ウイスキーの『宮城峡蒸溜所』とは?歴史や特徴、見学情報などまとめ

2020.06.18

日本を代表するブレンデッドウイスキー「ニッカウヰスキー」。そのブレンド原酒を製造する「宮城峡蒸溜所」では、一体どのようなウイスキーが作られているのでしょうか?今回は「宮城峡蒸溜所」の歴史や製造方法、施設見学についてご紹介していきます。

「宮城峡蒸溜所」の歴史

「宮城峡蒸溜所」は1969年に仙台市に誕生した日本有数のウイスキー蒸溜所で、ジャパニーズウイスキー「ニッカウヰスキー」のブレンド原酒の他、シングルモルトウイスキー「宮城峡」などさまざまな種類のウイスキーを製造しています。

ニッカウヰスキー

「ニッカウヰスキー」は、日本のウイスキーの父と呼ばれる創業者・竹鶴政孝が生み出したジャパニーズウイスキーで、余市蒸溜所で作られた原酒と宮城峡蒸溜所で作られた原酒を合わせた「ブレンデッドウイスキー」です。

「余市蒸溜所とは全く異なる味わいの原酒を作りたい」と竹鶴がたどり着いたのが宮城県仙台市の緑豊かな峡谷でした。美しい水と豊かな自然を見た竹鶴はここに蒸溜所を建てることを即決し、自然を壊さないよう峡谷の傾斜を活かした設計の「宮城狭蒸溜所」を建設し、もう一つのブレンド原酒が誕生しました。

蒸溜所とウイスキーの特徴

2つの清流に囲まれた緑豊かな峡谷に建てられた「宮城狭蒸溜所」は、「蒸気間接蒸溜方式」と呼ばれる製造方法と、「カフェ式連続蒸留機」と呼ばれる旧式の蒸留機を用いて作られたスムースで華やかな味わいのウイスキーが特徴です。

蒸気間接蒸溜方式

「蒸気間接蒸溜方式」とは、胴体が丸い「バジル型」と呼ばれるポットスチル(蒸留機)とスチームを使い、130度ほどの高温でじっくり蒸溜させる蒸溜方法です。これによりスムースな口当たりが生まれ、「宮城峡蒸溜所」ならではのライトな味わいが作られています。

カフェ式連続蒸留機

宮城峡で作られるまろやかなモルトウイスキーに、より深い味わいを与えるのがトウモロコシや大麦を原料にしたグレーンウイスキー。「カフェ式連続蒸留機」は宮城峡蒸溜所があえて使用している旧式の蒸留機で、これによって原料本来の甘さや香りを活かしたグレーンウイスキーを作ることができるのです。

「宮城狭蒸溜所」見学や予約方法は?

「宮城峡蒸溜所」の工場施設は「ガイドつき蒸溜所見学」で一般の方でも見学することができます。見学は1回70分程度で、参加費は無料。一体どんな内容なのでしょうか?詳しくご紹介していきます。

見学の流れとできること

「宮城峡蒸溜所」についたら、まずは「ビジターセンター」と呼ばれる建物に集合します。「ビジターセンター」には博物館のように展示資料もたくさんあり、見学前に楽しく歴史や文化を学ぶことができます。

見学はまずシアターでの映像上映から始まり、ウイスキーの製造工程などを学びます。その後、ガイドによる蒸溜所の見学、数種類のウイスキーの試飲、そして併設ショップでのお買い物など、盛りだくさんな70分間となっています。併設ショップには宮城県限定ウイスキー「ニッカ 伊達」など限定品も販売しているので、ぜひ最後までじっくり楽しみたいですね。

見学の予約、参加方法は?

「宮城峡蒸溜所」の見学は9名以下の場合、公式サイトのオンライン予約から事前予約することが可能。指定日の空き時間の中から30分ごとに時間を選択することができます。10名以上の場合は電話での予約となるので注意が必要。9名以下の場合は事前予約がなくても当日空きがあれば見学に参加できるので、観光ついでにふらりと立ち寄るのもおすすめです。

一度は訪れたいウイスキーの故郷

いかがでしたか?日本のウイスキー文化を支える「宮城峡蒸溜所」は、工場見学でジャパニーズウイスキーの歴史を学べるだけでなく、ティスティングもできる観光スポットとしても人気の施設。宮城県にお越しの際はぜひ 訪れてみてはいかがでしょうか?

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