スピーカーの失敗しない選び方とは。スピーカー選びはこれをチェック

2019.10.31

スピーカーを購入する際、性能の良いものを選びたいと思うのは当然でしょう。優れたスピーカーでも、再生音源や環境、使用するアンプに合っていなければ、音の良さを引き出すことはできません。スピーカー選びで失敗しないためのポイントを紹介します。

スピーカー選びのポイントとは

スピーカーを使うと、イヤホンでは分からなかった音の広がりや奥行きがダイレクトに感じられるようになります。初めてのスピーカー選びでは、デザインや価格だけでなく、性能や形状による音の違いも細かくチェックしましょう。

小型のブックシェルフなど形状から選ぶ

部屋で使うスピーカーは形状やサイズの違いから以下の三つに大別されます。

  • ブックシェルフ型
  • フロア型
  • トールボーイ型

スピーカーの大きさと低音再生能力には密接な関係があり、サイズが大きいほどより低い周波数が出やすい傾向があります。

『ブックシェルフ型』は、スピーカーの中では小型で、本棚に収めたり、デスクトップに置くなどして使用します。

音域はやや迫力に欠けますが、近接試聴でも違和感が少なく、全音域がバランス良く聴こえるのが特徴でしょう。

『フロア型』は床に置いて使う大きめのタイプで、低音域の再生能力に優れています。高級感のある堂々としたデザインなので、部屋のメインインテリアとして設置するのが良いでしょう。

低音域のスケール感に優れる『トールボーイ型』はスリムな縦型なので、テレビ脇に設置してホームシアターを楽しむのにおすすめです。

スピーカーユニット数から選ぶ

電気信号を音に変えるスピーカーの中核部分を『スピーカーユニット』と言います。

低音から高音まで全ての音域を一つのスピーカーユニットで再生するフルレンジタイプもあれば、音域を低音・中音・高音に分け、それぞれ専用のスピーカーユニットで再生するタイプもあります。

一般的に、スピーカーユニットの数が多くなるほど可聴帯域が広くなり、豊かな空間表現が可能になります。しかし、出音場所が分散すると音にゆがみが生じるので、多ければ良いというわけでもありません。

素直な音質と定位の良さを求めるなら『フルレンジ』を、低音域から高音域まで広いレンジを楽しみたいなら『2way』や『3way』を選びましょう。

周波数の範囲やハイレゾ対応をチェック

多くのスピーカーには、再生可能な『音域の幅』を示す『再生周波数帯域』が表示されています。

自分が普段聞く音楽は大体どれくらいの音域があれば満足するかを考えてみましょう。例えば、ロックなどのベースが効いた音楽は低音が、バイオリン協奏曲などのクラシックには高音が多く含まれています。

音楽に合った音域(周波数)のスピーカーを選ぶと、音源が忠実に再現できます。

今あるスピーカーの音域を広げたい場合は、サブウーファーやツイーターなどの専用スピーカーを追加する方法もあるでしょう。

最近では『ハイレゾ音源』に対応したスピーカーも人気です。ハイレゾとは、ハイレゾリューション(高解像度)の略で、ハイレゾ対応のスピ―カーは『40kHz以上が可能であること』が要件です。

ライブの空気感や歌手の息遣いなど、通常のスピーカーでは再現できなかった細かいニュアンスが鮮明に感じられるでしょう。

スピーカーの性能はここをチェック

スピーカーの性能面について、押さえておきたいポイントもあります。特に大切な部分を見ていきましょう。

インピーダンスは音量にも影響

『インピーダンス』は、『電気抵抗』を指し、スピーカーにおいては値が小さくなるほど大きな電流が流れやすくなります。

一般的なスピーカーのインピーダンスは4~8Ω(オーム)です。アンプの出力値よりも高いもの、または同じものを選びましょう。

スピーカーのインピーダンスがアンプ側よりも小さいとどうなるのでしょうか?

大きな電流が流れやすくなり、アンプ側で音量を上げていなくても大音量で音が鳴ります。その結果、スピーカーに負担がかかってしまうでしょう。

出力音圧レベルは能率を表す

スピーカの『出力音圧レベル(単位:db)』とは、『アンプから入力される電力を音に変換する効率がどれだけあるか(能率)』を示したものです。

一般的なスピーカーは85dB~90dBで、数値が高いほど能率は高くなります。

大きな部屋で大音量を出したいなら、85dB以上のスピーカーを選びましょう。小型スピーカーよりも大口径の大型システムの方が能率が高い傾向があります。

分野別の選び方のポイントを紹介

車用スピーカーと部屋で視聴するためのスピーカーでは、必要な条件や選び方のポイントが変わります。場所や目的に合った車用スピーカーを使い、音楽をさらに楽しんでみましょう。

車用スピーカーの場合

車用のスピーカーは『セパレート』または『フルレンジ』のどちらかのタイプとなっています。もし、純正がセパレートの場合は、新しく取り付けるスピーカーもセパレートにするのが無難でしょう。

フルレンジは音のまとまりの良さがメリットですが、ドアの下部に付けるため、音像がはっきりしなくなる傾向があります。

ドア部分やAピラー部分に設置するセパレートは、音が耳に届きやすく、よりリアルなサウンドが味わえます。

PC用スピーカーの場合

PC用スピーカーは、デスクの上や本棚、床などに置いて使うのが一般的です。サイズや接続方法(Bluetooth・Wi-Fi・USB・アナログなど)の他、音のパワーやアンプの出力数もチェックしておきましょう。

PC用のスピーカーは、PCの左右に一つずつ置く『2chスピーカー』が定番ですが、よりリアルな音質を楽しみたいなら、重低音専用のサブウーファーを加えた『2.1chスピーカー』もおすすめです。

テレビ用スピーカーの場合

テレビ用スピーカーは、サイズやチャンネル数、インテリアとしてのデザイン性などを考慮しましょう。

ホームシアター目的なら、チャンネル数が多いものがおすすめです。『5.1ch』や『7.1ch』は多方向から音が出るので、映画の中に入り込んだような臨場感が味わえます。

ニュースをよく聞く場合は、人の声をより聞き取りやすくする機能を備えたスピーカーを選ぶと良いでしょう。

自分に合ったスピーカーを探そう

音楽や映画を楽しむ人にとって、音源を忠実に再現するスピーカーは欠かせないものです。

スピーカーに求められる機能や条件は『どんな用途でスピーカーを使うか』によって変わるため、『いつ・どこで・何を聴くか』を明確にしてみましょう。

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