パチンコの基本知識まとめ。規制の内容や注目の最新機種など

2018.11.18

パチンコは、日本人に広く親しまれているレジャーの1つです。パチンコにまつわるニュースや最新機種の広告を目にする機会も多く、レジャー産業の中で長い間一定のシェアを保ち続けています。パチンコ業界の動向や注目のパチンコ台についてまとめました。

パチンコ業界の基礎知識

パチンコは、旅行や外食、ゲームなどと同じく余暇産業に分類されます。その市場規模は巨大で、多くの人が余暇にパチンコを楽しんでいることがわかります。

また、パチンコホールは全国に1万店以上もあり、駅前や幹線道路沿いでよく見かけます。パチンコをしたことがなくても、ホールの場所は知っていて機会があれば遊んでみたいと考えている、潜在的なユーザーも少なくないでしょう。

しかしパチンコは基本的にはギャンブルなので、法律で規制されることが多く、ホールやパチンコ台に対するルールもよく変わります。最近では2018年2月の風営法改正に伴い、出玉に対する規制が大きく強化されました。

約19兆円の市場

日本生産性本部発行の『レジャー白書』によると、パチンコをする人の数は1995年には2900万人だったのに対して、2017年には900万人と大幅に減少しています。

度重なる規制やスマホゲームなど新しいレジャーの台頭が、客離れに拍車をかけていると考えられます。それでも2017年のパチンコ・パチスロ市場は約19兆円で、余暇産業全体の約28%を占めています。

これは『外食など』に使われる金額とほぼ同じで、日本人が余暇に消費する金額の1/4以上が、パチンコで使われていることになります。

パチンコ台に付くCRやPの意味とは

これまでパチンコ台には機種名の頭に『CR』という型式記号が付いていました。これは『Card Reader(カードリーダー)』の略で、プリペイドカードで玉を借りることができる台のことを表します。

しかし最近ではプリペイドカードを使わずに現金で玉を借りる人が多く、台の名前にCRを付ける意味がほとんどなくなってしまいました。

法改正をきっかけに、今後新しく作られる台にはCRではなくパチンコの頭文字『P』を付けるのが主流となります。ただしCRやPなどの記号は、パチンコ台の性能等には関係ありませんので、遊ぶ側はあまり気にする必要はないでしょう。

2大パチンコチェーンの特徴

パチンコホールといえばタバコの臭いが充満していて空気が悪く、雰囲気もあまりよくないイメージが定着しています。パチンコをしてみたくても、長時間滞在するのは無理と感じ、敬遠してしまう方も多いでしょう。

しかし最近では、大型チェーンを中心に、そのようなマイナスイメージを払拭して誰でも快適に過ごせる店舗が増えてきています。パチンコ業界をけん引する、2大チェーンの特徴をみていきましょう。

快適な環境で遊べる ダイナム

『ダイナム』は店舗数が全国1位の大型チェーン店です。喫煙室を設けたり、空気浄化システムを導入したりと従来のパチンコホールのイメージを変える、快適な店内環境作りを行っています。

また、車椅子でも利用しやすいようにバリアフリー化をすすめているほか、無料ロッカーや無料Wi-Fi、携帯電話用充電器の貸し出しなど細かな配慮が行き届いた店舗が多いのも特徴です。中には、疲れたときに休憩できる部屋まで用意されている店舗もあります。

景品もお菓子から日用品まで、コンビニエンスストアのように豊富にそろっているので、ちょっとした空き時間を利用して気軽に遊びに行くこともできます。

優良企業のイメージが強い マルハン

売上高が1位の『マルハン』は、分煙化など店内環境の整備はもちろん地球環境への配慮や、従業員の健康管理にも積極的に取り組む経営姿勢が評価されています。

『売上高1000億円以上かつ従業員2000人以上の非上場会社』の中で、10年間高格付を維持している優良企業の第2位にも選ばれており、初心者でも安心して遊びに行けるパチンコホールといえるでしょう。

パチンコの種類

パチンコ台には、『デジパチ』と呼ばれるデジタルタイプと『羽根モノ』と呼ばれるアナログタイプがあります。現在は、ホールに設置されている台の9割がデジパチです。

デジパチは大当りが出る確率によって、大きく3種類に分類されています。当たりやすい代わりに出玉が少ない台と、一度当たると大きなリターンが見込める台があるので予算や気分、遊ぶ時間などに合わせて選ぶことができます。

パチンコホールでは『甘デジコーナー』を設けるなど、種類の違いがすぐにわかるようになっています。ただし大当たり確率の解釈や種類の呼び方は、ホールによって多少違うこともあります。

甘デジ、デジハネ、遊パチ

『甘デジ(あまでじ)』とは、大当たり確率が100分の1前後に設定された台のことです。他の種類に比べて大当たり確率が高く、客にとって『甘い』ことからこのように呼ばれています。

ただし確率が高い分、大当たりしたときの出玉は少なくなるよう抑えられています。時間や予算が少ないときでも遊びやすいため、パチンコに慣れたい初心者や、大当たりの演出画面を早く見たい方などに人気があります。

甘デジは『遊パチ』と呼ばれたり、羽根モノのような手軽さから『ハネデジ』と呼ばれたりすることもあります。『デジハネ』という呼び方もありますが、こちらはパチンコ台メーカー『サミー』が作る甘デジ台のことで、登録商標となっています。

ライトミドル

『ライトミドル』は大当たり確率が200分の1前後の台を指しますが、同じライトミドルの中でも確率が甘めの甘デジ寄りと、より低めのミドル寄りに分かれています。

甘デジではなんとなく物足りない方や、ミドルにチャレンジするほどの余裕はない方などに人気があります。

ミドル

『ミドル』は大当たり確率が300分の1前後と、最も当たりにくく設定されている台です。以前は『MAX』と呼ばれるもっと確率が低い台がありましたが、法改正によって禁止されたため、現在ではミドルが1番難しい台といわれています。

大当たりが出にくい代わりに、当たった時の出玉数は多くハイリスクハイリターンを狙う方向けの台といえます。パチンコ本来の遊び方を求めるなら、ミドル台がおすすめです。

年々規制が厳しくなっている

パチンコホールは風営法に従って営業することを義務づけられた、風俗営業店です。営業するためには各都道府県公安委員会の許可が必要です。

営業時間や出店場所などの基本的な項目のほか、広告宣伝活動や景品交換の基準なども、厳しく規制されています。

さらに近年、公安委員会による規制は強化される一方で、とくに客の射幸心をそそる恐れのある項目に対しては、厳しい取り組みが行われる傾向にあります。最近行われた主な規制について紹介します。

東京や大阪などで等価交換を禁止

『等価交換』とは、玉貸料と出玉の換金額を同じ価格で取引することです。しかし近年、玉貸料よりも換金額を低く抑える等価交換禁止の動きが全国に広がっています。

2011年に大阪府が自主規制を始めてから、同じ規制を行う自治体が年々増え、2015年には東京都でも等価交換が禁止になりました。

現状では等価交換を可能としている自治体も多くありますが、将来的には全面禁止されることが予想されています。

等価交換の禁止は、パチンコホールの利益が増えることになるものの、客にとってはモチベーションの低下につながります。パチンコホールは増えた利益を活用し、新たな集客手段を用意する必要に迫られることになります。

高設定イベントなどの広告を禁止

パチンコ業界には広告宣伝についても、細かい規制があります。テレビコマーシャルは放映できる時間帯に制限がありますし、折り込みチラシも回数やサイズ、掲載内容などが決まっています。

また、広告の中で当たりやすさをアピールするような表示をしたり、特別に当たりやすいイベントを開催したりすることはできません。

自治体によってはポスティングチラシの禁止など、さらに厳しく制限しているケースもあります。

2018年2月の出玉規制

2018年2月の風営法改正では、パチンコの出玉について下記の通り大きく規制されることになりました。

  • 大当たり時の出玉を最大2400発から1500発に
  • 大当たりラウンド数を最大16ラウンドから10ラウンドに

大量の出玉を獲得できる可能性を下げることで、射幸性を抑える効果が期待されているのですが、MAX台を撤去する必要が生じるなど、業界全体に大きな影響が出ています。

そんな中、設定付きパチンコが再登場

今回の改正では出玉規制は厳しくなったものの、大当たりの確率を変えられる『設定付きパチンコ』が約20年ぶりに認められることになりました。

設定付きパチンコがホールの経営や客の遊び方に与える影響と、以前の設定付き台との違いについて見ていきましょう。

大当たりの確率に影響

通常、大当たりが出る確率は台の出荷時に決められており、後から変えることができません。しかし、今回認可された設定付きパチンコ台は、ホール側が大当たりの確率を一定の範囲内で変えることができます。

台によって当たりやすさを調整できるので、ホールは差別化が可能になり客側にも攻略の楽しみがでてきます。以前ほど大きく損をしたり、儲けたりすることはなくなりましたが、適度にギャンブル要素も味わえる仕組みとなっています。

6段階設定まで可能に

設定付きパチンコは、約20年前まで使用されていました。当時は大当たりの確率は3段階までしか設定できませんでしたが、今回は6段階までと、より細かい設定が可能となっています。

大手パチンコメーカー 2018年の最新台

2018年の規制により、対象外となった台は撤去され、新しい台が導入されはじめました。設定付きパチンコも徐々に増えており、すでに検査をクリアし稼働しているものもあります。

また、パチンコの台には人気のテレビゲームやアニメをテーマにしたものが多く、大当たりが出ると見ることができる、凝った演出にも注目が集まっています。大手メーカー3社が手がける最新の人気台を紹介します。

サミー

サミーでは、人気のゲームやアニメとタイアップした台を多く製作しています。今年の新作は、激しいバトルシーンが人気のゲーム『真・北斗無双』と、壮大なストーリーが魅力のアニメ『宇宙戦艦ヤマト』が主力です。

CR真・北斗無双 第2章

コーエーのアクションゲーム『真・北斗無双』とのタイアップ機『CR真・北斗無双』の後継機です。大当り確率約1/319.7のミドルタイプとなっています。

2018年8月から導入されたこの台は、新しいキャラクター『ユリア』が加わり、前作よりもパワーアップした熱い演出が見どころです。

CR真・北斗無双 第2章|Sammy

ぱちんこ宇宙戦艦ヤマト2199

名作アニメ『宇宙戦艦ヤマト』最新作とのタイアップ機です。こちらは2018年11月上旬にホールへの導入が予定されています。

最大1500個の出玉を狙える『219ver.(反撃)』と、最大1200個と遊びやすい『199ver.(波動)』の2タイプがあります。

アニメにも登場する『波動砲』を連想させる波動砲リーチは、思わずアニメの登場人物になりきってしまいそうなほど、迫力満点の演出となっています。

ぱちんこ宇宙戦艦ヤマト2199|Sammy

SANKYO

アニメ『ゴルゴ13』や『機動戦士ガンダム』とのタイアップ機で有名なSANKYOですが、2018年の最新台は有名戦闘ゲームとのタイアップ機となっています。

CRフィーバーバイオハザード リベレーションズ

カプコンの人気ゲーム『バイオハザード』の世界観を楽しめる新機種です。制限時間内に敵を倒せば大当りとなったり、敵がいきなり不気味な声を出して襲いかかってきたりなど、バイオハザードらしい独特の演出が特徴となっています。

リアルすぎて、パチンコをしているのか、ゲームをしているのかわからなくなってしまいそうです。大当り確率1/319.7のミドルタイプで、11月5日からホールに導入される予定です。

CRフィーバーバイオハザード リベレーションズ – パワコミ | パチンコ・パチスロメーカーSANKYO

SANYO

SANYOの台は『海物語』や『清流物語』など、女の子と魚のキャラクターが出てくるかわいらしい画面が特徴的です。

パステルカラー主体で見た目にも楽しく明るい雰囲気なうえに、大当たりの仕組みがわかりやすいことで人気があります。

Pスーパー海物語 IN 沖縄2

シンプルでわかりやすく、初心者や高齢者に人気の『海物語』シリーズで、初の設定付きパチンコとして登場した台です。通常時の大当たり確率が1/119.8〜1/106.5の間で、6段階の設定ができるライトミドルタイプとなっています。

タッチセンサーによる演出や、ワイドなアタッカー搭載でよりいっそう楽しめる台にグレードアップしています。

Pスーパー海物語IN沖縄2:SANYO

パチンコホール検索に便利なサイト

いざパチンコを始めようというときに、1番知りたいのが近所のパチンコホールの情報です。設置してある台の種類や設備などの特徴はもちろん、実際に行ったことがある人からの評判なども気になるところです。

出張先で少し遊んで行きたいときなども、こうした情報が頼りになります。近くのパチンコホールを検索したり、設置台の最新情報を確認したりするときに便利なWebサイトを紹介します。パチンコを始めるなら、ぜひブックマークしておきましょう。

パチンコ動画が見られる DMMぱちタウン

DMM.comが提供する、パチンコ・パチスロ専用ポータルサイトです。全国のパチンコホールの貸し玉、各種サービス、その他お得な情報、ユーザーの口コミなどをリアルタイムにチェックできます。

また、台に関する情報も、質・量ともに充実しており、実際にプレイしている動画やパチンコ通による攻略動画も無料で配信しています。

パチンコに関するあらゆる情報を網羅しているので、パチンコデビュー前の予習にも最適です。Webサイトのほかに、スマホのアプリも出ています。

パチンコ・パチスロ機種解析・店舗情報|DMMぱちタウン

各店舗の最新情報などが充実 P-WORLD

パチンコ関連の情報をすべてデータベースにして提供している、国内最大のパチンコポータルサイトです。

全国のパチンコホールと連携して、開店情報・設置機種・イベント情報などを集めて公開しており、さまざまな条件で検索ができます。毎日更新されるため、情報の鮮度も抜群です。

その他掲示板やチャット、人気ランキング、パチンコクイズなどパチンコファンが楽しめるコンテンツも充実しています。

P-WORLD 全国パチンコ-パチスロ機種情報

パチンコは日本の代表エンターテインメント

パチンコは時代の変化とともにさまざまな規制を受けながらも、余暇を過ごす手段としてしっかり日本人の生活に根付いてきたレジャー産業です。

景品との交換を目的としたギャンブルとしてだけではなく、純粋にゲームとして楽しむこともできる点や、店舗が多く気軽に行ける点などが、人気の秘密と考えられます。

のめり込み過ぎず適度につきあいながら、日本の代表的エンターテインメントとも言えるパチンコを楽しんでくださいね。

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