コーヒーに含まれるカリウムはどのくらい?過剰摂取するとNGな理由とは

2019.12.11

コーヒーに含まれている成分といえばカフェインが有名ですが、ミネラルであるカリウムも豊富なのです。この記事では、カリウムの役割やコーヒーに含まれているカリウムの量などをくわしくご紹介していきます。

カリウムってなに?不足するとどうなる?

カリウムはミネラルの一つで、余分な塩分を排出してくれたり、血圧を下げてくれたりとバランスを整えてくれる、身体に欠かせない成分です。

現代の食生活は塩分が多い食事であふれているので、カリウムを摂取することは大切です。カリウムは野菜や果物、海藻などにも多く含まれています。意外と知られていませんが、干ししいたけや切り干し大根、高野豆腐、豆類はカリウムが多めです。

厚生労働省が発表しているカリウムの一日の目安摂取量は、成人男性は3,000mg、成人女性は2,600mgとされています。さまざまな食材に含まれているので普通に食事を取っていれば不足することは少ないですが、野菜不足などでカリウムが不足すると高血圧を引き起こすといわれています。とくに暑い季節は汗と一緒にカリウムが出てしまうので注意が必要です。

逆にカリウムはたくさん摂取すればいいというわけでもありません。とくに腎臓の機能が低下している場合にカリウムを摂りすぎると、カリウムが上手く排出できずに『高カリウム血症』という病気を引き起こし、手足のしびれや最悪の場合心停止にいたるケースもあります。カリウムが高血圧の予防に効果があるからといって、あまり継続的に過剰摂取はせず、ほどほどに摂取することが肝要です。

カリウムの含有量が気になるコーヒー

コーヒーにはカリウムが多いといわれていますが、どのくらい含まれているのでしょうか。またコーヒーの種類によって含有量に差があるのでしょうか。

コーヒー100mlあたり65mg

コーヒー100mlあたりに含まれているカリウムの量は、約65mgといわれています。野菜や海藻と比べるとかなり少ないですが、飲み物の中では多めです。また、コーヒーを過剰に飲みすぎてカリウムを摂取することは、野菜などからカリウムを摂取するよりも腎臓に負担をかけるといわれています。

これはなぜかというと、コーヒーの利尿作用のため。利尿作用によって身体から水分が出て行ってしまい、そのうえに多くのカリウムを摂取することで、腎機能に悪影響を及ぼす可能性があるのです。

インスタントコーヒーの方が多い

コーヒーといっても実はドリップコーヒーとインスタントコーヒーではカリウムにかなりの差があります。

インスタントコーヒー(大さじ一杯)に含まれるカリウム量は、およそ200mg以上と言われており、これはドリップコーヒーよりも大幅に高い数値になります。また缶コーヒーなども比較的カリウムの含有量が高いため、カリウムの量が気になる人は、少し手間はかかりますが自分で抽出したドリップコーヒーを嗜むのがいいでしょう。

カリウムは他の飲み物にも含まれている

カリウムが含まれているのはコーヒーだけではありません。抹茶は粉100gあたり約2,700mgといわれています(1杯分で約100mg)。また玉露も非常にカリウムが多く、100mlあたり340mgものカリウムが含まれているというから驚きです。

他にも緑茶やほうじ茶、ウーロン茶、紅茶などにも含まれていますが、コーヒーと比べると半分以下になっています。また、野菜にもカリウムは多く含まれていることから、100%濃縮還元のジュースや野菜ジュースなどもカリウムが豊富です。

飲み物だけでカリウムの取りすぎになることは少ないですが、バランスの良い食事を心がけましょう。カリウムの摂取が制限されている人は、飲み物のカリウムを取り除くのは難しいですが、カリウムは水に溶ける性質を持っているため、野菜などの調理方法を見直し、水にさらしたり茹でたりするとカリウムを減らすことできるでしょう。

コーヒーのカリウムは塩分が多い現代に活躍

コーヒーはカフェインが多いということに気を取られがちですが、カリウムも多く含む飲み物です。カリウムは塩分が多い現代の食生活には欠かせないミネラルです。

野菜のみならず、肉類や魚類、海藻、果物までさまざまな食品に含まれているので、バランスのいい食事を心がければ特別意識してカリウムを摂取する必要はありませんが、どのような食材に多く含まれているのか知っておくことで、うまくカリウムをコントロールできます。身体の健康を維持しながら、美味しく健やかにコーヒーを楽しみましょう。

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