マンデリンコーヒーの特徴は?栽培方法や産地、味の特徴まとめ

2019.11.28

インドネシアのスマトラ島で栽培される希少価値の高いコーヒー「マンデリン」は、味や栽培方法に独特の特徴を持つ、日本でも人気のコーヒー豆です。今回はマンデリンの栽培方法や産地による味の違いについてまとめて紹介していきます。

「マンデリン」味の特徴

インドネシアは雨が多く、マンダリンは寒暖差の激しい高山地帯で栽培されるため、複雑で個性的な味わいが特徴です。また、日本で多く扱われているマンデリンの最高級グレード「G1」についてもご紹介します。

深い苦味とエキゾチックな風味

マンデリンは酸味が少なく、はっきりした深い苦味が特徴のコーヒーです。

まるでバターのような濃厚なコクがあり、ミルクと合わせてカフェオレにするのもおすすめです。ブレンドなどにも適していますが、酸味が控えめで甘みも感じられるため、ストレートでも飲みやすく様々な飲み方で楽しむことができます。

また、シナモンなどのスパイスや柑橘系のエキゾチックな香りも特徴の一つです。ローストしても香りが消えにくいため、マンデリンは中煎りから深煎りのローストがおすすめです。

最高級グレードのマンデリン「G1」

マンデリンは独自に定められた規定によって「G5」から「G1」までのグレードが決められています。コーヒー豆300gのうち、欠品豆の個数が0~3個のものが最高級グレード「G1」となり、欠品豆の個数が多いほどグレードは下がっていきます。

「G1」は苦味の他にバニラのような甘みが強く、スイーツとも相性が良いのが特徴です。日本ではコーヒー豆専門店の他、通販などでも比較的簡単に手に入れることができ、メニューに「G1」と表記している喫茶店もあるほど親しまれている品種です。

「マンデリン」栽培方法の特徴

マンデリンはその個性的な味だけでなく、産地の特色を活かした栽培方法にも特徴があります。世界的に珍しいと言われる栽培方法とは一体どんなものなのでしょうか?

「スマトラ式」栽培方法

マンデリンの栽培の歴史は、20世紀初頭にまで遡ります。インドネシアのコーヒー農園で流行した病害の被害を免れた数少ないアラビカ種を、スマトラ島で暮らすマンデリン族が再び栽培し始めたのがマンデリンの起源だと言われています。

マンデリンは「スマトラ式」と呼ばれる独自の栽培方法で栽培されています。

コーヒーの実を収穫後、通常の栽培方法ではコーヒー豆となるコーヒーの「種」を皮がついたまま乾燥させ、乾燥後に脱穀します。一方、スマトラ式の栽培方法では、先に皮を取り除いてから乾燥させます。これは雨が多いインドネシアで、乾燥させる時間をなるべく短縮する必要があったために生まれた、世界でも珍しい栽培方法です。

産地による味の特徴を比較

マンデリンはスマトラ島の産地によって風味や香りが変わるのも特徴の一つ。今回は3つの有名な産地の味の違いや、貴重なブランド品種についてご紹介していきます。

アチェ、リントン、トバコ

「マンデリン・アチェ」はスマトラ島の北部に位置するアチェ自治区で栽培されたマンデリンで、カラメルのような苦味とフルーツのような酸味が特徴。

「リントンマンデリン」は同じく北部に位置するリントン・ニ・フタで栽培され、トロピカルフルーツのような酸味と独特の香ばしさが特徴。

「マンデリン・トバコ」は標高905mに位置する観光地としても有名な湖「トバ湖」の湖畔で栽培された、スパイシーな苦味とほのかな甘みが特徴のマンデリン。

極上のマンデリン「スマトラタイガー」

先ほど紹介したリントン・ニ・フタの他に、シボロンボロン、ドロックサングールと呼ばれる3つの地区で収穫された大粒の完熟豆を厳選してブレンドしたマンデリンのブランド豆「スマトラタイガー」は、「トリプルピック」と呼ばれる非常に手間のかかる栽培方法でつくられています。強い苦味がありつつも、後味のキレがよくスッキリした味わいが特徴で、「極上のマンデリン」とも呼ばれています。

色んな味が楽しめる奥深いコーヒー

いかがでしたか?味や栽培方法など様々な特徴を持つ個性的なマンデリンは、産地によっても味が変わる魅力的なコーヒーです。ぜひ参考にして色々な産地のマンデリンを試してみてくださいね。

その他のテーマ

ART

CULTURE

CRAFT

FOOD

TIME