数学はアートそのもの?数学アート作品や関連本を紹介

2019.10.23

人や機械、自然や建物など無機物有機物なんでもありな「アート」の世界。そんな世界に数学を盛り込んだ場合はどのような作品が生まれるのでしょう。多様化が叫ばれる現代において、アートの重要性は過去類を見ないほどに高まっています。この記事では数学好きにとってのアートとはどのようなものなのか、数学アートの世界にフォーカスを当ててご紹介します。

数学を利用したアート作品の数々

かの偉大な数学者ピタゴラスが提唱したように、この世の全てのものは数字に帰属しています。自由な表現で自由な作品を作り上げるアートならば、その可能性を最大限に「形」として表すことができるでしょう。ここからはそんな数学アート作品において、どのような表現が行われているのかを著名なジャンルに絞って紹介していきます。

錯視(さくし)

錯視は人間の錯覚の一種であり、それを利用して通常ではあり得ない形状、構造物、図形を絵画や映像、ホログラフィックに投影するアートジャンルです。ただのイラストが動いているように見える、同じ長さがずれて見える線、傾いてみる文字列なども錯視アートに該当します。

幾分簡単に見えるこのジャンルは数学の一大ジャンルである「幾何学」が深く関連しており、理論を十分に学んでいなければ描くことができません。また錯視を利用してトリッキーな絵画を多く手がけた「エッシャー」は今日でも著名な画家として世界的な人気を誇っています。

関数オブジェ

関数オブジェは日本で生まれたアートジャンルであり、関数を表す図を立体的に切り出した作品です。「数楽アート」と称されたその独特なラインを描いて起伏しているオブジェは、どことなく現代建築を思わせるモダンなルックスをしており、それらを金属で象った作品は商品としても販売されており、アートファンの間で人気を博しています。

数学をアートして楽しむための本

数学を応用したアートはテクノロジーとも結びつきやすく、現代においてはその表現の幅を大きく広げています。それら数学アートを嗜むためには当然ながら数学的な理論などを理解する必要があり、ある程度専門的な学習が必要となってきます。そこでここからは数学アートを深く理解するために必要な、知識やテクニックを身につけることができる関連書籍を紹介していきます。

算数・数学はアートだ!

「算数・数学はアートだ!」は算数や数学を「教える」側にその方法を説く作品です。その内容は数学をアートと捉えつつ、算数や数学が苦手な人に対していかに楽しく学ぶことが大切か、どのようにすれば楽しく学ぶことができるのかを知ることができます。「数学はアートである」という概念のもと、数学アートを嗜むためのスタートアップとしてのインプットに役立つ一冊です。

アートのための数学

「アートのための数学」は新たなアートジャンルとして注目を集める「メディアアート」や、それに準ずる作品作りの基礎を学ぶことができる作品です。前述で紹介した「算数・数学はアートだ!」に比べて専門的な内容となっていますが、難解な数式などは登場せずに具体例を図解で解説するなど、視覚的に学習することができるため、より実践的な収穫を得ることができます。

数学アートは身近で使える

現代においてアートは生活に寄り添うものとなっています。小さいオブジェや絵画が良い例です。そして数学アートもその例に漏れず、日常生活に溶け込ませることがる作品が数多く製作されています。せっかくなら身近でなおかつ実践的な数学アートを楽しみたいという方もいるでしょう。そこでここからは生活にとけ込みやすく、家庭的な数学アートを紹介していきます。

数学塗り絵

数学塗り絵は幾何学模様が折り重なった紙に沿って、おもいおもいに着色することで一点もののアートを製作できる塗り絵です。塗り絵である以上コストがかからず専門知識も必要ないため、休日などを利用して気軽に数学アート作品を製作することができます。ひとまず数学アートに触れてみたい方におすすめです。

数学アートは難しくなく美しい

数学は難解な学問です。しかし自由そのものであるアートと融合すれば、その可能性は無限に広がるはずです。先人たちによる錯視などはその一端に過ぎず、これから先も様々な数学アート作品が発表されていくことでしょう。あなたも数列にかたどられた美しい作品の世界へ足を踏み入れてみてはいかがでしょうか?

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