チック・コリアの魅力。現代を代表するジャズピアニストの経歴や名盤

2019.12.22

1960年代から現代まで、ジャズシーンにおいて多彩な活躍を見せてきたジャズピアニスト、チック・コリア。幅広いジャンルで多くの名演と名盤を世に送り出してきた彼のキャリアや、その演奏の魅力をご紹介していきます。

長年活躍を続けるチック・コリア

1960年代から現代に至るまで精力的に活動を続け、多くのジャズファンを魅了し、ジャズミュージシャンに影響を与え続けてきたチック・コリア。その経歴を見ていきましょう。

ジャズ・フュージョン史に残るピアニスト

1941年にマサチューセッツ州に生まれたチック・コリアは、幼少期からピアノに触れて育ち、ニューヨークのジュリアード音楽院で学びました。

1960年代半ばから本格的にプロとして活動をスタートし、マイルス・デイヴィスのバンドに参加するなど早くから才能を発揮。フリー・ジャズ寄りの自由でアグレッシブなプレイングで注目を集めていきました。

また、このバンドでキーボードプレイを磨いたことも影響し、1971年には自身のキャリアを代表するフュージョンバンド「リターン・トゥ・フォーエヴァー」を結成。数々の名盤を生み出し、不動の人気を確立しています。

その後も「チック・コリア・エレクトリック・バンド」や「チック・コリア・アコースティック・バンド」といったバンド編成での活動を精力的に行い、一方でソロやコラボでの作品も多数発表。70歳を超えて今に至るまで、ジャズシーンの第一線で挑戦し続けています。

来日や上原ひろみとの共演でも話題に

多数のコンサートを行うライブアーティストとしても知られるチック・コリアは、これまでに来日公演も何度も開催。日本のジャズファンにもなじみ深いジャズミュージシャンとして知られています。

また、2008年には日本を代表する世界的ジャズピアニストの上原ひろみとも共作を果たし、日本武道館でのデュオ公演も行って大きな注目を集めました。

2019年にも東京ジャズシーンを代表する名門「ブルーノート東京」で来日公演を行っており、日本のジャズ界においても存在感を示し続けています。

チック・コリアのおすすめ名盤アルバム

フリー・ジャズやラテンの要素の強い独特の演奏で、個性的かつキャチーナジャズピアニストとして支持されてきたチック・コリア。そのおすすめの名盤をご紹介します。

チック・コリア&ゲイリー・バートン・イン・コンサート

1979年10月に、チューリッヒのリマートハウスで行われたコンサートを録音したライブ作品。

この日のコンサートは、ジャズ・フュージョン界を代表するヴィブラフォン奏者のゲイリー・バートンと共演した伝説的な名演として知られています。

チック・コリアのスリリングで大胆なプレイングとゲイリー・バートンの奏でる幻想的なヴィブラフォンサウンドが織り交ざったアンサンブルが最大の魅力で、プレイヤーとしてのチック・コリアの真骨頂を臨場感たっぷりに味わえる名盤です。

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デュエット(Duet)

チック・コリアが上原ひろみと共作した、ピアノ・デュオによるアルバムです。

2人の個性がはっきりと表れた旋律による掛け合いが見どころで、とにかく「楽しさ」に満ちた演奏が展開されるのが魅力です。

ジャズの自由さ、多幸感、チック・コリアと上原ひろみそれぞれの音楽への情熱や愛がまっすぐに伝わってくる名演を収めた作品として、必見です。

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チック・コリアのバンドでの名盤アルバム

ソロミュージシャンとしてだけでなく、多くのバンドを率いて活動してきたことでも知られるチック・コリア。バンドでの彼を代表する名盤も見ていきましょう。

ライト・アズ・ア・フェザー

リターン・トゥ・フォーエヴァーとして1972年にリリースされたアルバムで、同バンドを象徴する名盤のひとつとして有名です。

特に収録曲「スペイン」はチック・コリアを象徴するナンバーとして広く知られていて、ラテン系の色味の強いリズミカルな一曲となっています。

この曲はフュージョンを代表する名曲としてさまざまなアーティストからもカバーされており、日本でも佐藤竹善、松本孝弘、平原綾香、久保田利伸といった有名アーティストがカバーを披露してきました。

チック・コリアを知る上で、欠かせない一曲と言えるでしょう。

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スタンダーズ・アンド・モア

チック・コリアによる人気バンドのひとつとして知られる「チック・コリア・アコースティック・バンド」。その1989年の作品「スタンダーズ・アンド・モア」は、グラミー賞の「最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・パフォーマンス」に輝くなど、王道のジャズの名盤として有名です。

定番のスタンダードナンバー「枯葉」やチック・コリアの代表曲「スペイン」など幅広い楽曲が収録されていて、シンプルな編成で彼のピアノサウンドを存分に体感できます。

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今も活躍を続けるチック・コリアを聴こう

ジャズ・フュージョン史において大きなインパクトを残し、後世のミュージシャンにも絶大な影響を与えてきたチック・コリア。その表現は現在進行形で進化しながら、多くのジャズファンを驚かせ続けています。

今もなお活躍を続けるチック・コリアの演奏を聴いて、その世界観に触れてみましょう。

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