カクテル『ブラッド・アンド・サンド』。不気味な名前の由来とは?

2019.11.21

大人のイメージ漂うウイスキーベースのカクテルの1つ、英語で「血と砂」を意味する「ブラッド・アンド・サンド」とは、一体どんなカクテルなのでしょうか?今回は「ブラッド・アンド・サンド」の特徴や由来、作り方をまとめてご紹介していきます。

「ブラッド・アンド・サンド」とは?

「ブラッド・アンド・サンド」はウイスキーをベースにスイート・ベルモット、チェリーブランデー、オレンジジュースを合わせたショートタイプのカクテルで、とある映画をイメージして作られた歴史あるクラシックカクテルとして有名です。

フルーティな味わいが魅力

爽やかなハーブが香るスイート・ベルモットに、チェリーブランデーの熟成されたチェリーの香りとオレンジジュースの甘酸っぱさが合わさった「ブラッド・アンド・サンド」は、「血と砂」という少し不気味な名前からはイメージできないフルーティな味わいが魅力のカクテルです。

クラシックカクテルは酸味があるものが多い印象ですが、こちらの「ブラッド・アンド・サンド」は比較的甘口で、ウイスキーが苦手な方でもトライしやすいカクテルとなっています。

「ブラッド・アンド・サンド」の度数は?

「ブラッド・アンド・サンド」の度数は26度程度で中甘口に分類されます。甘みがありオレンジジュースの爽やかさもあって女性でも飲みやすいカクテルですが、ウイスキーベースで度数は決して低くはないため飲みすぎには注意が必要です。

映画「血と砂」をイメージしたカクテル

「ブラッド・アンド・サンド」の基となったのは、1922年にスペインの小説を原作に製作された、闘牛士と美女の悲劇の恋を描いた映画「血と砂」。チェリーブランデーの濃い赤色が、映画の中で主人公が倒れ、闘技場の砂が血で染まる様子を表現していると言われています。

考案者はトミー・デュワー?

このカクテルを考案したのは、ウイスキーブランド「デュワーズ」を画期的な広告技術で世界的に有名にしたトミー・デュワーだと言われています。

トミーは創設者であるジョン・デュワーの息子で、ハイボールの生みの親としても知られている人物です。父亡き後、広告やマーケティングの才能があったトミーは、自転車で広告メッセージを拡散するアイデアで特許を取得。小さなウイスキー工場だった「デュワーズ」を有名なウイスキーブランドへと成長させることに成功しました。

カクテル言葉は「切なさが止まらない」

「ブラッド・アンド・サンド」のカクテル言葉は「切なさが止まらない」。悲劇の恋愛映画「血と砂」にちなんでつけられた叙情的なカクテル言葉は、闘牛士の栄光と破滅を味わった主人公の切なさを表していて、映画の1シーンを思い出させてくれます。

「ブラッド・アンド・サンド」の作り方

「ブラッド・アンド・サンド」は材料の全てを同量でシェイクするレシピが一般的ですが、「デュワーズ」のサイトにはウイスキー2に対して他の材料を1とするレシピが掲載されています。ウイスキーの量はお好みで調節してもOKです。

材料とレシピ

  • ウイスキー 15ml
  • スイート・ベルモット 15ml
  • チェリー・ブランデー 15ml
  • オレンジジュース 15ml

全ての材料をシェイカーに入れてシェイクしたら、氷を入れたグラスに注いで完成。映画のイメージを崩さずに楽しむならそのままで、フルーティな味わいを楽しむなら仕上げにオレンジスライスやチェリーを飾るのもおすすめです。

映画と一緒に味わいたいカクテル

いかがでしたか?映画「血と砂」をイメージして作られたウイスキーベースの「ブラッド・アンド・サンド」は、映画で主人公が辿っていく悲劇のストーリーを表現したクラシックカクテルです。ぜひ、映画を観ながら味わってみてはいかがでしょうか?

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