いものと小さいものでは、同じ一口でも口に入る量がかわります。またボウルの部分が、縦長の形と横広い形では、飲むときのグラスを傾ける角度が変わり、口に入るスピードが絶妙に変わります。

口に含む時間や味わうスピードが変れば、味わい方も香りの変化を楽しむ時間も変わります。

味わいと舌の関係

舌は、味を感じる場所が違うと言われています。もちろん、全体で味を感じることもできるのですが、味によって得意な場所があるのです。例えば、舌の奥側が苦味や渋み、先端では甘み、先端の両脇では塩味が感じやすい、という報告があります。これは、ワインを飲むときに応用できます。赤ワインの渋みを感じやすいのは舌の奥側、フルーティな甘みは、先端部分でよく感じるといいでしょう。

また、味は温度によっても変わります。一般的に低い温度ほどすっきりと、高めの温度ほど酸味が柔らかく甘みを感じます。注意したいのは、ワイン特有の苦味や渋み。低い温度すぎると感じすぎてしまいます。

一般的に赤ワインは12度〜20度、白ワインは6〜10度で飲むのがよいとされています。ワイングラスのボウルに入る量は、この適温で飲みきる量に合わせて設計されています。

色によって大きさを変える

グラスの形がワインの味を大きく左右することはわかりました。ではどのような形を選べばいいでしょう?わかりやすくまとめてみました。

赤ワインは大きめのグラスを

赤ワインには、ブルゴーニュタイプとボルドータイプとふたつの形があります。共通しているのは、一般的なワイングラスより大きめなこと。白ワインに比べ、温度が高めで楽しむため、じっくり飲める量が入る大きめのワイングラスになっています。

ボルドータイプは、お酒の入るボウル部分がチューリップのような形、ブルゴーニュタイプは、やや丸みのある形をしています。両方とも広い口をもち、ワインに空気をふくませ、香りの変化を楽しめる形になっています。

白ワインには小ぶりのタイプを

白ワインは、赤ワインに比べ冷えた状態で飲みたいもの。そのため、ボウル部分に入る量が少なくなるように、小さめのものを選びましょう。赤ワインよりグラスの種類は多いですが、一般的に、ボウル部分が卵型をしていて、飲み口は緩やかにすぼまっています。

初心者が選びたい形は?

可能なら、まずは、赤ワイン用・白ワイン用と種類別のタイプをそろえたいですが、自宅でワイングラスをたくさんそろえるのは難しいもの。最初にどのタイプがいいのか、選んでみました。

ワイングラスメーカーの万能型グラスを

一つだけ選ぶとすれば、やはりワイングラスメーカーの万能型のグラスを選びましょう。ワイングラスメーカーでは、ワインを楽しむためのリム(縁)の口当たりや、持ちやすい重量感のものが多く、扱いやすいものが多くあります。

万能型グラスは、縦長でしっかり口がすぼまったリースリングタイプと呼ばれるもの。ワイングラスにおいては、大は小をかねないので、大きめの赤ワイン用グラスではなく、テイスティングにも使われる万能型を選ぶようにしましょう。

機能性のある無色透明のものを

リースリングタイプのグラスは、デイリーユースの赤ワインも楽しめます。色味や渋みなどがわかるように無色透明のグラスをえらびましょう。

ちなみに、ワイングラスはステムと呼ばれる足の部分を持つのがおすすめ。ワインが入っているボウル部分を持つとワインの温度が変わりやすくなるため。ステムの部分が持ちやすいしっかりしたものを選びましょう。

ワインの味を左右するワイングラスの選び方

ワイングラスの種類は様々。間違ったワイングラスでワインを飲むと、渋みを感じすぎたり、酸っぱさや尖った味を感じたり。ワインを楽しむときは、グラス選びにも注意しましょう。

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