スピーカーの正しい配置方法。5.1chや7.1chの配置も解説

2019.11.14

オーディオ製品の中でも、音を実際に出すスピーカーは大切なものです。しかしながら、ハイクオリティなスピーカーを購入しても、正しい配置をしなければその効果は発揮されません。では、スピーカーはどのように配置すれば良いのでしょうか。

スピーカーの正しい配置方法

スピーカーはただ接続すれば良いわけではなく、正しい配置方法があります。スピーカーのポテンシャルを引き出す配置方法を探っていきましょう。

低音も高音も均一になるように設置する

スピーカー自体の性能が大切なのは当然ですが、どのように配置するかは同じくらい大切なことです。

まずはスピーカーを『低音・高音』が均一になるように設置します。よりクリアなサウンドで音楽を楽しむためには、スピーカーを壁から離しつつも、部屋の角に設置するといいといわれています。

また、低音に強いスピーカーの場合は、低音が過剰に出ていないかどうかを確認する必要があるでしょう。低音が出過ぎると、音像が詰まったようになり、ぼやけてしまいます。

壁から少しずつ離して確認する

スピーカーを最適な場所に配置するためには、スピーカーを壁から少しずつ離しながらチェックしていきます。その中で、低音・中域・高音が一番バランス良く聞こえる場所に設置しましょう。

スピーカーの性質として、壁の近くに置いたときは低音が強調されるので、最初は低音(ベース音)が大きくなっているはずです。その低音が落ち着く位置を見つけて微調整をします。

好みの問題もありますが、低音が効きすぎると聴きにくい音になるで注意してください。

スピーカーを設置するときのポイント

実は、同じスピーカーでも設置する場所を変えると全然違う聞こえ方になります。

高価なスピーカーでも籠ったような音になることもありますし、安価なスピーカーでも伸びやかな音が出ることもあります。

では、どのようなことに気を付けてスピーカーの設置位置を決めれば良いのでしょうか。

左右のスピーカーは等距離に置く

ステレオ環境のスピーカーは、視聴場所と2本のスピーカーを線で結んで正三角形が出来る場所が望ましいといわれています。

その距離は、スピーカーのサイズや出力の大小によって変わります。出力が大きいスピーカーであればある程度の距離があってもいいのですが、出力の小さいスピーカーで距離があるとバランスが崩れてしまいます。

出力の小さいスピーカーを最大の音量にしたとしても、出力の大きいスピーカーと同じ音質にはなりません。注意しましょう。

音の指向性を意識する

スピーカーと壁との距離や、高さについてはスピーカーから出る音について把握してから検討しましょう。音は、周波数によって進み方・広がり方が変わります。この現象を『指向性』と呼びます。

波長の長い低音域は指向性が広く、中音から高音域は波長が短く直進する、というのが一般的な考え方です。

オーケストラでいえば、太鼓のような低音域の楽器は指向性が広いので全体から聴こえるイメージになりますが、トランペットやバイオリンのような中音から高音域の楽器は、まっすぐ真正面から聞こえてくるイメージになります。

この指向性を把握した上で、スピーカーの配置も決めましょう。

インシュレーターを使おう

スピーカーの音のバランスを取るために、インシュレーターというものを使うことがあります。これは直訳すると『絶縁するもの』という意味ですが、スピーカーから出る音の振動を遮断するために使います。

スピーカーと棚やラックなどの設置面との間にインシュレーターを挟むと、設置面に不要な振動が伝わらないようにする役割を果たします。

つまり、設置面に直接スピーカーを置いたときよりも、クリアな出力が可能になります。

2ch以外のスピーカーの配置

多くのスピーカーはステレオ形式の2chと呼ばれるもので、その名の通り2つのスピーカーの組み合わせで音を作ります。

しかし最近は多くのスピーカーを組み合わせて、映画館やライブハウスで聴くような音作りが家庭でも可能になりました。

5.1chスピーカーの配置

映画館のような音像を家庭で楽しむ『ホームシアター』の基本型ともいえるのが5.1chスピーカーです。このスピーカーは、劇場用の立体的な音響をDVD作品に取り入れたときに採用されました。

スピーカーは前方の左右に2本とセンターに1本、後方に2本を配置します。そして、重低音専用のサブウーファー1本という全6本で構成されています。

センターと後方にスピーカーが加わるので、サウンドが大きく広がるのが特徴です。

7.1chスピーカーの配置

5.1chスピーカーにさらに2本のスピーカーを加えたのが、7.1chスピーカーです。前後左右にそれぞれ1本ずつスピーカーをセットし、さらにセンターに1本、後方に2本、重低音専用サブウーファーを加えて計8本のセットになります。

最近は9.1chスピーカーや11.1chスピーカーも登場していますが、ホームシアターで楽しむ場合はスペース的にも予算的にも7.1chまでが現実的といえます。

スピーカーを適切な位置に配置しよう

このように、スピーカーの配置はとても奥の深いものです。せっかく購入したスピーカーを最大限に生かすためにも、一番良い音が鳴る位置を探して設置してみてはいかがでしょうか。

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