セビリアの理髪師の序曲を解説。編成やあらすじ・楽譜サイトまとめ

2019.11.21

ロッシーニの代表作の一つである「セビリアの理髪師」。中でも序曲は単独でで演奏されることもある有名な楽曲です。この記事では、セビリアの理髪師の概要や、序曲『Sinfonia』についての解説、おすすめの楽譜などをまとめてご紹介します。

ロッシーニのオペラ『セビリアの理髪師 』

セビリアの理髪師は、フランスのボーマルシェが制作した戯曲を題材に、ロッシーニが手がけたオペラです。

ジョアキーノ・ロッシーニ

ロッシーニは数々の名曲を生み出しているイタリア人の作曲家です。「セビリアの理髪師」は彼が24歳の時に作曲されました。ロッシーニは作曲がとても速いこと有名ですが、「セビリアの理髪師」は中でも最速の2週間で作曲されました。

他にも、タンクレーディやセミラーミデなどのオペラや室内音楽、宗教曲まで幅広く手掛けています。同年代で活躍した有名な音楽家・ショパンも彼の音楽のファンだったそうです。

セビリアの理髪師の登場人物

  • アルマヴィーヴァ伯爵(テノール):ロジーナと結婚する。
  • バルトロ(バス):医者。遺産目当てでロジーナと結婚しようとする。
  • ロジーナ(メゾソプラノ):バルトロの姪。
  • フィガロ(バリトン):セビリアの理髪師。

簡単なあらすじ

イタリアオペラは悲劇が好まれますが、セビリアの理髪師はハッピーエンドです。そのため悲しい物語が苦手な方でも楽しめる作品となっています。

アルマヴィーヴァ伯爵は、バルトロ家のロジーナに恋をしています。一方バルトロは、遺産目当てでロジーナとの結婚をたくらんでいます。伯爵がお忍びで彼女に近づきますが、バルトロはその恋を邪魔します。そこで伯爵はセビリアの理髪師・フィガロの力を借りてロジーナと結婚します。

シンプルな物語ですが、その分キャラクターの個性が引き立っているのも見どころです。

セビリアの理髪師の序曲を解説

序曲は、オペラが開幕する前に演奏される楽曲のことを指します。作品の導入へとつながっており、言い換えるとオープニングのようなものです。

序曲『Sinfonia』の楽器編成

  • フルート2
  • オーボエ1
  • クラリネット2
  • ファゴット2
  • ホルン2
  • トランペット2
  • ティンパニ
  • シストルム
  • 大太鼓
  • ギター
  • 通奏低音
  • 弦五部

※オーボエは序曲の2番のみに演奏されます。

親しみやすい旋律が魅力の名曲

序曲の「Sinfonia」は親しみやすく美しい旋律が魅力の楽曲です。曲後半に向けて徐々に盛り上がり、華やかに幕が上がります。ロッシーニが作曲した序曲の中でも有名な作品で、オーケストラの演奏会や吹奏楽などでよく演奏されます。

実は前作の序曲からの転用だった

この序曲ですが、実はロッシーニの前作「イギリス女王エリザベッタ」の序曲が使い回されています。さらに、「イギリス女王エリザベッタ」の序曲はその前作「パルミラのアウレリアーノ」の序曲を転用したものです。

3作同じ序曲にも関わらず、作品の雰囲気にぴったりで、使いまわしていることが全く気になりません。

セビリアの理髪師 序曲 の楽譜

最後に、部活や趣味などで利用出来る、吹奏楽やピアノ用の楽譜をいくつかご紹介します。

「セヴィリアの理髪師」序曲(吹奏楽用)

吹奏楽用の楽譜にしてはリーズナブルな価格帯です。難易度は中~上級で演奏技術が求められます。

  • 参考価格:10,692円(税込)
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「セビリアの理髪師」序曲(スコアのみ)

吹奏楽用の楽譜ですが、こちらはスコアのみの販売でパート譜がありません。パート譜が必要な場合は、別で購入するか、自作のパート譜を起こしてみて下さい。

  • 参考価格:3,456円(税込)
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「セビリアの理髪師」序曲より(ピアノ用)

一人で演奏するピアノ用の楽譜です。本格的な練習用にはもちろん、趣味でピアノを楽しむ方にもおすすめです。

  • 参考価格:345円(税込)
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序曲『Sinfonia』はロッシーニの名曲

「セビリアの理髪師」の序曲「Sinfonia」はロッシーニの作曲した作品の中でも特に有名です。興味のある方はぜひ一度試聴してみて下さい。素晴らしい楽曲なので吹奏楽やピアノで演奏してみるのもおすすめですよ。

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