甘酒にアルコールはどれくらい含まれる?気を付けたい甘酒のアルコール量を確認

2020.01.09

自動車などを運転する方にとっては、たとえわずかでもアルコール分が入っている飲み物は避けたいところです。酒という文字が入っている甘酒は、運転前に飲んでも問題ないのか、判断に迷うでしょう。甘酒のアルコール量や、運転前の飲み方について解説します。

甘酒のアルコール量

甘酒という名前から、アルコール分が多い酒類を連想する方も多いのではないでしょうか。しかし甘酒のアルコール分は非常に少なく、まったく含まれないタイプもあります。

作り方によって多少変わるものの、市販の場合はすべてアルコール分1%未満です。このため甘酒は酒類ではなく『清涼飲料水』に分類されています。はじめに、甘酒の原料や作り方による、アルコール量の違いについて見ていきましょう。

米麹甘酒はノンアルコール飲料

甘酒には、米麹(こめこうじ)を原料とするものと、酒粕(さけかす)を原料とするものがあります。

『米麹』とは、蒸した米に麹菌を混ぜたものです。米に米麹を加えて発酵させると、甘酒になります。発酵の過程でアルコールを発生させる酵母を使わないので、米麹甘酒はアルコール分がまったく含まれない、ノンアルコール飲料です。

酒粕甘酒はアルコールを含む

米麹に酵母菌を加え、アルコール発酵させたものが『もろみ』です。これを搾ると日本酒の清酒になり、搾りかすは『酒粕』となります。

酒粕にはアルコール分が残っているため、酒粕で作る甘酒も『わずかにアルコールが含まれる』ことになるのが普通です。アルコールの濃度は、酒粕の状態や使用量、煮込み時間などによって、多少変わります。

森永や大関の甘酒は?

では、『森永』や『大関』といった大手のメーカーが販売している、市販の甘酒にはどの程度のアルコールが入っているのでしょうか?実はどちらの会社も、酒粕の甘酒と米麹の甘酒の両方を製造・販売しています。

スーパーなどでよく見かける、森永の缶入り甘酒や、大関の瓶入り甘酒は、原料に酒粕を使用しており、1%未満のアルコール分が含まれます。逆に商品名に『米麹』と明記されているものは、ノンアルコールです。

ただし、飲みやすくアレンジした商品や、新商品などは原料に何を使っているかわかりにくいので、購入時は必ずパッケージの表示を確かめるようにしましょう。

甘酒を飲んでからも運転できる?

甘酒の種類によって、アルコール量が異なることを確認しました。次に、甘酒を飲んだ後に運転してもよいか、ということについて解説していきます。

米麹甘酒は運転可能

米麹甘酒には『アルコールがまったく含まれない』ので、飲んだ後に運転しても何の問題もありません。また、小さな子供や妊婦の方も安心して飲めます。家族で旅行中に飲むときなどは、米麹の甘酒を選ぶと良いでしょう。

酒粕甘酒はアルコール量を事前チェック

酒粕甘酒の場合は、少し注意が必要です。市販のものは『アルコール1%未満』なので、一般的な体格の大人の男性であれば、1本くらい飲んでもすぐに体内でアルコールを分解できると考えられます。

しかし、家庭などで『酒粕を使って手作りした甘酒』は、市販のものよりアルコール分が多く含まれている可能性があるので、運転前には飲まないほうが良いでしょう。

また、お酒に弱い方や、体調がすぐれないときは、少しのアルコールでも酔ってしまうことがあります。そのような場合は、市販、手作りにかかわらず、酒粕の甘酒は避けるのが無難です。

アルコールを飛ばす方法もある

酒粕の甘酒をどうしても飲みたいというときは、アルコールを飛ばしてしまいましょう。『鍋に入れて沸騰』させ、5~6分も経てばアルコール分はほとんどなくなります。少量なら、電子レンジで数回加熱するだけでも大丈夫です。

もっと念を入れたいときは、日本酒を混ぜて沸騰させた甘酒に、直接火を付けましょう。するとアルコールだけが燃えて、きれいになくなります。

初詣の神社で運転手が甘酒を飲んでもよい?

市販のものや家で作るものは、原料がはっきりわかるので問題ありませんが、悩ましいのは初詣の神社などでふるまわれている甘酒です。

温かい甘酒を飲みたくても、原料がわからないので、運転手は気になって遠慮してしまうこともあるのではないでしょうか?車で初詣に行くときの、判断のポイントを見ていきましょう。

正月に甘酒を飲む理由

日本では昔から、正月には『お屠蘇(おとそ)』や甘酒を飲む習慣があります。お屠蘇は正月に飲むと、その年を無事に過ごせると考えられている、縁起の良いお酒です。

甘酒を飲む習慣は、米農家が神様に対して、前年の収穫を感謝すると同時に、『その年の豊作を祈る』ために作り、お供えしていたのが由来とされています。

原材料を確認するか香りと味で見分ける

神社で配られる甘酒は、原材料が酒粕なのか、米麹なのか、わからないことがほとんどです。聞けば教えてくれるかもしれませんが、混雑した境内で質問するのも気が引けます。

甘酒の原材料を見分けるポイントは、『香り』と『味』です。味は飲まないと分からないので、まずは香りで判断します。お酒の香りがする場合は、酒粕が使われているので飲まないほうが良いでしょう。

お酒の香りがしないときは、念のため少しだけ飲んで、味を確かめます。酒粕の甘酒は砂糖のしっかりした甘みを感じますが、米麹の甘酒はご飯のような優しい甘さです。

それでも判断が付かないようでしたら、縁起物なので少しだけいただいて、後は家族などに飲んでもらうと良いでしょう。

運転中の甘酒には注意が必要

甘酒のアルコール量は原料によって違うため、外出先では判断が難しいこともあります。運転する方は米麹の甘酒を選び、わからないときは飲むのを止めるなど、充分に注意しましょう。

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