サラダやサンドイッチ、洋菓子等に用いられるチーズとして有名なのがカッテージチーズです。大変美味しいのですが、実は家庭でも簡単に作れます。そこでこの記事では、カッテージチーズの基本的な作り方やレモン、ヨーグルトを使ったアレンジをご紹介します。
カッテージチーズとは
カッテージチーズは、もともとオランダが原産のチーズです。コッテージチーズやコテージチーズとも呼ばれますが、一般的なチーズとは異なり、熟成させないというのが特徴です。
そのため、家庭でも簡単に作ることができ、その淡白な味わいとかすかな酸味から、様々な料理に用いられています。
カッテージチーズの基本的な作り方
カッテージチーズの基本的な作り方をざっくりいうと、加熱しつつかき混ぜた牛乳に酢を加えて凝固させ、水洗いした後に水をしっかり切るというものです。
使用する材料が少なく、特別な調理器具も必要ないので、まさに手作り向きの食品といえます。
材料
- 牛乳:500㏄
- 酢:大さじ1
- 塩:1g
作り方
- 鍋に牛乳を入れ、沸騰しないようにかき混ぜます。
- 沸騰直前までかき混ぜたら酢を加え、固まるまでかき混ぜます。
- クッキングペーパーを敷いたザルの上にうつします。(一番下にボウルを置く)
- 固形物と水分に分離したらよく水気を絞ります。
- 最後に塩を加え、お好みの味に調整します。
レモンを使ったカッテージチーズ簡単レシピ
カッテージチーズの基本的な作り方をご紹介しましたが、酢の代わりにレモン汁を使うこともできます。
これによってよりフルーティな味わいに仕上がりますし、かき混ぜる手間もいらないので、簡単アレンジとして大変有効です。
材料
- 牛乳:500㏄
- レモンのしぼり汁:80㏄
作り方
- 牛乳を耐熱性ボウルに入れ、50Wの電子レンジ6分ほど温めます。
- レモン汁を加えて軽く混ぜます。(市販のレモン汁でも可)
- 固形物と液体に分離するまで放置します。
- ボウルの上にざるとペーパータオルを敷き、そこにうつします。
- 10分ほどかけてすこしずつこせば完成です。
ちなみに、こした時に出る透明な液体は非常に栄養素が高いので、ドレッシングや飲み物として利用することをお勧めします。
カッテージチーズをヨーグルトで作る
カッテージチーズはヨーグルトからでも作ることができます。
牛乳で作るよりもコストが高くなりますが、より濃厚で本格的な味に仕上がるので、グルメな人にはおすすめです。
材料
- ヨーグルト:大1パック
- レモンのしぼり汁:80㏄
作り方
- ヨーグルトを鍋に入れ、沸騰直前までかき混ぜます。
- レモン汁を加えてさらに混ぜます。(酢でも可)
- ボウルの上にざるとペーパータオルを敷き、そこにうつします。
- 水分が抜けるまで放置します。
- 最後にクッキングペーパーごと絞り、水分をしっかりときります。
- タッパーに入れて冷蔵庫で一晩寝かせれば完成です。
牛乳で作ったものと味を比べてみると、ヨーグルトで作った方が格段に濃厚で風味豊かに仕上がっています。また、相性でいうと、酢よりはレモン汁の方が合うようです。
ただし、このレシピでは気を付ける点が2つあります。
一つは、「絶対に沸騰させないようにすること」です。万が一沸騰してしまってもなんとかチーズらしくはなりますが、決して美味しくはありません。
もう一つは、「必ず冷蔵庫で一晩寝かせること」です。熟成が必要ないカッテージチーズですが、このレシピに関しては一晩寝かせることでグっと味が良くなります。
簡単レシピでカッテージチーズを!
この記事では、カッテージチーズの簡単な作り方とアレンジレシピをご紹介しました。
基本的な作り方に従っても美味しくできるのですが、酢の代わりにレモン汁を使ったり、牛乳の代わりにヨーグルトを使うことで、より濃厚なカッテージチーズに仕上がります。
スーパーで買うと意外と高くつくカッテージチーズ。ぜひご家庭で手作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。