競馬で複勝馬券を買うメリットとは。基礎知識と買い方のコツ

2018.11.29

競馬での複勝馬券は、初心者から上級者まで楽しめる馬券として親しまれています。そこで今回は、複勝馬券で知っておきたい基礎知識と、より的中率アップが狙える買い方を紹介します。上級者でも楽しめる複勝の魅力を感じてみましょう。

馬券の買い方のひとつ、複勝とは

競馬を楽しむ時にどうしても考えなければいけないのが、馬券の種類です。JRA日本中央競馬会では、9種類の馬券を販売しており『狙うレースや競走馬の数』によって馬券の種類を選んで購入する必要があります。

まずは、9種類の馬券の中から初心者でも楽しみやすい『複勝式』の馬券がどのようなものなのか確認していきましょう。

3着までに入る馬を予想する買い方

馬券の買い方の1つである『複勝式』とは『3着以内に入る1頭の競走馬の馬番号を当てる』馬券です。単勝式では1着に入る1頭を当てるものですが、複勝式では3着以内に入れば良いので単勝式よりも的中率が高い馬券なのです。

5~7頭の小頭数レースでは2着以内

レースに出走する競走馬の頭数が8頭以上であれば『3着以内』に入れば的中です。しかし、『5頭以上7頭以下』である場合は『2着までに入る1頭の競走馬の馬番号を当てる』というルールになるので注意しておきましょう。

複勝のメリット

複勝は初心者でも狙いやすく、誰でも楽しめる馬券というのもメリットですが、他にも注目しておきたいメリットがあります。さっそく確認していきましょう。

的中確率は高い

複勝馬券の部分で軽く触れましたが、単勝では1着の競走馬を狙うのに対して、複勝は『選んだ1頭の競走馬が3着以内に入れば』良いので非常に的中しやすい馬券です。上位に入る競走馬は、オッズなどを参考にすれば選びやすいので初心者でも楽しめます。

また、複勝の買い目を増やして複数頭選んでおけば『的中率をより高める』こともできます。まだまだ競馬を始めたてという人でも、人気の高い競走馬の複勝をとりあえず購入しているという人もいるくらいです。

単勝と並んで払戻率が高い

複勝は、単勝と並んで払戻率が『80%』に設定されています。競馬場で販売されている馬券にはそれぞれ払戻率が70〜80%の間で設定されているため、最高数値の設定での払戻しが期待できます。

払戻率が良いということは、それだけ配当金が期待できますが、そこにはデメリットも隠されています。次は複勝のデメリットと注意しておきたい点をチェックしてみましょう。

複勝のデメリットと注意点

複勝のメリットは『的中率が高く、払戻率も高い』という点でした。その点を踏まえて、複勝のデメリットをチェックしてみましょう。そこには、的中率が高いからこそ出てきてしまうデメリットも含まれています。

当てやすい分、配当は低め

まず、複勝の大きなデメリットと言えるのがこの『配当が低い』という点です。的中率は他の馬券と比べるととても高いですが、その分だけ複勝馬券を買う人が多いため『オッズ(倍率)』が低い傾向があります。

オッズは、それぞれの競走馬に決められた『倍率』を表しており『人気が高ければ高いほど多くの人が馬券を購入するのでオッズが下がる』ようになっています。複勝馬券は、人気の競走馬の場合『多くの人が購入するので』オッズが低いのです。

的中した馬券はこのオッズによって配当金が決定されます。オッズが低ければ、配当金にかかる倍率が低くなってしまうので、払い戻される配当が低めになってしまうのです。

的中させたいがために、複勝式の馬券の買い目を増やしてしまうと、購入額よりも配当金が少なくなって損をしてしまうこともあります。買い方には十分注意しておきましょう。

10万馬券が狙えるのは枠連から

単勝のオッズの目安としては2〜20倍、複勝のオッズの目安は1〜10倍程度までなので、馬券の購入額をかなりの金額にしなければ『万馬券』と言えるほどの配当が狙いにくくなっています。

10万馬券を狙うならば『枠連(3着までに入る競走馬の枠を2つ当てる馬券)』からと言われています。枠連であれば、人気が低くオッズの高い競走馬(穴馬)を絡めた馬券を購入できます。

穴馬を絡めた馬券が的中すれば、高い配当金が期待できるので、10万馬券も夢ではないのです。

結果確定まで払戻金を計算できない

複勝の馬券では、他の競走馬のオッズによっても配当が変動してしまいます。結果が確定するまでは払戻金がどのくらいになるのか、大雑把な把握しかできないのです。

大体の予想で、このくらいになるという目算をして購入していくようになるので、気が抜けない馬券とも言えます。

オッズに幅がある

複勝では、上位になる競走馬の予想が同じようになることが多く、購入者が増えて『オッズ』が下がります。しかし、レースによっては荒れることも予想され、オッズが高くなることも考えられるのです。

オッズに幅があるので、人気が高くオッズの低い馬券を狙うという買い方よりも、荒れるレースでの1点買いもおすすめです。高い配当金を狙うためにも、オッズの変動はギリギリまでチェックしておきましょう。

転がせば複勝でも儲けることはできる?

馬券の買い方の工夫として『転がし』という方法があります。複勝を使った転がしから、ワイド転がしなど、人によって狙い方が変わってくる方法です。まずは転がしがどのようなものなのかチェックしてみましょう。

転がしは複利方式で資金を増やす買い方

転がしという方法は、的中したレースの配当金を『そのまま使って』次のレースの馬券を購入する『複利方式』で資金を増やしていく買い方です。全て使って次のレースの馬券を買う人と、1部を使って買う人がいますが、転がしという点では同じ方法といえます。

不的中が出ると資金がゼロになることも

紹介した『転がし』という方法では、最初に使った予算から的中した『配当金』をそのまま使って増やしていく方法なので『的中していくほど、手持ちが増えていく』という特徴があります。

その反面、1度でも失敗してしまうと『増えていた配当金が0』になってしまう可能性があるのです。リスクもそれなりにありますが、決められた予算から手持ちを増やす方法として便利なので覚えておきましょう。

転がしの上限回数には、それぞれの意見がありますが『的中させるほど負ける確率が増える』という観点からも『4回前後』がやめ時というのが一般的です。参考にしてみましょう。

複勝馬券を買うとき、馬はどう選ぶか

ここまで複勝馬券のメリットとデメリット、活用方法を紹介してきました。次は、『実際に競走馬をどう選ぶのか』ということについてチェックしてみましょう。狙う馬を絞っていくことで『回収率』を上げることもできるのです。

回収が見込めない人気馬はカット

複勝はその的中率の高さから人気の競走馬での購入率が高い傾向があります。そうすると、その分だけオッズが下がってしまうので『馬券購入額以上の配当金』が得られないこともあります。

回収があまり見込めない人気馬を候補からカットして選ぶようにすると、オッズがそれなりにある競走馬から的中を狙っていくので『ある程度の回収率』が期待できます。

例えば、1番人気の競走馬でのオッズが1.2倍だったのに対して、2番人気の競走馬でオッズが1.5倍だったとします。どちらも3着以内には入っていますが、的中した馬券で配当が高いのが後者の『2番人気の競走馬』です。

的中率は下がってしまいますが、配当金に注目して人気馬をカットするという方法も時には必要になるでしょう。

転がす場合は複勝率の高い馬から見ていく

では、転がす場合はどうでしょうか。人気馬をカットしてしまうと、的中率が下がってしまいます。複利方式で増やしていくのが転がしなので、完全にカットしてしまうと『不的中』が出やすくなってしまうのです。

そこで確認したいのが『複勝率の高い競走馬』です。転がしでは高配当を狙おうと不人気の競走馬や2番・3番人気を狙ってしまうと不的中率が高くなってしまうのです。『複勝率が約70%前後』になりやすい『1番人気の競走馬』に賭けることで手堅く的中を狙う方法がおすすめです。

どのように楽しみたいのかだけでも競走馬の絞り込みの候補は変わってきます。転がしをしないのであれば、1番人気をカットするのもありですが『転がし』ならば1番人気には賭けておきたい場面もよくあります。

もちろんこれは簡単な例えなので、より深く予想するためにも『データとレース状況』の分析をしていく必要がでてきます。次は、データとレース状況についてもチェックしておきましょう。

複勝率だけではなくデータとレース状況で判断

データとして確認するのは『複勝率』だけではありません。開催される競馬場のコースや獲得した枠なども順位に大きく関わっています。複勝率が高くなるほど好成績が残せた理由は『どのような状況があった』のかなども考えてみましょう。

人気の競走馬が勝ち続けてきたのは、実力もありますが『コースやレース状況』も関係してきているのです。今まであまり好成績を残せなかった競走馬も、内枠を引くことで上位に食い込んでくる可能性も捨てきれません。

このように、複勝率だけではなくそのほかのデータやレース状況、コースなども予想に入れて選べるようになれば、より『初心者でも上級者でも楽しめる複勝の魅力』が理解できるのです。

複勝は初心者やコツコツ型の人におすすめ

複勝は初心者でも簡単に楽しめる馬券でありながら、深い予想で中間人気の競走馬を狙うという上級者の楽しみ方がある馬券です。転がしという方法でも使われるほど、ポピュラーな複勝は『これからの予想の基礎を学ぶ』のにもおすすめです。

複勝率だけに限らず、血統やレース分析を楽しめるようになってくると、他の馬券での組み合わせも楽しくなってきます。最初は複勝馬券だけしかわからなくても、複勝馬券を通して競馬という世界を楽しむきっかけにしてみましょう。

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