日本の世界遺産を学ぼう『京都編』。後世に残したい美しい寺々を紹介

2019.10.27

京都は国内外から人気の高い街です。寺や神社、自然で満ちた街並みは美しく、日本の風情や文化を感じさせてくれます。そんな日本を代表するともいえる京都には、後世に残したい遺産がたくさんあります。京都の文化遺産はどのようなものなのかをご紹介します。

街中が世界遺産?京都の魅力とは

京都には様々な見どころがあります。修学旅行で有名な金閣寺や清水寺。風情を感じる竜安寺や西芳寺など、どれも美しく文化遺産にふさわしい物ばかりです。京都の文化遺産をご紹介します。

古都京都の文化財

京都の文化遺産は一つのモノではありません。登録されている名称は「古都京都の文化財(京都市、宇治市、大津市)」であり、京都府京都市・宇治市、滋賀県大津市の2県3市に点在する構成資産17件が、文化遺産の範囲となります。

なぜ、複数が構成するもの全体が文化遺産かというと、建築に使われた技術やデザイン、歴史や文化などが現代や世界に大きな影響を与えたからです。どの建築物も美しく他に影響を与えた物ですが、どれもが当時の建築技術によって建てられました。そのことから、建築物そのものではなく、技術や文化が登録されたのです。

ひとまとめにされてしまっていても、どれもが文化遺産であることは変わりありません。京都には17個の文化遺産があるといっても過言ではないでしょう。

登録されている建築物

登録されている建築物を紹介します。中には国宝建築物や重要文化財などもあり、文化遺産にふさわしいといえるでしょう。(順不同)

  1. 賀茂別雷神社
  2. 賀茂御祖神社
  3. 教王護国寺
  4. 清水寺
  5. 延暦寺
  6. 醍醐寺
  7. 仁和寺
  8. 平等院
  9. 宇治上神社
  10. 高山寺
  11. 西芳寺
  12. 天龍寺
  13. 鹿苑寺
  14. 慈照寺
  15. 龍安寺
  16. 西本願寺
  17. 二条城

世界遺産に登録されている京都の神社

世界遺産に含まれている神社をいくつか紹介します。

賀茂別雷神社(上賀茂神社)

賀茂別雷神社は京都北区にある神社です。通称「上賀茂神社」とも呼ばれ、かつて京都を治めていた古代氏族「賀茂氏(賀茂別雷大神)」を祀る神社であり、賀茂御祖神社と対に扱われています(合わせて賀茂神社)。

京都最古の歴史を有する一社であり、本殿や権殿は国宝に任命されています。また、本殿権殿取合廊を始めとする数々の建築物が重要文化財として登録されています。

朱を基調とした楼門などの目立つ建築物もありますが、基本は歴史を感じる厳格な建築物が多いです。今なお残り続ける建築物は、当時の技術の高さを実感することができるでしょう。

賀茂別雷神社の公式HPは こちら

宇治上神社

宇治上神社は、京都府宇治市にある神社です。隣接する宇治神社と対になっていますが、宇治神社の方は文化遺産には含まれてはいません。

祭神は「菟道稚郎子命(応神天皇皇子)」「応神天皇」「仁徳天皇」であり、それぞれ 菟道稚郎子命の血族になります。

創建年代は定かではありませんが、927年に成立した「延喜式」には「宇治神社二座」の記載が既にあったそうです。

境内には、大きな建造物は「拝殿」と「本殿」しかなく決して広い神社ではありませんが、どちらも国宝に任命されています。他にも、境内にある摂社春日神社本殿や本殿扉絵が重要文化財として登録されています。

「世界一狭い世界遺産」とも呼ばれる目立たない世界遺産ではありますが、建築技術の原点ともいえる、神社建築としては日本最古の神社になります。

京都府HPの宇治上神社ページは こちら

京都にある世界遺産の寺院

京都にある世界遺産の神社には、数多くの寺院が選ばれています。その中からいくつか紹介します。

鹿苑寺(金閣寺)

鹿苑寺は修学旅行で人気の寺院です。建物の内外にはふんだんに金箔が使われ、遠くからでも一目でわかります。全体が金箔で覆われていることから、通称「金閣寺」として親しまれています。

創設者は室町幕府の3代目将軍「足利義満」によって建てられ法号である「鹿苑院殿」にちなんで名づけられました。

また、鹿苑寺は昭和25年に放火により焼失しています。昭和30年には再建されましたが、細部に違いが生じてしまいます。舎利殿も焼失してしまうなど、当時の姿そのままではないのです。

ですが、再建によって吹っ切れたためか、2003年には茶室にチタン屋根を用た改築を行います。それにより、最新技術と伝統建築を融合した、新しい文化の先駆けとして人気を集めています。

鹿苑寺の公式HPは こちら

西芳寺(苔寺)

西芳寺は、西京区にある寺院です。元々は天龍寺の境外塔頭でしたが、現在では独立しています。

自然豊かな寺院で、庭園は約120種類以上の苔に覆われており、その様子から「苔寺」とも呼ばれています。

また、苔に覆われた庭園は特別名勝にも選ばれています。現在は上段の枯山水と下段の池泉回遊式庭園からなるその姿は、当時の美しい面影が残っています。

本堂を始め、重要文化財である湘南亭や絹本著色夢窓疎石像など、見所ある建造物も多いですが、自然と調和する庭園を堪能できる、風情ある寺院です。

西芳寺の公式HPは こちら

風情溢れる京都の世界遺産

京都は文化と風情が感じられる街です。紹介した文化遺産以外にも、清水寺や天龍寺など、歴史や技術を堪能できる場所は沢山あります。

ぜひ京都へ、世界遺産巡りに観光しに行ってください。他にも、文化遺産に含まれていないけれど素晴らしい建築物も多いですので、合わせて、京都の風情を満喫しましょう。

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