数学は歴史を知ればもっと面白い。数字の成り立ちや有名数学者の功績を紹介

2019.11.01

数学は、人間の歴史が積み重なっていくのとともに、つねに生活や学びとともにありました。この記事では、数学の成り立ちや有名な数学者の功績など、さまざまな過去の出来事をご紹介します。数学の歴史を知り、今の自身の生活と重ねてみましょう。

数学はどうやってできた?歴史を簡単に解説

まずは数学がどのようにして生まれ、そして発展して現代にまで学び続けられているのかといった歴史的な面を簡単に解説します。

はじまりは紀元前までさかのぼる

数学のはじまりは、単純に動物や人間、物の数を数えるところから始まりました。紀元前7万年の南アフリカにおいては、数を数えてその数の概念を記録していたと考えられています。

その後、紀元前2万年のあたりになるとエジプトでかけ算が行われるようになり、古代エジプトや古代ギリシヤで数学は発展していきました。負の数であるマイナスの概念は中国で生まれ、0の概念はインドで生まれたとされています。

ルネサンス期に入ると、数学は他の学問とともにめざましい発展を遂げました。17世紀に突入すると、リンゴの落下をきっかけに万有引力の法則を導き出したニュートンをはじめ、さまざまな学者が活躍します。

こうした流れを踏まえると、徐々に段階を踏みつつも、同時期に世界各国で数学への関心は高まっていったと言えます。

数学は応用されて他分野で使われている

数学は、計算をするためや難しい問題をひたすら解くためだけの学問ではありません。身近なところで言えば、アンケートの結果をもとにさまざまな統計を出し、そこからその先の何らかの事象を予測する統計学で使われています。

また、建築においても数学は使われている学問ですし、他にも暗号解読や電子機器の製造など、かなり幅広いジャンルで活用され続けているのです。

日本の「和算」は高レベルの数学だった

日本には江戸時代に和算(わさん)と呼ばれる数学がありました。7世紀以降になって遣唐使・遣隋使たちのような存在によって大陸における数学が持ち込まれ、やがて日本独自の計算法が生まれました。それが和算です。

和算ではねずみ算や鶴亀算など、現代においては方程式を利用して解くような問題が江戸時代からすでに存在していました。数学を習うと見るようになるxやyの代用も、和算で計算されていたとされています。

和算は日本という小さな島国のなかで、めざましい発展を遂げたのです。

数学の歴史に名を遺した偉大な数学者と功績

数学の歴史には、数多くの数学者たちの健闘と功績がしっかりと刻まれています。ここでは有名な数学者たちを数人ピックアップしてご紹介します。

万有引力だけじゃない「アイザック・ニュートン」

リンゴが木から落下する様子を見て、地球が持つ引力に気づくことができたアイザック・ニュートン。彼は自然哲学者や物理学者など、さまざまな肩書を持った天才でした。

ニュートンは万有引力についての法則だけではなく、中高生になると学校で教わる微分積分を見つけ出したとも言われています。偉大な数学者ニュートンは、数学の点でもそれ以外の点でも秀でていたようです。

数学好きの天才女性「エイダ・ラブレス」

エイダ・ラブレスは、数学者としては当時とても珍しい女性の数学者でした。1815年に生まれ、36歳で生涯を終えるという短い人生のなかで残した彼女の功績は素晴らしいものです。

数字を使いこなし、さまざまな物事を分析しながら生活していた貴族であるラブレスは、世界で初めてのコンピューター・プログラマーだとも称されることもある偉大な功績者です。頭脳や学問の発展に性別は関係ないのだ、ということを証明する存在とも言えます。

暗号解読のプロ「アラン・チューリング」

アラン・チューリングは暗号解読のスペシャリストでした。戦時中、さまざまな国が解読に困り果てた暗号・エニグマ。ドイツ軍が作り出したエニグマにより、戦局は難しいものとされていました。

しかし、そこでチューリングはエニグマを解読する方法を考え出しました。それによって解読機械の性能は上がり、結果的にエニグマ解読へとつながったのです。言語の一種と思われがちな暗号ですが、そこには数多くの数学的なロジックが組み込まれています。

ちなみに、アラン・チューリングのエニグマ解読をめぐるエピソードは洋画「イミテーション・ゲーム」にて映画化されたことでも有名。以下関連記事では、数学者をテーマにしたおすすめ映画もご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

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和算で日本に数学を広めた「関 孝和」

日本で発展していった数学である和算。和算を作りだしたとされているのが、関孝和という日本の数学者です。もともとは暦に関する研究を積極的に行っていたのですが、そちらの分野では大きな功績は残せませんでした。

ところが和算の研究となると、関の頭脳は本当の能力を発揮します。代数を使った計算、実際に数を書き起こし計算を行う筆算は、関が和算をさらなる高みへ持っていくために考え出した計算法なのです。

数学の歴史を学べる初心者向けのおすすめ本

数学の歴史を初めて学ぶ方におすすめなのが、その名も「はじめて読む数学の歴史」という本です。数学の成り立ちについての詳細が書かれているのはもちろんのこと、数学に関連した人名についても掲載されています。

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数学は歴史を知るとより面白い

数学は、ただ公式を学んで活用するだけの学問ではありません。日常のあらゆるところに数学に関する方式がひそんでいて、生活の助けとなっています。

数学は歴史を知ることで、より数字の成り立ちや公式の必要さを知ることができます。数学の歴史を全体的に知ることで、より豊かな教養を得て生活を楽しむことができるでしょう。

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