「幻の焼酎」とは?入手困難なプレミア焼酎を芋や米など種類別に紹介

2020.01.07

数ある焼酎の中でも「生産量が少ない」または「限定品」など手に入れることが難しい希少な焼酎は「プレミア焼酎」と呼ばれ、そのうちのいくつかは「幻の焼酎」と呼ばれて高値で取引されている銘柄も。今回はそんな「幻の焼酎」についてご紹介していきます。

「幻の焼酎」とは?

「幻の焼酎」とは基本的に希少価値が高く手に入れるのが難しい焼酎のことで、主に味や質が高く、生産量が少ない「プレミア焼酎」と呼ばれる銘柄の中でも特に人気の高い銘柄が「幻の焼酎」と呼ばれています。

「プレミア焼酎」の定義

「プレミア焼酎」とは原料や味が高品質であるのはもちろん、生産者が酒造職人1人であったり、製造工程が複雑で時間がかかる場合など、元々の生産数量が少なく希少価値の高い焼酎のことを言いますが、明確な定義はないようです。例えば宮崎県・黒木本店「百年の孤独」や、熊本県・鳥飼酒造「吟香 鳥飼」など、独自の製法による独特な味、香りを持つ焼酎が多いのが特徴です。

現在はAmazonなどの通販サイトなどで気軽に購入できるものが多いのですが、プレミア焼酎の中でも特に「幻の焼酎」と呼ばれる銘柄は3倍以上の高値になるものも多く、定価で手に入れるには蔵元や正規販売店で購入するしかない場合もあります。

幻の芋焼酎「3M」を紹介

まずは「幻の焼酎」として有名な鹿児島産の芋焼酎「森伊蔵」「魔王」「村尾」の3種類をご紹介していきます。どの銘柄も頭文字がMであることから略して「3M」と呼ばれ、知る人ぞ知る幻の芋焼酎として今もなお不動の人気を誇っています。

「森伊蔵」

明治18年創業、130年続く老舗蔵元「森伊蔵酒造」で製造されているプレミア芋焼酎「森伊蔵」は、一次と二次の2段階発酵とかめ壺仕込みによって生まれるフルーティで芋焼酎独特の匂いを抑えたマイルドな味わいが特徴です。

「森伊蔵」の原酒をかめ壺に入れて蔵の地下にある洞窟で3年間長期熟成させた「極上 森伊蔵」、さらに10年熟成させた「楽酔喜酒 森伊蔵」も販売されており、一生に一度でいいからぜひ味わってみたい「最上級プレミア芋焼酎」として人気です。

「魔王」

明治37年創業の「白玉醸造」でつくられる「魔王」は、天使を誘惑する魔王のように、その名の通り一度飲んだら忘れられない芋焼酎らしからぬキレのあるドライな味わいが特徴。キレはありつつもフルーティな香りで飲みやすく、初心者や芋焼酎が苦手な方でも楽しめる人気銘柄の一つです。

「村尾」

原料の買い付けから製造、配達まで創業者・村尾寿彦氏1人で行っている「村尾」は、生産量が少なく希少なプレミア芋焼酎として有名です。蒸留器のパイプの曲がり具合1つにもこだわって長期間かけてつくられるほのかな甘さとスッキリした芋の味わいが特徴で、「バランスの良い」芋焼酎として人気です。

幻の「米焼酎」「麦焼酎」を紹介

「幻の焼酎」といえば芋焼酎が多いイメージですが、米焼酎や麦焼酎にも「幻の焼酎」は存在します。続いてはその中から幻の米焼酎「十四代」と幻の麦焼酎「兼八」を厳選してご紹介していきます。

米焼酎「十四代」

1615年(元和元年)創業の山形県「高木酒造」で製造されているプレミア純米焼酎「十四代」は、蔵内の桜の老木から流れ出る「桜清水」と呼ばれる湧き水を利用し、名だたる酒米を原料に長期熟成させた米の旨味とフルーティな香りが特徴です。

「十四代」は幻の日本酒としても有名な銘柄ですが、その日本酒を作る酒造の焼酎ということもあり、焼酎の方も銘柄によってはプレミア化が進み一本十万円以上の価格で取引されるものもあります。まさになかなか手に入らない『幻の焼酎』といえるでしょう。

麦焼酎「兼八」

大分県の老舗蔵元「四ツ谷酒造」で製造されているプレミア麦焼酎「兼八」は、大麦よりも柔らかく麦そのものの旨味を凝縮しやすい「裸麦」を使用したまるで麦チョコのような香ばしさと甘い香りが特徴。麦一つ一つを大切にした蔵元ならではの個性的な味わいはファンも多く、希少価値の高い麦焼酎です。

「幻の焼酎」だけが持つ魅惑の味わい

いかがでしたか?原料や製造方法に熱いこだわりを持って丁寧につくられる「幻の焼酎」たちは、大量生産できないプレミア焼酎ならではの独特且つ魅惑の味わいが魅力です。もし旅先や店先で「幻の焼酎」に出会えたら、ぜひ購入して味わってみてくださいね。

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