テントは自作できる?テントの基礎知識や自作例紹介

2019.11.22

アウトドアに欠かせないグッズの一つがテントです。購入すると高くついてしまうため、なかなか手が出せない人も多いのではないでしょうか。実は、テントは自作することが可能です。基礎知識を解説しつつ、自作しやすいワンポールテントについて紹介します。

テントの基礎知識

自作テントについて知る前に、種類や構造、テント生地の素材の種類などの基本的な知識を得るところから始めましょう。

理解しておけば、テントを自作するときの材料選びの際に迷うことなく購入できます。

構造と役割

キャンプにおいて休息所となるテントは、数種類のパーツから成り立っています。

テント本体は『インナーテント』と呼ばれ、寝室の役割を担う部分です。床面は防水性のあるフロアシートが敷かれており、出入り口にはファスナー型のドアパネルが付いています。

テントの骨組みのポールは、アルミ合金・スチール・グラスファイバーなどの素材が主流です。

半球状の『ドームテント』は、風雨に強いひさしのような『タープ』を付けられます。大型テントに多い『2ルームテント』は、家族での宿泊にぴったりです。

とんがり屋根がかわいらしい『モノポールテント』は、テント中央に1本のポールを立てて設営します。軽量でコンパクトできるため、山歩きにも持ち運び可能です。

生地について

最もスタンダードな素材である『ポリエステル』は、コストや軽量性に優れています。水を含みにくく、片付けも簡単にできるのが特徴です。

軽さが魅力の『ナイロン』生地は、山歩きにも向いています。ポリエステルよりも高価な価格帯です。

ナチュラルな風合いがおしゃれな『コットン』も、近年人気の高い素材の一つでしょう。化学繊維の生地に比べて雨に弱いのが難点です。アウトドアよりもインドアキャンプの際に使われます。

自作しやすいのはワンポールテント

テントの種類がいくつかあるのは理解できたところで、自作しやすいテントである『ワンポールテント』について詳しく見ていきます。

ワンポールテントのメリット・デメリットを知った上で、シーンに合わせて使いましょう。

ワンポールテントとは

ワンポールテントは、テント内の中心に立てたポールから布を吊り下げて完成する三角錐型のテントです。

アメリカの先住民族・インディアンの移動用住居をヒントに作られています。かわいらしい見た目から女性にも人気が高いテントです。

ワンポールテントのメリット

ほかのタイプのテントに比べて『天井が高い』点が、ワンポールテントの大きな特徴です。床面に近くほど広がる形状は解放感があり、仲間たちとの大切な時間を特別な空間で演出してくれます。

主軸のポールが1本で構造は簡単です。設営に関しても、慣れてしまえば1人でもラクに立てられるでしょう。撤収の際も素早く片づけられるため、帰り支度に手間取ることもありません。

ワンポールテントのデメリット

ワンポールテントにおける最大のデメリットは『床面にデッドスペースができやすい』ことです。円形や多角形の形状が多く、カーブや角の部分をスペースとして使いにくくなります。

ほかの形状のテントであれば、複数本のポールを使用して四角形に近い空間を作れるでしょう。多少人数が多くても寝られます。

ワンポールテントは直径の部分が1番大きく、外側部分は狭くなってしまいます。大人数で入りたい場合は、かなり大きめのワンポールテントが必要です。

ブルーシートでの自作例

ここからは、ワンポールテントを『ブルーシート』で作る場合の材料や作り方を簡単に紹介します。

普通にテントを購入するよりも安価で作成できる上に、慣れてくれば自分なりのアレンジも楽しめます。

はじめは時間がかかるかもしれませんが、丁寧に手順を追って作っていけば問題なく完成できるでしょう。

必要な材料

ワンポールテントを作る際に必要なのは、インナーテント部分のブルーシート・テントの端を固定するハトメセット・支柱にあたる伸縮タイプの物干し竿・ゴムシート・巾PPテープなどです。

加えて、工具としてコーキング材・両面テープ・針と糸・はさみを準備します。すべてホームセンターでそろうため、一気に購入してしまいましょう。

ブルーシートには、黒やカーキ色などのカラーバリエーションがあるため、気に入った色で作成するとおしゃれです。

作り方の手順

五角錐の寸法となるように設計図を書きます。A4やB5用紙、折り紙などを使ってブルーシートの大きさを縮尺したものを作っても構いません。

五角錐の設計図が書けたら、寸法通りにテントに使用するブルーシートをカットします。カットできたら、ロープの固定位置に手縫いでガイラインループを作っていきまましょう。

ワンポールテントは『頂上が最も破損しやすい』ため、ゴムシートで補強します。

手縫いで円錐状にブルーシートを縫い終わったら、円形に切り取ったゴムシートをシートの裏へたっぷりのコーキング剤で付けていきましょう。

最後に、ポールの代用である物干し竿の先端にコーキング剤を塗って固定します。コーキング剤が乾くまで、2~3日は放置しましょう。しっかり固まったら、完成です。

自作テントを作ってみよう

バーベキューや釣り、カレー作りなど、アウトドアはみんなで協力して楽しむのが何よりの醍醐味です。

テントも同じように、みんなで協力して自作すれば、達成感もひとしおでしょう。いつもより何倍も楽しい空間ができるはずです。

自分たちなりのアレンジを加えつつ、大切なひとときを過ごすためのテントを自作してみてはいかがでしょうか。

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