パリの隠れ家的スポット「マイヨール美術館」でのんびり芸術鑑賞

2019.10.25

パリで芸術鑑賞といえばオルセー美術館やルーヴル美術館ですが、広さと混雑で鑑賞後にはぐったりしてしまうことも。その点、マイヨール美術館は、ふらりと立ち寄ってのんびり美術鑑賞をするのには最高の隠れ家的スポットです。この記事では、マイヨール美術館の歴史や基本情報、見どころをご紹介します。

フランス・パリに位置する「マイヨール美術館」とは?

セーヌ左岸の閑静な地区にあるマイヨール美術館は、彫刻家アリスティード・マイヨールを顕彰するために設立された美術館です。ここでは、彫刻家マイヨールとその美術館の歴史についてご紹介します。

彫刻家マイヨールとは

アリスティード・マイヨールは、フランスを代表する彫刻家です。1861年にスペイン国境近くの港町バニュルス=シュル=メールに生まれ、当初は画家を志しましたが、1895年頃より彫刻に取り組むようになりました。豊満な女性像によって地中海や川といった自然を象徴的に表した彫刻を得意とし、単純な形態とどっしりとしたボリュームによる抽象化された表現は、ヘンリー・ムーアやハンス・アルプなど次世代の彫刻家に大きな影響を与えました。

マイヨール美術館の歴史

パリ中心部の閑静な通り沿いにあるマイヨール美術館は、マイヨールのモデルであり晩年のパートナーでもあったディナ・ヴィエルニーの尽力によって1995年に開館しました。18世紀に修道院として建設された同館の建物は、19世紀にはアパルトマンとして利用され、詩人のミュッセや画家ボードリーなど著名な芸術家が借家人に名前を連ねています。1950年代には詩人と映画監督であったプレヴェール兄弟がキャバレーを創設。現在、美術館地下の「カフェ・プレヴェール」にその名残を見ることができます。

マイヨール美術館の開館時間や休館日は?

 

続いて、マイヨール美術館の開館時間や入場料、アクセスなどの基本情報をチェックしてみましょう。

開館時間

マイヨール美術館の開館時間はAM10:30PM6:30で、企画展開催中は毎日開館しています。金曜日はPM8:30までの夜間開館を実施。いずれの曜日も閉館30分前に入場が打ち切られます。

入場料

マイヨール美術館の入場料は、一般が13.5ユーロ、65歳以上のシニアが12.5ユーロ、7歳から25歳までの若年層が9.5ユーロです。大人2人と若年層2人の計4名の家族は40ユーロのファミリーチケットがお得です。7歳以下の子どもは無料です。チケットはオンラインで予め購入することもできます。

アクセス

マイヨール美術館は、地下鉄12番線のRue du Bac駅から徒歩2分です。すぐそばのラスパイユ大通りに停車する63番、68番、83番、84番、94番、95番のバスも利用できます。オルセー美術館からは南へ徒歩約10分です。美術館ではスーツケースなどの大型の荷物を預かることができないので、ホテルに預けてから訪れるようにしましょう。

マイヨール美術館の見どころ

ここでは、マイヨール美術館で見ることのできる展示についてご紹介します。なお、美術館入口向かって左手には18世紀の彫刻家ブーシャルドンによる『四季の噴水』がありますので、こちらもこの地区の歴史的なランドマークとして是非お見逃しなく。

世界で随一のマイヨールコレクション

マイヨール美術館ではディナ・ヴィエルニーの尽力で収集・保管されたマイヨールの一大コレクションを見ることができます。彫刻だけでなく、絵画や素描、テラコッタ、タペストリーまで、マイヨール芸術の全貌を見ることができるでしょう。また、セザンヌや藤田嗣治、ボナールなどヴィエルニーが収集したマイヨールと同時代の画家や芸術家による作品も所蔵されています。

藤田嗣治など人気アーティストの企画展

マイヨール美術館では、マイヨール作品の常設展示に加えて、ヴィエルニーのコレクションとも関連した野心的な企画展を随時開催することで人気を集めています。これまでに、フリーダ・カーロやボナール、藤田嗣治、パスキン、マグリットなどの画家の個展から、中国の現代美術やロシアの前衛芸術、ルネサンス美術まで幅広いテーマで話題の展覧会を開催してきました。展覧会ごとにオリジナルグッズも制作しているので、ショップで鑑賞の思い出を買って帰ることもできます。

マイヨール美術館のカフェでくつろぐ

大通りから一歩入った静かな路地の一角にあるマイヨール美術館には、地下の「カフェ・プレヴェール」に加えて、屋外のカフェテラスも小規模ながら備わっています。こちらは入場料がかかりませんので、散策の途中でホッと一息つくのに利用するのもおすすめです。

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