五感を刺激する最新展示。シンガポール国立博物館を遊びつくそう

2019.11.04

シンガポール国立博物館は、歴史ある館でありながら、最新の展示方法やアートを積極的に取り入れたエンターテイメント性あふれる博物館です。この記事では、そんなシンガポール国立博物館の歴史や基本情報、見どころをご紹介します。

シンガポール国立博物館の基本情報

まずは、シンガポール国立博物館の歴史や入場料などの基本情報を確認しましょう。

シンガポール国立博物館の歴史

シンガポール国立博物館は、1849年に設立された「ラッフルズ図書館・美術館」を前身とし、1887年に現在のネオ=パラディオ様式とルネサンス様式の建物へ移動しました。当初は動物学と民族学が中心のコレクションでしたが、1965年の独立以来、シンガポールの歴史に焦点を合わせた収集、展示を開始。20032006年には旧館の大規模な改修が行われるとともに、背後にはその倍の規模のガラス張りの新館が建設されました。

シンガポール国立博物館の開館時間、料金、アクセス

シンガポール国立博物館は、年中無休、開館時間はAM10:00PM7:00です。Gallery 10の最終入場はPM5:00、ガラスの大広間(Glass Rotunda)の最終入場はPM6:15です。

常設展示の入場料は一般が15ドル、60歳以上のシニア、学生、障がい者が10ドルで、特別展の入場には別途料金が必要です。常設展示と特別展の入場がセットになった格安チケットもあります。なお、6歳以下の子どもとシンガポール国民は無料です。

シンガポール国立博物館へは、地下鉄(MRT)のDownTownBencoolen駅あるいはCircle 線のBras Basah 駅から徒歩約5分。YMCAに停車するバス路線の利用も便利です。

*1シンガポールドル=約80

シンガポール国立博物館の展示概要

続いて、シンガポール国立博物館で見ることのできる展示をご紹介します。シンガポール国立博物館では、大きく分けて次の3つのセクションがあり、加えて、期間限定の特別展が開催されています。

「シンガポールの歴史」ギャラリー(1階)

「シンガポールの歴史(Singapore History Gallery)」は、歴史資料をシンガプーラ王国時代(12991818年)、英国植民地時代(18191941年)、日本占領期(19411945年)、そして現代(1945年~)の4つのセクションに分けて展示したギャラリーで、3万平方メートルの広さを誇ります。展示室内にはそれぞれの時代を証言する資料が並べられているだけでなく、音声やタッチスクリーン、映像など様々なメディアによってインタラクティブな鑑賞が楽しめるのが特徴です。

「シンガポールの生活」ギャラリー(2階)

「シンガポールの生活(Life in Singapore)」は、過去100年のあいだに変化したシンガポールの日常生活を体感できる展示です。1920年代の植民地様式のバンガローを模した展示室では、植民地時代の生活や女性の活躍などを学ぶことができます。続いて、1942年頃の日本軍占領下でのシンガポールの人々の生き様に触れます。そして、1950年代頃の懐かしいシンガポールの都市部や農村部の記録、1970年代の映画や祭りの記録などを通して、多民族、他宗教国家としての現在が出来上がるまでをたどります。

「魔術と脅威」ギャラリー(2階)

「魔術と脅威(Magic and Menace)」の展示室では、東南アジアで伝統的に信じられてきた魔術や超自然的信仰がテーマです。霊媒師や心霊治療師がこの地域特有の動物や植物をいかに魔術や治療に用いてきたのかを、五感を刺激する方法で展示しています。植民地シンガポール最初の実質的な統治者であったウィリアム・ファーカーが、中国人絵師に描かせた貴重な動植物画もこちらのコーナーに展示されています。

チームラボも!シンガポール博物館で見られるアート

シンガポール国立博物館では、シンガポールやアジアで活躍するアーティストの作品が展示内容と呼応するかのように配置されていて見どころの1つとなっています。

シンガポールの街中でも人気のアーティスト、イップ・ユーチャンによる壁画アート『シンガポール国立博物館の歴史』や、地元出身のスーザン・ヴィクターによるスワロフスキー・クリスタルを使った動くシャンデリア『Wings of a Rich Manoeuvre』、写真家ロバート・ザオが地元の何気ない風景の記憶を掘り起こす『シンガポールのとても古い木』など、シンガポールの歴史や記憶と対話するようなアートが感覚を刺激してくれます。

そして、日本のハイテク・アーティスト集団チームラボが、ファーカーの動植物画にインスパイアされて制作した巨大インスタレーション『森の物語』は、鑑賞するだけではなく専用アプリを使って遊べる仕組みにもなっています。

シンガポール国立博物館ではお土産もスタイリッシュ

シンガポール国立博物館には小さいながらおしゃれなお土産を揃えたミュージアムショップがあります。地元フードをかたどったキーホルダーやファーカー・コレクションの動植物画がプリントされたペン立てなど、訪問の思い出に持ち帰りたい品々が並びます。見学の後には是非立ち寄ってみてください。

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