国産の誇り『マルスウイスキー』。長き歴史に秘められた竹鶴との深い関わりとは

2019.11.19

マルスウイスキーは戦争が終わって間もないころから作られ始めた、深い歴史を持つ国産のウイスキーです。脈々と受け継がれた蒸留の技術は、海外の有名ウイスキーにも引けを取りません。この記事ではマルスウイスキーの魅力をご紹介します。

マルスウイスキーの長い歴史について

マルスウイスキーは長い歴史の上に成り立っている国産ウイスキーです。まずはマルスウイスキーがどのようにして生まれ、なぜ今でも愛されているのかをご説明します。

マルスウイスキーは地ウイスキーの西の雄

マルスウイスキーは1949年から蒸留が始まりました。高度経済成長期になると、ウイスキーを飲むバーが流行ったことからウイスキーブームが起こりました。この地ウイスキーブームに一躍をかったとも言われているのが、このマルスウイスキーです。

はじめは鹿児島で作られていたマルスウイスキーですが、現在は長野県で作られています。スコッチウイスキーの蒸留技術を取り入れるなど、さまざまな改良を加えられたマルスウイスキーは、いまや世界5大ウイスキーとして名を知られるジャパニーズウイスキーの発展に大きな貢献を残しました。

「マッサン」こと竹鶴氏との絆

マルスウイスキーを作っている本坊酒造株式会社の創業者・岩井喜一郎と、国産ウイスキーで有名なニッカの創業者である竹鶴政孝は、摂津酒造という会社で働いていたときの上司と部下の関係でした。

岩井は竹鶴に対し、より国産ウイスキーを本格的なものとするためにスコットランドへ送り、そこで技術を学ばせたのです。この時記された「竹鶴レポート」と呼ばれるウイスキーの製造技術に関する書はのちのニッカやマルスウイスキーの品質向上のみならず、ジャパニーズウイスキー全般の品質を底上げすることとなりました。

マルスウイスキーの味わうべきおすすめの逸品

マルスウイスキーは国産ウイスキーのなかでも歴史が長く、そして味わいも深い逸品ばかりです。それぞれのシリーズによって異なる味わいが楽しめますので、お気に入りの1本を見つけてみてください。

マルスウイスキー ツインアルプス

こちらのウイスキーはブレンデッドウイスキーと呼ばれる、モルト(大麦麦芽)のほかにグレーンと呼ばれるライ麦や小麦などの別の原料も含んでいるウイスキーです。バランスを整えることにより、ウイスキー初心者でも飲みやすい味に仕上がっています。

口当たりはまろやかで、舌触りの良さが特徴的。バニラのような甘い香りとともに、フルーツのような熟した香りを併せ持っており、飲み口がきつくないのにも関わらず余韻を楽しむこともできるウイスキーです。

  • 商品名:マルスウイスキー ツインアルプス
  • 参考価格:1,712円(税込)
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マルスウイスキー モルテージ越百(コスモ)

こちらもまたブレンデッドウイスキーですが、モルトのみを原料としたウイスキーをブレンドしている、いわゆる「ブレンデッドモルト」。ハチミツに近いふんわりと広がる濃厚な甘みの中にスモーキーな樽の香りが隠れています。

ロックや水割りでも美味しく飲むことができますが、おすすめはストレート。しっかりとした舌触りと、喉の奥まで続く深い香りと味わいの余韻を楽しむことができます。

  • 商品名:マルスウイスキー モルテージ越百(コスモ)
  • 参考価格:4,563円(税込)
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マルスウイスキー シングルモルト 駒ヶ岳

2019年の限定蒸留品として作り上げられた逸品が、こちらのシングルモルトウイスキーである「駒ヶ岳」です。限定品ですので「リミテッドエディション」という名前が付けられています。

1万本ちょっとという少ない本数が蒸留されたため、価格はそれなりに高めとなっておりますがそのぶん味わいは絶品です。熟したフルーツの香りを持ちつつも甘酸っぱい余韻が後を引き、飲み終わったあとは口の中に上品で少し爽やかな香りが広がるところが魅力的です。

  • 商品名:マルスウイスキー シングルモルト 駒ヶ岳 リミテッドエディション
  • 参考価格:8,360円(税込)
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マルスウイスキー サクラカスクフィニッシュ

先程の「駒ヶ岳 リミテッドエディション」よりも少数のみの蒸留となったのが、こちらの「サクラカスクフィニッシュ」です。製造された本数はなんとたったの2,735本。それゆえ価格はプレミア価格です。

桜の木でできた樽で追加熟成されているので、桜の和菓子のような不思議なやさしい甘さが口の中で花開きます。ウイスキーの香りをきつい香りだと感じてしまう方にこそ飲んでいただきたい1本です。

  • 商品名:マルスウイスキー サクラカスクフィニッシュ
  • 参考価格:11,453円(税込)
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マルスウイスキーの醸造所を見学しよう

マルスウイスキーを作っている本坊酒造株式会社には、6つの醸造所があります。

  • 鹿児島市
  • 南さつま市
  • 屋久島
  • 長野
  • 石和(山梨)
  • 穂坂(山梨)

それぞれの醸造所はすべて入場料無料で公開されていますので、気軽にマルスウイスキーの製造の過程を見学することができます。試飲で味を堪能するのもよし、売店でお土産を買うのもよしの楽しい施設となっています。

マルスウイスキーは国産ウイスキーの宝

マルスウイスキーは国産ウイスキーの中でもその名を誇る上質なウイスキーです。ウイスキーが苦手、と思っている方にこそマルスウイスキーシリーズそれぞれの特徴と魅力を味わってみていただきたいです。

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