熱燗の美味しい作り方とは?熱燗におすすめの日本酒の選び方も解説

2019.12.22

寒くなってくると飲みたくなるのが熱燗です。冬の代表的な料理との相性もよい熱燗ですが、作り方やどの銘柄を使用するかによって、大きく味が変わってきます。そこでこの記事では、熱燗の美味しい作り方や最適な銘柄、よく合うおつまみをご紹介します。

熱燗の美味しい作り方とは

熱燗を美味しく作るコツは、風味を逃がさないようにすることと、適切な温度にすることです。

まず、熱燗を作るときは、徳利のそそぎ口をラップで綺麗に塞ぐのが必須です。というのも、徳利のそそぎ口を開けておくと、日本酒の風味が逃げてしまうからです。

また、温める方法は湯煎がおすすめ。徳利ごと沸騰したお湯の中に入れ、2〜3分で熱燗にするのがベストです。それ以上時間をかけてしまうと、日本酒のうまみ成分が変化して味が落ちてしまいます。

逆に、あまりにも短時間で熱燗にするのも、風味が飛びやすくなってしまいます。ちなみに、2〜3分で熱燗にするには、日本酒を常温の状態にしておくことと、鍋に徳利を入れた時に、お湯が徳利の半分ほどの高さになるようにすることがポイントです。

電子レンジで熱燗を作るのはおすすめできない

電子レンジで熱燗を作るという人も多いようです。お湯を準備する必要がないので便利ではありますが、実はあまりおすすめできません。

というのも、電子レンジを使用するとあまりにも急に温度が上がってしまうから。せっかくの熱燗を美味しく飲みたいのであれば電子レンジの使用は控えましょう。

温度で呼び方が変わる

熱燗とは、一般的に45〜50度程度のものをいいます。

これより温度が低いと、「日向燗:30度」「人肌燗:35度」「ぬる燗:40度」「上燗:45度」と呼び方が変わっていきます。また、55度程度にしたものを「飛びきり燗」と呼びます。

どの温度で飲むかは好みによりますが、通常は温度が高くなればなるほど香りがよく出るようになり、味がふくよかになっていきます。いろいろな温度を試してみて、お気に入りの「燗」を見つけてみてください。

熱燗におすすめの日本酒

一口に熱燗と言っても、実は向いている日本酒と向いていない日本酒があります。

熱燗に向いているとされているのは「純米酒」。純米酒とは、原料に米・米麹・水のみを使用し、醸造アルコールが添加されていない日本酒のことをいいます。

温度が上がることによって米の旨味がより引き出されると言われており、常温で飲むよりも深みのある味になります。

ちなみに、純米酒の種類としてには、「純米酒」「特別純米酒」「純米吟醸酒」「純米大吟醸酒」などがありますが、このうち「吟醸酒」という名の付くものは米を磨き込んで精米歩合を上げ、すっきりとした爽やかな飲み口にしたもの。そのため、吟醸酒は一般的に熱燗にはあまり向いていないといわれます。

もちろん好みもありますし、最近では吟醸酒を熱燗にすることが再評価されている向きもあるのですが、初心者の方は「純米酒」か「特別純米酒」を選んだ方が、熱燗の魅力をより堪能できるかもしれません。

酸度が高い日本酒も熱燗向き

日本酒には「酸度」というものがあり、銘柄ごとにその値が異なります。この酸度とは、日本酒に含まれる乳酸やコハク酸の含有量のことで、酸度が高くなると濃厚に、低くなると淡麗な味になります。

これらのなかで熱燗に向いているのは、酸度が高い日本酒(1.4以上)です。こちらもラベルに表記されているので、購入する時の参考にしてください。

コンビニで買える熱燗に合うおつまみ

熱燗を美味しく飲むには、どんなおつまみにするかも重要なポイントです。

とはいえ、手の込んだ料理を作る必要はなく、コンビニで簡単に調達できるおつまみで十分です。たとえばパウチ入りで売られている「ししゃも」や「ほっけ」といった焼き魚や「サバの味噌煮」などは、熱燗のおつまみの代表例です。

その他、渇き物であれば「エイヒレ」、汁物であれば「おでん」等がおすすめです。

作り方を工夫して美味しい熱燗に

この記事では熱燗の美味しい飲み方についてご紹介しました。使用する銘柄、温度、時間を工夫することで、安価な日本酒であっても深みのある味わいになります。

そこに相性の良いおつまみを加えれば、寒い冬にぴったりの晩酌ができます。ぜひ自宅で作る熱燗で寒い冬を乗り切っていきましょう。

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