スピーカーケーブルの種類と選び方は?おすすめのケーブル4選

2019.10.28

スピーカーケーブルは、スピーカーから音を出すために不可欠なパーツです。アンプとスピーカーの間にあり、音質を決定するという重要な役割を果たします。では、このスピーカーケーブルはどのような種類があり、どのように選べば良いのでしょうか。

スピーカーケーブルの必要性

スピーカーケーブルは、スピーカーとアンプをつなぎ音質を決める役割を果たしますが、そもそもスピーカーケーブルとはどのようなものなのでしょうか。

スピーカーケーブルとは?

スピーカーケーブルとは、簡単にいうとアンプとスピーカーをつないで音を『電気信号として送信する電気線』のことです。オーディオ機器の中でも、特に音質に大きな影響を与えます。

そのため、効率的な電気信号の送信のために多くのメーカーが苦心してスピーカーケーブルを製造しています。

音質をより良くする

スピーカーケーブルを購入する際の理由として、音質を良くするためという人は少なくありません。

素材や構造をよって音質を変えられるため、手持ちのオーディオ機器の性能を最大限に生かし、自分好みの音を出すためにも、重要なアイテムなのです。

音質を向上させるためにも、スピーカーケーブルの素材や構造にこだわって選びましょう。

スピーカーケーブルの種類

それでは、スピーカーケーブルの種類を見ていきます。素材や構造、端子の違いによってさまざまな製品が販売されているので、違いを把握しておく必要があるでしょう。

素材による種類

スピーカーケーブルは、素材の違いによって音質が変化します。

まず、比較的安い価格帯のスピーカーケーブルにはタフピッチ銅製の素材が使用されています。低音域にボリュームがあるのが特徴で、タフピッチ銅は導電用材料として多くの製品に使用されています。

続いて、無酸素銅という不純物の酸素を取り除いた素材を使用したスピーカーケーブルは、クリアな音質を生み出すことで知られています。大量生産が可能になってからは、タフピッチ銅に替わる素材として広く活用されています。

この他にも、高音域が特徴的な銀製のスピーカーケーブルや、複数の素材を組み合わせたハイブリッド導線などが販売されています。

構造による種類

スピーカーケーブルは、構造の違いによっても音質が変化します。スピーカーケーブルの構造は3種類に大別され、それぞれ音質に特徴があります。

まずは『平行型ケーブル』です。2本の導線を平行に並べた構造で、比較的安いケーブルによく採用されています。このスピーカーケーブルの特徴は、明瞭ではっきりとした音質です。

続いて、2本のケーブルをねじり合わせて『ツイスト型ケーブル』です。このスピーカーケーブルは、ノイズが少なく高音の信号を伝えやすい特徴を持っています。

最後に、4本の導線を組む『4芯ケーブル』です。このスピーカーケーブルは『スターガット型』とも呼ばれ、厚い重低音が特徴で重厚感のある音質が実現させるでしょう。

端子による違い

スピーカーケーブルの端子にも複数の種類があります。

一般的に使用される端子を『バナナプラグ』といいます。形がバナナに似ていることからその名がつきました。安定性に優れた機能的な端子で一般的なスピーカーケーブルで良く使用されています。

また、挟み込んで接続する『Y端子』や、ラインケーブルと同じ形状でノイズが少ない『フォーン端子』、ショートの心配がなく大音量にも耐えうる『スピコンプラグ』という端子も存在します。

スピーカーケーブルの選び方

このように、スピーカーケーブルにはさまざまな種類があるため、目安をつけてセレクトしなければ、いざ購入しようとするとに迷ってしまいます。では、どのようなことをチェックしながら、スピーカーケーブルを選べば良いのでしょうか。

用途に合わせる

スピーカーで音楽を再生するときには、左右のスピーカーの間隔の距離を大きくすると、空間の再現力が高まります。

そのため、リアリティのある音源の再生ができるので、間隔を開けて設置する人は少なくありません。

しかし、ミニコンポのスピーカーに付属しているスピーカーケーブルは1.5mほどしかないので、左右の間隔を広げられません。そこで、スピーカーケーブルを長くすることでより良い音質を追求するという方法があります。

また、付属品のスピーカーケーブルは安価なものが多いので、単品のスピーカーケーブルにするだけでも音質が向上することが多いのです。

太さを確認する

スピーカーケーブルの太さも確認しましょう。実は、スピーカーケーブルが太ければ電子信号をたくさん送ることができるというわけではありません。

しかし、スピーカーケーブルが太い方が高音が少なくなり、相対的に低音が効いた音質になります。この現象を『表皮効果』と呼んでいます。

では、スピーカーケーブルが細くなるとどうなるのでしょうか。細いスピーカーケーブルは振動に弱いので、細すぎるスピーカーケーブルを使用すると音質に良い影響は与えません。

ちなみに、スピーカーケーブルの太さの単位は『ゲージ(AWG)』で表示されます。18AWGが約1mm、14AWGが約1.6mmというように数字が小さい方が太くなります。バランスの良い音質を得るためには、太すぎず細すぎずというスピーカーケーブルを選びましょう。

おすすめのスピーカーケーブル

ここからは、おすすめのスピーカーケーブル4種をご紹介しましょう。それぞれ個性的な特徴のある製品なので、自分の求める音質をイメージしながら読み進めていってください。

ベルデン 8470 バナナ-Yラグ付き 2本セット 2m

ベルデン社の『BELDEN スピーカーケーブル 8470』はツイスト型ケーブルの一種で、電気抵抗の上昇を抑制してノイズを軽減する構造となっています。

そのため、今使用しているスピーカーケーブルの音質に満足できない、高音質な音楽を求める時におすすめの製品です。

特に重低音に厚みがあるので、ベースアンプのような低音に特徴を持たせている場合、より良い音質を実現してくれます。

  • 商品名:ベルデン 8470 バナナ-Yラグ付き 2本セット 2m
  • 価格:4050円(税込)
  • Amazon:商品ページ

カナレ 4S6仕様 スピーカーケーブル 2m

カナレは、スピーカーケーブル以外にもさまざまなケーブルを販売している老舗です。その種類の豊富さとクオリティの高さは多くのユーザーから評価されています。

そのカナレが製造しているバナナプラグ付スピーカーケーブルは、ノイズの少ない4芯ケーブルです。0.5mから50mまで豊富な長さが販売されていて、特に2mのケーブルは使い勝手が良く人気を博しています。

  • 商品名:カナレ 4S6仕様 スピーカーケーブル 2m
  • 価格:2700円(税込)
  • Amazon:商品ページ

YAMAHA スピーカーケーブル YSC10PP

YAMAHAといえば、オーディオ機器以外のも楽器やバイクなど様々な製品を取り扱っている、日本を代表するメーカーです。

そのYAMAHAから販売されているスピーカーケーブルであるYSC10PPは、広がりのある音質が特徴となっています。YAMAHAが製造しているアンプやスピーカーとの相性が抜群で、セットで購入する人も多いようです。

また、スピーカーケーブル自体が柔らかいのでどのような場所でも設置しやすいというメリットもあります。どの音域でもクリアな音質を生み出すとの評判もあり、総合的に使いやすいケーブルといえます。

  • 商品名:YAMAHA スピーカーケーブル YSC10PP
  • 価格:2856円(税込)
  • Amazon:商品ページ

ELECOM ステレオミニプラグケーブルDH-MM10/E

電子機器メーカーであるELEZCOMが販売しているスピーカーケーブルであるDH-MM10/Eは、無酸素銅でできています。

無酸素銅が素材のスピーカーケーブルの特徴は、伝導する音信号の歪みを減少して伝達ロスを軽減することで、DH-MM10/Eもその特徴を持っているスピーカーケーブルです。

また、ポータブル音楽プレイーヤーやポータブルスピーカーでも使いやすい1mの長さなので、普段持ち歩く音楽をより鮮明でクリアなものにしてくれます。

  • 商品名:ELECOM ステレオミニプラグケーブルDH-MM10/E
  • 価格:1102円(税込)
  • Amazon:商品ページ

スピーカーケーブルの正しいつなぎ方

せっかく購入したスピーカーケーブルも、接続方法を間違ってしまうと綺麗な音質は望めません。では、スピーカーケーブルはどのようにアンプとスピーカーに接続すれば良いのでしょうか。

LとRや+と-を正しくつなぐ

スピーカーの接続ミスで多いのは、以下の2つです。

  • LとRを反対につないでしまう
  • +と-の極性を間違えてつないでしまう

前者の場合は、ステレオの左右の音が入れ替わって聴こえるのですが、一聴では気づかないことがあります。他のオーディオで聴いたときに、違和感を覚えて左右が逆につながっていることがわかるかもしれません。

後者の場合は『逆相つなぎ』と呼ばれ、すぐに気がつきます。通常の『正相つなぎ』の場合は、ボーカルの音が中央から聞こえ、クラシック音楽もそれぞれの楽器がバランスよく聞こえてきます。

しかし、逆相つなぎの場合は明らかに気持ちの良くない音になっています。音そのものに実像感がなく、センターの音が左右の音に打ち消されてしまうという中抜けのような音質になってしまいます。

逆相つなぎになっていると感じたときは、+と-の極性をチェックしましょう。

左右のケーブルを統一する

左右のケーブルは必ず同じ製品を使い、長さも同じものを揃えましょう。

例えば、アンプの置き場所がどちらかのスピーカーに偏っているからといって、スピーカーケーブルの長さは変えないでください。

またスピーカーケーブルを継ぎ足していくと、音質が悪化するだけなので、しないようにしましょう。

スピーカーケーブルで音質を上げよう

音質にこだわるのであれば、スピーカーケーブルについての理解を深めるのは良いことです。しかしながら、あまりの種類の多さに挫折しそうになるかもしれません。

そうならないためにも、用途や太さをチェックしながら、素材などにも気を配ってみましょう。今は電化製品売り場でも詳しく教えてくれる店員さんも多いので、わからないことは店舗で尋ねてみるのも一つの方法です。

自分の思い描く音質を実現するためにも、スピーカーケーブルにちょっとだけでもこだわってみてはいかがでしょうか。

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