デューク・エリントンの魅力を紹介。経歴や名盤・名曲を解説

2019.11.12

1910年代から1970年代までの長きにわたって活動を続けたジャズピアニスト、デューク・エリントン。発展期からジャズシーンを支え続けた彼は、ジャズ史に残る偉人の一人として知られています。そんなデューク・エリントンの魅力をご紹介します。

デューク・エリントンの経歴と評価

デューク・エリントンは、半世紀以上もの間ジャズピアニストとして活躍しました。そのサウンドは現在も広く支持を集めていて、多くのジャズファンに影響を与えています。

20世紀ジャズシーンを代表するピアニスト

デューク・エリントンのジャズピアニストとしての活動開始は1916年。その実力は次第に話題になり、1927年にはニューヨークの高級ナイトクラブ「コットン・クラブ」を拠点に活動するようになります。

1930年代からは当時流行を見せたビッグバンドスタイルのスウィングジャズにおいて第一人者として知られるようになり、数多くの名曲・名演を残しています。

その後も1974年に逝去するまで現役ミュージシャンとして活動し、紳士的な立ち振る舞いから「デューク(公爵)」の愛称でジャズファンに愛され続けました。

デューク・エリントンの作り上げたオーケストラは彼の死後も現代まで存続しており、世界で活動を続けています。

デューク・エリントンと日本の関係

デューク・エリントンは、日本とも縁が深かったミュージシャンとして知られています。

中でも特に有名なのは1964年の新潟地震に関するエピソードで、当時たまたま来日公演を行っていて地震被害を知ったエリントンは、その後ハワイで予定されていた公演をキャンセル。東京厚生年金会館にて急きょコンサートを行い、震災への募金を募りました。

そのコンサートの利益は新潟市に寄付され、1966年に再び来日公演を行った際は、新潟市からお礼として「国際親善名誉市民」の称号が贈られました。

このように、たびたび来日公演を行って人気を集めたデューク・エリントン。2010年代に入っても彼の遺志を継ぐデューク・エリントン・オーケストラが来日公演を行うなど、日本でもデューク・エリントンの音楽は親しまれ続けています。

デューク・エリントンの代表的な名曲

デューク・エリントンは、多くのジャズ・スタンダードナンバーを演奏したことで知られています。その中でも特に代表的なものをご紹介します。

A列車で行こう

デューク・エリントンがビリー・ストレイホーンに作曲を依頼して生まれた「A列車で行こう」は、エリントンのオーケストラを象徴するナンバーとして広く知られる名曲です。

軽快で聴きやすいジャズナンバーとして有名で、多くのミュージシャンにカバーされたほか、テレビ番組などのBGMとしても人気を集めてきました。

楽曲タイトルは、当時ジャズの流行の中心だったニューヨークのハーレムを通る「ニューヨーク市地下鉄A系統」から取られています。

キャラバン

ダイナミックでスリリングな楽曲展開が魅力の「キャラバン」も、デューク・エリントンを代表するジャズのスタンダードナンバーです。

アップテンポでインパクトのあるサウンドが、心地のいい緊張感を感じさせる一曲として広く知られており、ジャズのみならずロックやポップスジャンルのミュージシャンからもカバーされてきました。また、傑作音楽映画「セッション」にも登場したことで話題になりました。

日本でも、上原ひろみや東京スカパラダイスオーケストラといったアーティストにカバーされています。

デューク・エリントンのおすすめの名盤

デューク・エリントンの音楽をじっくりと体感するには、彼のアルバムを聴くのが一番でしょう。非常に多作だったことで知られるデューク・エリントンですが、その中でも特に代表的な名盤をご紹介します。

A列車で行こう(アルバム)

デューク・エリントンの代表曲「A列車で行こう」は、アルバムタイトルにもなっています。

このアルバムでは1940年代前半、デューク・エリントンの全盛期の名演が数多く収録されていて、彼の音楽を知る入門作としてもおすすめです。

収録曲もスウィングジャズの名曲が揃っていて、聴きごたえは抜群です。

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 デューク・エリントン&ジョン・コルトレーン

1962年、デューク・エリントンが既にジャズ界の大御所として君臨していた時期に当時の大人気サックス奏者ジョン・コルトレーンとコラボしたアルバムです。

古き良きスウィングジャズで知られるデューク・エリントンと最新鋭のモードジャズを鳴らしたジョン・コルトレーンの個性が混ざり合った作品で、聴きやすくもインパクトのあんる洗練された演奏が楽しめます。

ジャズ史に残る偉人同士の共演ということで、必見です。

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デューク・エリントンの名演を体感しよう

20世紀前半のジャズの発展期を知る上で、デューク・エリントンは欠かすことができない存在です。

軽快さと大胆さを併せ持ったプレイングは、今も受け継がれるジャズの真髄を体現しています。

そんなデューク・エリントンの音楽に触れて、昔ながらのジャズの魅力を体感してみてください。

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