競馬場やネットでの馬券の買い方。初心者もわかる賭け方のコツ

2018.12.01

馬券は、競馬場だけではなくネットでも手軽に購入できるようになりました。そこで今回は、初心者にもわかりやすく『馬券の種類・賭け方・購入方法・賭け方のコツ』を紹介します。競馬の楽しみ方を知って、競馬の楽しさに触れてみましょう。

馬券とは?

競馬を楽しむためにも知っておきたいのが『馬券』についてです。何種類もある馬券から適切なものを選んで、予想した競走馬の着順などを当てていきます。そこでまずは、馬券とはどのようなものかを確認していきましょう。

勝馬投票券のこと。マークカードで購入可能

馬券とは『勝馬投票券』と呼ばれるものです。中央競馬では9種類に分けられて、さまざまな競走馬の組み合わせの予想ができるように工夫されています。販売されている馬券の種類は以下の通りです。

  • 単勝式
  • 複勝式
  • 枠連
  • 馬連
  • ワイド
  • 馬単
  • 3連複
  • 3連単
  • WIN5(5重勝単勝式)

馬券は、上記の種類から選んで購入していきますが、それぞれの馬券が直接販売されているのではなく『専用のマークカード』を使って購入していきます。

9種類の馬券は、対応している『5種類のマークカード』から選び『必要事項』を記入して購入していきます。どのマークカードが『購入したい馬券』に対応しているのかを確認してから記入していきましょう。

最初のうちは多くの馬券に対応している『緑のマークカード』を選ぶのがおすすめです。

マークカードの正しい塗り方を知っておこう

マークカードを選んだら、投票したい方法を選んでマークカードを塗りつぶしていきます。この時、マークカードを正しく塗らないと、機械での読み込みが上手くいかなくなるので注意しましょう。

例:『緑のマークカードで単勝式』を購入する場合の手順は以下の通りです。

  1. レースが行われる競馬場名とレースの番号を塗りつぶす
  2. 式別の部分は『単勝』を塗りつぶす
  3. 1着・1頭目の列に予想した競走馬の部分塗りつぶす
  4. 購入したい金額と金額の単位を塗りつぶす

これだけで完成です。枠からはみ出ないように丁寧に塗りつぶすようにし、失敗した場合は一番右にある『取消』をマークします。取消をマークした時には、下の段に改めてマークしてください。

マークカードが記入できたら、自動発券機か窓口にマークカードを持っていきます。支払いを済ませると馬券がもらえます。

原則、購入した馬券は取り消しできない

マークカードを記入して購入した馬券は、『取り消し』ができません。投票前に必ず、マークシートを確認して『間違っていないか』をチェックしておきましょう。不安がある場合は、窓口で馬券の確認をしてもらい、馬券を購入するのがおすすめです。

ビギナーズセミナーで記入方法を学べる

競馬初心者で、マークシートや馬券の購入方法が不安な場合は『ビギナーズセミナー』を活用していきましょう。ビギナーズセミナーでは、約20分程度で『馬券の買い方・競馬新聞の読み方』の説明が受けられます。

各JRA競技場で決められている『セミナーの受講時間帯』を確認したら、受付をしておきます。セミナーの開催スケジュールは競馬場によって違うので、事前にホームページを確認しておくとスムーズに受けられます。

JRA「ビギナーズセミナー」

あとは、セミナー開催の時間に『指定された競馬場内の会場』にいくだけです。競馬開催期間中であれば、全国のJRA競馬場のどこでもセミナーを受けることができます。受講料は無料なので、気軽に足を運んでみましょう。

次は、ビギナー向けの馬券の買い方と楽しみ方を紹介します。

ビギナー向けの買い方

実際に馬券を購入しようとすると最初に困るのが「どの競走馬を選んで、どう予想して良いのか」迷ってしまう点です。そこで最初は、初心者でも簡単に楽しめる『単勝式』を覚えていきましょう。

最もシンプルに賭けられる単勝

『単勝式』は、行われるレースで『1着に入る競走馬の馬番号を予想して当てる』馬券です。レースに出馬する競走馬の中から、1着になる馬を選ぶだけで良いので簡単に楽しむことができます。

単勝式はとても簡単なので、的中率(当たる確率)が高いですが、当たったときのリターン(配当金)も多くありません。最初はあまりお金を使いたくない時や、競馬の感覚を掴みたい時におすすめです。

単勝式では、その日のレースにもよりますが、倍率(オッズ)の高い競走馬が1着に入ることで配当金が高くなることもあります。上級者になっても使える馬券なので覚えておいて損はないものです。

他にも、ビギナーで楽しめる馬券として『複勝式』もおすすめなのでチェックしておきましょう。

当たりやすく楽しめる複勝

『複勝式』は、『3着以内に入る競走馬の馬番号を当てる』馬券です。単勝式は、選んだ競走馬が1着にならないと的中になりません。しかし、複勝であれば『選んだ競走馬が3着以内に入れば良い』ので、単勝式よりも当てやすい馬券です。

複勝式は、単勝と同じで的中する確率が高いので『配当金』も少ない馬券です。また、単勝と複勝で同じ競走馬を購入する応援馬券と呼ばれる馬券を購入することもできます。

応援馬券は、単勝と複勝の2つを同時に購入するもので、馬券の上部に『がんばれ』の表記が付きます。この場合、馬券を2種類同時に購入するので、2種類分の代金が必要です。

2種類を同時に購入しているので、選んだ競走馬が1着に入れば『単勝と複勝』の配当金が得られます。3着以内の場合は『複勝のみ』の配当金です。最初はわかりにくいかもしれませんが、『組み合わせることができる』と覚えておきましょう。

単勝式と複勝式の場合は『1頭の競走馬』を選ぶだけで楽しめますが、自信のある馬が2頭ある場合は困ってしまいます。次は、2頭選ぶ時に使える馬券の買い方を確認していきましょう。

自信のある馬が2頭いる場合の買い方

競馬での予想は、自信のある競走馬が1頭に絞れる時もあれば、2頭狙いたいときも出てきます。そこで便利なのが馬連・枠連・馬単です。単勝や複勝と違った賭け方ができるので覚えていきましょう。

順不同で賭けたいときは馬連

順不同で1着と2着になる競走馬の組み合わせを狙う馬券が『馬連』です。着順は関係なく、選んだ2頭の競走馬が1着・2着を独占すれば的中という扱いです。競走馬が少ないレースでは的中率も高く、配当金も期待できる馬券なので覚えておきましょう。

馬連であれば、自信のある競走馬が2頭いる場合でも安心して応援することができるのです。しかし、競走馬が多い時には『的中率』が下がってしまいます。そこで活用したいのが『枠連』という馬券です。

枠連との違い

枠連は『1着と2着に入る馬の枠を予想する』馬券です。今まで紹介した『単勝・複勝・馬連』の3つは全て『馬番号』で予想します。しかし、枠連は『馬番号ではなく枠番号』を指定して当てるものです。

枠番号は競走馬に割り当てられた枠を2つ指定して、指定した枠の競走馬が1着・2着に入れば的中です。少数のレースでは枠番号に1頭しか割り振られていませんが、頭数の多いレースでは枠番号に2〜3頭が割り振られていることがあります。

このことから、頭数の多いレースでは『狙える競走馬が増える枠連』が人気です。頭数が少ないレースでは『馬連』、多いと『枠連』という使い分けもできるので覚えておきましょう。

着順まで予想するなら馬単

自信のある競走馬の着順まで自信がある時には『馬単』を狙ってみましょう。2頭の競走馬を選び、1着・2着を順番通りに当てる馬券です。的中難易度は上がりますが、その分『高い配当』が期待できます。

馬連・枠連とは違い、着順まで予想する必要があるので、馬単では少し的中率が下がってしまいます。より慎重な予想をする必要があるので、慣れてきてから楽しむのがおすすめです。

自信のある馬が3頭いる場合の買い方

自信のある競走馬が3頭いる場合はどうしたら良いのでしょうか。そんな時に便利な馬券も販売されています。それが『3連複と3連単』です。次は難易度が高くなりますが、3連複と3連単について確認していきましょう。

順不同でも難易度が高い3連複

3連複は、『3着までに入る競走馬を3頭予想する』馬券です。順不同で良いので、的中率は少し高めですが『3頭選ぶ』ので組み合わせが多く、最初に紹介したビギナー向けの馬券よりも難易度が高い馬券です。

3連複のメリットは、穴馬などを混ぜることで高配当を狙えるほか、低い単価で幅広く狙うなど工夫ができる点です。自分が1番自信のある競走馬を軸にして買い目(組み合わせ)を増やして購入することで的中率をあげる人もいます。

3頭の馬を組み合わせるので、組み合わせ次第ではオッズが高めになることが多く、的中した時の配当金はその分期待ができます。より高い配当を狙いたい人は、順位まで予想する3連単という馬券を使います。

次は3連複よりもさらに難易度の高い『3連単』を確認していきましょう。

効率は良いが的中確率が低い3連単

3連単は、『3着までに入る競走馬を着順通りに3頭予想する』馬券です。全て着順通りに当てなければ的中にならないので、的中率は他の馬券よりも『かなり低い』馬券です。

的中率が低い代わりにオッズが非常に高く、数十万円ほどの配当金から『過去には数千万円』の馬券が出たことのある馬券です。

ここまで、たくさんの種類の馬券を紹介してきましたが、ビギナーは馬単や複勝がメインという人がほとんどです。そこで、初心者でもできる回収率アップを狙った買い方を紹介します。

初心者も買い方次第で回収率アップを狙える

いきなり3連複や3連単を狙っても、的中する確率は『数%程度』しかありません。長く競馬を楽しんでいる上級者の人でも外しているのが現実なのです。そこで、初心者にも簡単に取り入れられる『回収率アップの買い方』をチェックしてみましょう。

ワイドボックス

ワイド馬券は『着順関係なく、3着までに入る2頭の組み合わせを当てる』馬券です。選んだ2頭の組み合わせが同着の場合は不的中となるので注意しましょう。この『ワイド馬券』でいくつかの馬を選び、それぞれの組み合わせを全て購入するのが『ワイドボックス』です。

購入する点数(買い目)が増えるので、いくらか費用は必要ですが『競走馬の組み合わせ』が増えることで的中率を高くできます。

人気の競走馬だけで組むのも良いですが、オッズが少し高めの中間人気の馬や、人気が低くオッズが高めの穴馬を絡めて購入することで回収率をより上げる使い方もできるのです。

三連複流し、三連複フォーメーション

3連複流しという買い方は『軸にする1頭の競走馬を選び、相手候補でいくつか競走馬を流すように買う』方法です。ボックスとは違い、軸にする競走馬が3着以内に入らなければ成立しません。

軸馬が3着以内で、相手候補の競走馬の中から2頭が3着以内に入れは的中です。通常の3連複よりも確率を上げながら、ボックスよりも点数が減るので費用を抑えられるのがメリットです。

次に、3連複フォーメーションという買い方は、1列目に軸馬を1頭選び記入、2列目には軸馬番号と一緒に他の馬番号を、3列目には1列目と2列目で選んだ馬番号と、予想した馬番号を追加して記入する方法です。

例えば、1列目に1番、2列目に1〜4番、3列目に1〜8番の3連複フォーメーションを購入した場合、3着以内に1列目の1番が入り、もう1頭が2列目の2〜4番の中から1頭入れば、3列目の2〜8番のどれが入っても的中です。

2列目には人気馬と穴馬を、3列目には馬券圏内(今回は3着以内)に入りそうな穴馬を入れることで、的中率を増やし、回収率アップが期待できます。また、穴馬を2頭以上組み込めるので『荒れるレース』にもおすすめです。

軸馬を決めるときはデータ分析が鍵となる

フォーメーションでは特に、軸馬を決める時の『データ分析』が重要な鍵となってきます。軸馬が入らなければ、的中とはならないので『確実に上位に絡んでくる競走馬』を見つけなければいけません。

軸馬選びは上級者でも見極めが難しく、流しやフォーメーションの購入にはたくさんの情報と経験が必要です。最初のうちは、1番人気の競走馬を軸馬に流しやフォーメーションを購入するのが最も簡単でおすすめです。

投票方法

馬券の種類や買い方がわかったら、実際に馬券を購入する方法を覚えていきましょう。馬券が購入できる場所や販売機の操作方法を紹介します。

全国の競馬場や場外発売所で馬券を購入

馬券の購入はJRAの競馬場、ウィンズ・エクセル、J-PLACEと呼ばれる場外販売所で購入できます。他にも、電話・インターネット投票会員・JRAダイレクトなどのサービスを契約し、電話やインターネット、スマホで購入する方法もあります。

支払い方法は基本的に現金

競馬場、ウィンズ・エクセル、J-PLACEで馬券を購入する時には現金で馬券代金を支払います。インターネットなどの投票方法では、あらかじめ登録しておいた口座からの引き落としで馬券の購入手続きが完了します。

現金以外の手続きとして、UMACAやTCKプレミアムカードを使うことでキャッシュレス対応ができるものもあります。早速確認していきましょう。

UMACAなどキャッシュレス対応も

UMACAなどキャッシュレス対応ができるものを活用することで、現金を出す手間を省いてスムーズに馬券を購入することができます。あらかじめUMACAやTCKプレミアムカードに現金をチャージしておくと、販売機に読み込ませることで引き落としされて購入手続きが完了します。

次に、販売機の操作方法を説明します。

発売機の操作方法

馬券を購入する時の発売機の使い方を確認しておきましょう。発売機(JRA競馬場の場合)で馬券を現金で購入する手順は以下の通りです。

  1. 発売機にお金を入れる
  2. マークカードを入れる
  3. 確認画面で間違いがないか、必要であれば修正する
  4. 精算ボタンを押す
  5. 馬券を受け取る
  6. おつりがあれば受け取る

発売機は簡単に操作できるようになっているので、初心者でも安心して使えます。記入したマークカードに不安がある場合は、窓口で馬券の購入をするとより安心です。

次はネットでの投票方法を確認していきましょう。

ネットで投票するにはサービス申込が必要

ネットで投票するためには、事前にサービスの申込みをしておく必要があります。申し込むサービスの内容によって、投票の方法が違うこともあるので事前に確認しておくのがおすすめです。

代表的なインターネット投票を紹介しておきます。

銀行口座を利用して投票する即PAT

『即PAT』はJRAが提供しているインターネット投票サービスです。会員登録をし、指定された銀行口座を使うことで馬券の購入ができます。指定銀行は以下の通りです。

  • ジャパンネット銀行
  • 楽天銀行
  • 三井住友銀行
  • 三菱東京UFJ銀行
  • 住信SBIネット銀行

上記の口座を持っていれば、馬券販売時間帯で『新規申込み』ができます。中央競馬は主に『土曜日・日曜日』に開催されているので『土日に申込み』をしましょう。

即PATでは、銀行口座から『購入資金用口座』にお金を移し、馬券を選んで購入します。購入資金用口座から馬券の代金が引き落とされるので、直接登録口座から引き落としされません。的中した場合の払戻金も『購入資金用口座』に振り込まれます。

手続きも簡単で、馬券購入から的中後まで全てネットで行える便利なサービスです。

クレカ対応のJRAダイレクトはPC限定

クレジットカードを使って投票する場合は『JRAダイレクト』というサービスがあります。JRA指定のクレジットカードを持っていれば、登録が可能です。PC限定の申込みなので注意しましょう。以下はJRA指定のクレジットカードです。

  • JCBカード
  • 三井住友カード
  • UCカード
  • MUFGカード
  • DCカード
  • NICOSカード
  • 楽天カード

即PATと同じで新規登録は馬券販売時間のみなので注意しましょう。パソコンから馬券の購入手続きをすると、クレジットカード口座から馬券代金の引き落としがされます。的中馬券がある場合、土曜日・日曜日の分が、まとめて口座に振り込まれます。

直接銀行口座でやり取りするので、残高などの確認をしっかりして使うようにしましょう。

馬券の豆知識

馬券を購入する時に知っておきたい知識や、的中馬券の保存の仕方など知っておくと『特をする豆知識』を紹介します。記念の馬券を残したい人は必見です。

前日販売、金曜日販売とは

前日販売とは、日曜日に行われるレースの馬券を前日の土曜日から販売することです。前日販売に対応しているのは『重賞レース・JRA指定のレース』だけです。前日から予想をして事前に購入できるので、土曜日に購入して『家で結果を待つ』ということもできます。

次に、金曜日販売とは、特定のG1レースで『レースの前々日の金曜日から販売』することです。1部のウィンズで14〜19時に販売されています。平成18年からはG1レースと同じ週に行われる重賞レースの馬券も取り扱いされるようになりました。

レース開始日の前から事前に購入しておけるので、インターネット投票などの用意がない人で、予定があってレースの馬券が購入できない人でも安心して購入ができます。

的中した馬券はコピーできる

思い出の馬券や記念の馬券を手元に置いておきたい人もいると思います。しかし、原則として『馬券は払戻の時に回収』されるので手元には残りません。そんな時に便利なのが馬券をコピーしてもらえるサービスです。

1回10円前後でハガキ大の専用用紙にモノクロコピーで用意してもらえるので、窓口に伝えて思い出を残すようにしましょう。自動払戻機では、馬券を投入すると戻って来ないので注意が必要です。

自分の予想スタイルに合った馬券で楽しもう

競馬を楽しんでいる人は、それぞれ予想のスタイルが異なります。得意な予想スタイルを見つけて競馬を楽しめるのも、馬券の種類が豊富だからこそ。

自分の予想スタイルがどのようなものかを、さまざまなレースを通して見つけていくのも楽しみの1つです。馬券の種類と得意レースを見つけながら、思いっきりドキドキを楽しみましょう。

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