クラシック界の有名人と名曲まとめ。ドラマやCMで使われたあの曲も

2018.11.30

誰もが1度は聴いたことのあるクラシック界の有名人と名曲を集めました。普段からあまりクラシックを聴かない初心者でも、まずは『有名どころ』から楽しんでみましょう。有名なドラマやCMで使われた名曲も含めて紹介します。

初めてのクラシックは有名どころから

クラシックが初めてというときには、有名な曲・作曲家から楽しむようにするのがおすすめです。1度は聞いたことのある曲も多く、親しみやすく聞きやすいのも有名どころから聞き始めることの良い点です。

まずは有名な作曲家はどんな人がいるのかについて、紹介します。見たことあるものを探すだけでも良いのでチェックしてみましょう。

有名作曲家一覧

誰もが1度は耳にしたことがある『ベートーヴェン』や『モーツァルト』は有名な作曲家として知られています。他にも知っておきたい作曲家も含めて一覧にしてみました。以下は作曲家の名前と出身国です。

  • フランツ・シューベルト(オーストリア)
  • ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(オーストリア)
  • ヨハン・セバスチャン・バッハ(ドイツ)
  • ルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン(ドイツ)
  • ヨハネス・ブラームス(ドイツ)
  • ピョトル・イリイチ・チャイコフスキー(ロシア)
  • アントニン・ドヴォルザーク(ボヘミア)
  • アントニオ・ヴィヴァルディ(イタリア)
  • フレデリック・フランソワ・ショパン(ポーランド)
  • モリス・ラヴェル(フランス)

ブラームスやチャイコフスキー、ショパンもクラシックの世界では良く見かける有名な作曲家です。知らない作曲家がいたら、曲を聞いてみるとわかるということもあるので、いくつか曲を聞いてみるのもおすすめです。

現代の演奏者や指揮者の有名人は?

では、現代の演奏者や指揮者の有名人はどのような人がいるのでしょうか。

有名な演奏家で、日本人ピアニストの母と呼ばれているのが『イングリット・フジ子・ヘミング』さんです。クラシックでは史上初の2年連続『日本ゴールドディスク大賞 クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー』を受賞した実力者で知られています。

他にも、生まれながらにして全盲のピアニスト『辻井伸行』さんは、日本人で初の『ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール』を制覇したピアニストです。楽譜を使わないで、全て耳で覚えているピアノは『味わい深い表現』と言われています。

次は、指揮者の有名人も確認していきましょう。

中国のシャンヤンで生まれ、指揮者コンクールの審査員に実力を見抜かれ活躍しているのが『小澤征爾(おざわせいじ)』さんです。29年という長い間『ボストン交響楽団』の指揮者を努め、世界最高峰のオーケストラに育てあげました。

小澤征爾さんが師事していた『ヘルベルト・フォン・カラヤン』さんは、帝王と呼ばれる偉大な指揮者として知られています。1989年に亡くなっていますが、圧倒的センスと才能で多くの偉業を成し遂げています。

数多くの作曲家が作った曲は、表現力豊かな演奏者・ピアニスト・指揮者によって、今でも多くの人を魅了しています。

CMで使われた有名曲

クラシックは、日常から離れたものと感じがちですが、CMで使われた有名曲がいくつも存在しています。有名な作曲家が手がけたクラシックの名曲は、意外と身近にあるので早速確認していきましょう。

太田胃散でおなじみ『24のプレリュード 第7番』

『太田胃散』のCMで使われていたのが、ショパン作曲の『24のプレリュード第7番 』です。24のプレリュード第7番が含まれた曲集では、前奏曲という慣習を一新した作品として知られています。

太田胃散のCMは、音楽を聴くだけで思い出せるという人も多くいます。落ち着いた曲調は、短いながらも馴染みやすい曲です。

味の素 CookDo、『威風堂々 行進曲 第1番』

味の素『Cook Do(R)』のCMで使われていたのが、エドワード・エルガーの代表曲『威風堂々 行進曲 第1番』です。世界最大のクラシック音楽フェスティバルの『ザ・プロムス』でも最後に演奏されるのが伝統となっており、イギリス第2の国歌として親しまれている名曲です。

他にも、『救心製薬』や『ミスタードーナツ』のCMでも使われていたことがある曲です。

ドラマでもクラシック音楽の魅力を発揮

有名なドラマの中にもクラシック音楽が使われたものがあります。ドラマのシーンを彩るように使われている、クラシックの名曲を確認していきましょう。

101回目のプロポーズ、別れの曲

『101回目のプロポーズ』は、浅野温子さんと武田鉄矢さんがダブル主演で放送されたフジテレビのドラマです。作中ではショパンの『別れの曲』が、BGMや物語の重要なシーンで使われていました。

日本で知られている別れの曲の正式名は『練習曲第3ホ長調』で、海外では『悲しみ・親しみ』という呼び名で知られている名曲です。

カルテット、モルダウ

2017年に放送されたTVドラマ『カルテット』で使われたのが、ベドルジハ・スメタナが作曲した『モルダウ』です。『モルダウはチェコを流れる川のこと』で、世界遺産のある街を流れるモルダウ川を見事に表現した名曲です。

作中に曲が使われたのは『第9話』で、ライブレストランで演奏する1曲目に選ばれています。

のだめカンタービレ、月光

ドラマ『のだめカンタービレ』は作中に多くのクラシックの曲が使われています。その中の1曲が、ベートーヴェン作曲の『月光』です。

この『幻想曲風ソナタ』は、この曲を聴いた詩人ルートヴィヒ・レルシュタープの「湖の月光の波に揺らぐ小舟のよう」というコメントから『月光』の愛称が付けられました。

ベートーヴェンが抱いていた気持ちをそのまま曲に乗せたようなソナタは、暗くありながらも、どこか楽しい気持ちを表した曲調で人気の名曲です。

映画をより印象的にした有名曲

映画の世界観を彩ってきた数々の有名曲も忘れてはいけません。中でも観た人に強烈なインパクトを与えたクラシックの名曲を紹介します。

地獄の黙示録、ワルキューレの騎行

映画『地獄の黙示録』で使われたのがリヒャルト・ワーグナー作曲の『ワルキューレの騎行』です。ワルキューレの騎行は、ワーグナーの楽劇で使われる最もポピュラーな曲として知られています。

この曲は、北欧神話の半神ワルキューレを『愛・欲望・救い』などの気持ちで表現して作られている楽曲です。ワルキューレは、戦死者を選ぶ者という意味を持っており、ワルキューレにふさわしい曲調が作り上げられています。

 戦場のピアニスト、ノクターン 第20番 遺作

映画『戦場のピアニスト』で使われた曲が、ショパンの遺作となった『ノクターン 第20番 遺作』です。戦場のピアニストを深く印象付ける使われ方をしたこの楽曲は、多くの人の心に残っていることでしょう。

この曲は、ショパンがウィーンで完成させて、姉のルドヴィカに送った楽曲です。その後、ショパンから姉に向けて送られたこの曲を、ショパンの父親の友人が筆写して出版されました。

2001年宇宙の旅、美しき青きドナウ

映画『2001年宇宙の旅』のエンドクレジットで使われたのが、ヨハン・シュトラウス2世の代表作と呼ばれている『美しき青きドナウ』です。

敗戦した祖国を活気付けるために、男声合唱協会の依頼で作られた曲なので、主に男声合唱で使われていました。その後、弦楽器版が作られ『オーストリアの第2国歌』と呼ばれるほど親しまれている名曲です。

スケート界を盛り上げたショパンの有名曲

ショパンが作り上げた数々の楽曲は、スケート界でも多く使われています。有名な浅田真央選手や羽生結弦選手らにも使われたことがあるショパンの名曲を確認していきましょう。

ショパン ワルツ第7番

『ワルツ第7番』は、ワルツの曲でよくある明るいイメージとは違い、どこか『暗い・寂しい』といった感情が感じ取れる曲調が特徴です。浅田真央選手がエキシビションなどの演技で使ったことで注目された名曲です。

ショパン バラード 第1番

羽生結弦選手が使った曲がショパンの『バラード 第1番』です。優雅な旋律から、弾むように流れるバラードを全身で表現した羽生選手は、フィギュアスケート界を盛大に盛り上げました。

この楽曲は、まだ若い頃のショパンが作り上げたバラードで『若きショパンの代表曲』とも言われています。跳ねるようなピアノで奏でる物語のような旋律は、引き込まれる魅力があります。

短い、聴きやすいクラシックの有名曲

最初は長いクラシックよりも、短く聴きやすいクラシックの名曲を楽しむのがおすすめです。中でも、1度は聴いておきたいクラシックの有名曲を紹介します。

エルガー 愛のあいさつ

エドワード・エルガーが、婚約の贈り物として作曲したのが『愛のあいさつ』です。ヴァイオリンとピアノのために作られた曲が、エルガーによって編曲されて広まっていきました。

階級や宗教、年齢など多くの苦難を乗り越えて、婚約に至ったエドガーの気持ちと情熱が曲調と共に演出されている名曲です。

ビゼー カルメン 第1幕への前奏曲

ジョルジュ・ビゼーが作曲した世界的に有名なオペラが『カルメン』で、その中でも有名なのが『第1幕への前奏曲』です。ビゼーが表現したこのオペラは当初『卑猥・不愉快』という酷評を得ていました。ビゼー自身はこの曲の成功を見届けることなくこの世を去っています。

ビゼーの死後、徐々に音楽に込められた表現や感情が認められることで『オペラの定番』として使われるようになりました。

日常に溶け込むクラシック

普段からクラシックをあまり聴かないという人でも、1度は耳にしたことがある作曲家や名曲を含めて紹介してきました。日常に溶け込むクラシックは、気持ちを落ち着けてくれるものから、感情的なものまでたくさんの種類があります。

最初はわからなくても、目を閉じて曲からイメージできる世界を楽しむというのもおすすめです。日常にも溶け込むクラシックに触れながら、その独特な世界感を楽しんでみるのはいかがでしょうか。

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