真冬の釣りに耐えうる防寒着とは。レイヤリングでしっかり防寒

2019.10.23

厳しい寒さが待ち受ける真冬の釣り場では、高機能な防寒着が必需品です。アウターはもちろん、レイヤリングテクニックや小物類も駆使して、冬の寒さを乗り切りましょう。釣りにおすすめの防寒着と小物類、お手入れのコツなどを紹介します。

寒い時期の釣りの楽しみ方

冬の寒さに耐える自信がなく、釣り場から足が遠のいてしまうという方も多いのではないでしょうか。しかし釣り場の状況や服装次第では、寒い時期でも1日ゆっくり釣りを楽しむことが可能です。

冬ならではの釣り場の選び方と、レイヤリング(重ね着)の基本をみていきましょう。

釣り場選びや、寒さに耐えられるかがポイント

冬は水温が下がり、プランクトンが減少するため浅瀬の釣り場では魚の姿もまばらになります。船で沖合まで出るとよく釣れることもありますが、海の上は陸地とは比べ物にならないほど寒いうえに、波しぶきで濡れることも多く、相当の覚悟が必要です。

船釣りに行くなら、冬山登山並みの防寒対策をおすすめします。海辺や川でのんびり釣りをしたい場合は、風を防げる服装で、できるだけ日当たりの良い場所、または水温が高そうな場所を狙ってみると良いでしょう。

基本を知っておきたいレイヤリング

釣りのように長い時間を屋外で過ごすときには、レイヤリングが役立ちます。レイヤリングには、空気の層を増やすことで保温性を高める効果があります。暑くなったら上着だけ脱いで、体温を調節できるのもポイントです。

レイヤリングは釣り場の環境に合わせて、ベース、ミドル、アウターの3つを組み合わせるのが基本となります。

ベースレイヤーとなる肌着には、汗による冷えを防ぐため、速乾性のある素材のものを選びましょう。素肌に直接着るものですから、肌触りの良さも大事なポイントです。

ミドルレイヤーには、保温性のあるフリース素材のものや、薄手のダウンジャケットなどがおすすめです。アウターに響かないように丈が短く、ファスナーやポケットも少なめのタイプを選ぶと良いでしょう。

一番外側に着るアウターレイヤーは、防水・防風効果を重視します。これで強い風や雪にも対応可能な、防寒スタイルが完成します。

インナーで差がつく防寒

ミドルやアウターには、内側の暖かい空気を閉じ込めて、外に逃がさない役割があります。このため、ベースとなるインナーウェアが暖かいほど、防寒効果が高くなります。

ただし暖かいだけでは、汗で冷えたり蒸れたりして快適ではなくなります。その状態で長時間外にいれば、冷えて風邪をひいてしまうでしょう。

インナーには、汗で濡れてもすぐに乾き、蒸気を外に逃がす性能を合わせ持つ素材がオススメです。

保温性と速乾性に優れた、釣り人に人気のインナーを紹介します。

ユニクロのヒートテック、超極暖

保温インナーとして人気のユニクロの『ヒートテック』には、通常モデルのほかに、より暖かい『極暖』モデルや『超極暖』モデルがあります。

とくに超極暖モデルは、空気を溜めこむエアーポケットを増やす特殊な編み方で、通常モデルの2倍以上の保温力となっています。

生地は伸縮性に富んで動きやすく、締め付けるような感じもありません。1枚あれば、気温が氷点下になるような寒い場所でも暖かく過ごせるでしょう。

また、ヒートテックは生地が薄いので、2枚以上重ねても着ぶくれしません。いろいろなモデルを揃えて、気温に応じて組み合わせるのもおすすめです。

フリーノット シープバック超厚手

釣り具メーカーのハヤブサが手がけるアパレルブランド『フリーノット』でも、ベースレイヤーに適したインナーウェアを開発・販売しています。

フリーノットの防寒衣料は、自分の体が発する遠赤外線を反射して保温する、独自の素材『光電子』を使用しているため、じっとしていても暖かいのが特徴です。

とくにシープバックタイプは、裏起毛の超厚手の生地で、シリーズの中でも抜群の保温性を誇ります。

厚手なのに柔らかく、ストレッチが効いて動きやすいほか、肌に優しいフラットな縫い目で快適に着られます。

  • 商品名:フリーノット レイヤーテックアンダーシャツ シープバック超厚手
  • 価格:7100円(税込)
  • 楽天市場:商品ページ

ミドルレイヤーに最適なアイテム

アウターを重ねても邪魔にならず、脱いだときにはおしゃれに見えるのが、ミドルレイヤーの条件です。ほかの季節にはアウターとして着られるデザインを選んでおくと、無駄がありません。

また、気温が上がっても濡れる可能性があるときは、防水性のあるアウターではなくミドルレイヤーを脱ぐことになります。そのような場合は、コンパクトに収納できるタイプのものがおすすめです。

軽くてコンパクトなのに暖かい、ミドルレイヤーにぴったりのアイテムを紹介します。

アウターを脱いでもおしゃれ パタゴニアR2

軽くて暖かい、フリース素材のジャケットです。無駄を省いたシンプルなデザインで、真冬のミドルレイヤーとしてはもちろん、秋や春のアウターとしても使えます。

伸縮性があるためコンパクトに収納でき、携帯にも便利です。肌触りの良い素材なので、あごの下までファスナーを閉じても首元がチクチクしません。

防臭加工がされていて、着るたびに洗濯する必要がないのもポイントです。

  • 商品名:パタゴニア メンズR2ジャケット
  • 価格:2万3760円(税込)
  • 楽天市場:商品ページ

アウターに響きにくい、TS DESIGNの防寒着

こちらの防寒着には、超軽量の中綿と、軽くて薄い繊維『マイクロリップ』が使われています。軽いだけでなく、丈の短いすっきりしたデザインでアウターに響きにくく、ミドルレイヤーとして最適です。

両脇や袖にはストレッチが効いたフリース素材をあしらい、動きやすさにも配慮しています。作業用のウェアですが、釣りなどのアウトドアにも充分使えるでしょう。

  • 商品名:TS DESIGN マイクロリップロングスリーブジャケット
  • 価格:3799円(税込)
  • Amazon:商品ページ

ヒーター内蔵のベスト

襟と背中にヒーターが内蔵された中綿ベストなら、どんなに寒い日も怖くありません。こちらのベストは柔らかく断線しにくい、マイクロカーボンファイバー製のヒーターが使われていて、バッテリーを外せば水洗いもできます。

ヒーターの温度は40℃から55℃まで3段階で調節でき、40℃の低温設定なら、バッテリー1つで5時間程度の連続使用が可能です。

暖かくなれば普通の中綿ベストとしても着られますし、付属の小型バッテリーは、モバイルバッテリーとして1年中利用できます。

  • 商品名:ヒーターベスト フード付
  • 価格:9980円(税込)
  • 楽天市場:商品ページ

アウターは見た目も機能もこだわる

釣り場でもっとも目立つアウターは、機能はもちろん見た目のカッコよさにもこだわりたいものです。お気に入りのアウターを着ることで気分が上がり、釣りに集中できるでしょう。

気持ちまで暖かくなれそうな、おしゃれで高機能のアウターを紹介します。

ダイワ ゴアテックス ウィンタージャケット

ファスナーで簡単にインナーを取り外せる、用途の広いジャケットです。インナーは中綿入りのジャンパーとして、単体でも着てもおしゃれです。

外側には高い防水・防風機能を持つ素材、ゴアテックスを使用しているほか、ポケットの止水ファスナーや、水が入りにくい二重袖口など、冬の船釣りにも対応できる機能を持っています。

裾には冷気の進入と中の空気の漏れを防ぐスピンドルストッパーが付いていて、締めたり緩めたりすることで、寒暖差に応じて体温調節が簡単にできる点もメリットでしょう。

  • 商品名:ダイワ ゴアテックス プロダクト ウィンタージャケット
  • 価格:2万8462円~4万68円(税込)
  • Amazon:商品ページ

フリーノット ボディグリッドジャケット

透湿防水加工の特殊生地を使ったフリーノットのジャケットは、首や背中の裏地部分に光電子のフリース素材をミックスしており、暖かくて着心地も抜群です。

腰まで覆う長めの丈が、下半身の冷えも防いでくれます。黒やグレーのシンプルなデザインは、タウンユースにも最適です。

  • 商品名:フリーノット ボディグリッドジャケット
  • 価格:2万103円~ 3万132円(税込)
  • Amazon:商品ページ

モンベル サーマルジャケット

こちらは世界最高レベルの撥水性能を持つ素材、『ポルカテックス』を使用したモンベルの釣り用ジャケットです。湿気に強く保温力がある中綿が、フードにまでたっぷり入っています。

背中には使い捨てカイロを入れるポケットもあり、渓流釣りなど、ウェーダーを着用して水に入るときでも安心の暖かさです。

また、寒い中でもロッドやルアーの交換や手軽にできるよう、前身頃にはロッドホルダーと、小物を入れる大きなポケットが付いています。携帯に便利なスタッフバッグも付属しています。

  • 商品名:モンベル キャスティング サーマルジャケット
  • 価格:1万4096円(税別)
  • モンベルオンラインショップ:商品ページ

コスパが高い、ワークマンの上下セット

作業服で有名なワークマンには、実は高性能なアウトドアウェアがたくさんあります。上下セットで数千円という価格設定も、大きな魅力です。

コストパフォーマンスの高さで人気の防寒スーツをみていきましょう。

大人気 イージスオーシャン

イージスオーシャンは、2016年の発売以来、常に高い人気を誇る中綿入りの防水防寒ウェアです。耐水圧が5000mmという高い防水性能に加え、止水ファスナーを使っているので雨や雪、波しぶきをよく防いでくれます。

フードの内側はフリースなので頭や耳も暖かく、肩や背中部分はストレッチ素材で動きやすく作られているのもポイントです。

パンツはウエストゴムとジッパー式の裾で、簡単に脱着できます。フロントファスナーにはマジックテープが付き、後ろ側は縫い目のないシームレス構造になっていて、雨の進入を防いでくれます。

  • 商品名:イージスオーシャン防水防寒スーツ上下組
  • 価格:6800円(税込)
  • ワークマン公式オンラインストア:商品ページ

肌触り良好 防水防寒スーツ

こちらは襟裏に肌触りの良いトリコットを使用した防寒レインスーツです。裏地は全面中綿入りのキルトで暖かく、袖口とパンツの裾のマジックテープを閉めれば、風が強い日でも雨が入ってくるのを防げます。

目立つ色合いとロゴの反射材で、薄暗い冬の釣り場でも安全性を確保できます。

  • 商品名:防水防寒スーツ
  • 価格:5500円(税込)
  • ワークマン公式オンラインストア:商品ページ

釣り用アウターのお手入れは面倒?

海水がかかったり、エサや魚が触れて汚れたりしたアウターは、できるだけ早めに洗いたいものですね。

しかし釣り用のアウターには、洗濯機で洗うと防水・撥水機能が損なわれるイメージがあります。とはいえ、わざわざクリーニング店に行ったり、手洗いしたりするのも面倒です。

実は一部の素材を除き、アウターのほとんどは洗剤の使い方や、干し方などに注意すれば洗濯機で洗えます。性能を落とさず、汚れだけをきれいに落とす、アウターのお手入れ方法を紹介します。

洗濯表示は必ず確認しよう

釣りのアウターのように特殊な素材を使っている服の場合、素材によって水洗いできないもの、ドライクリーニングができないもの、洗剤を使えないものなどさまざまな決まりが存在します。

洗濯の前には必ずタグに書かれた洗濯表示を確認し、守るようにしてください。洗濯表示には使える洗剤の種類、水の温度、水流の強さ、干し方、アイロンのかけ方などが詳しく記載されています。

水洗いが不可のときは、諦めてドライクリーニングに出しましょう。

手洗いや洗濯機で優しく洗う

洗濯機で洗えるタイプのアウターでも、エサや泥などが付いている場所や、襟足、袖口などは先に手洗いで汚れを落としておきます。

また、洗濯機に入れる前にファスナーやマジックテープを閉じておくと、型崩れを防げます。収納タイプのフードは広げておき、外せるものは別に洗うと良いでしょう。

洗剤は、ほとんどの場合おしゃれ着洗い用の中性洗剤で大丈夫です。ちなみにゴアテックスに家庭用の洗濯洗剤を使うと、細かい通気穴がふさがることがあるため、万全を期すなら専用の洗剤を購入してください。

弱めの水流で洗い、しっかりすすいだ後は脱水機能は使わずに、手やタオルで押さえながら水を切ります。直射日光に当てると色が褪せたり、防水機能が低下したりするので、必ず陰干ししてください。

ボトムの防寒術

冬の釣り場では足元からも冷気が容赦なく侵入し、じわじわと冷えてきます。下半身が冷えるとトイレが近くなりますし、お腹をこわしてしまう恐れもあります。

ボトムも油断せず、しっかりレイヤリングして寒さを防ぎましょう。暖かくて動きやすい、おすすめボトムスを紹介します。

がまかつの軽量ボアフリースパンツ

釣り具メーカーがまかつ製の、軽くて暖かいボアフリースを使った防寒パンツです。素材の持つストレッチ性に加えて、カッティングに工夫があり、とても動きやすくなっています。

左脚にはファスナー付きのポケットがあり、小銭などを入れておけます。履き心地が良いので、防水パンツのインナーとしてもおすすめです。

  • 商品名:がまかつ ボアフリースパンツ
  • 価格:9590円(税込)
  • Yahoo!ショッピング:商品ページ

ミドラーパンツにも ミズノのダウンパンツ

ミズノ特製の吸湿発熱素材『ブレスサーモ』を表地に使った、ダウン入りのパンツです。ミドルレイヤーとしてタイツなどのインナーボトムスの上に履き、上に防水仕様のアウターを重ねれば、最上級の暖かさが実現します。

  • 商品名:ミズノ ブレスサーモ ダウンパンツ
  • 価格:1万800円(税込)
  • Amazon:商品ページ

防水防寒のフィッシングパンツ

作業服ブランド、カジメイクの防水防寒パンツです。裾が二重になっていて、足元からの冷気を防ぎます。中綿が入っている割にすっきりしたデザインで、ミドルレイヤーにも使えます。

ウエスト部分はゴムですが、幅を調整できるアジャスターがついているのでぴったりフィットし、アウターとしてもおしゃれに着こなせます。同じシリーズのトップスもあります。

  • 商品名:カジメイク 防寒パンツ
  • 価格:3480円(税込)
  • Yahoo!ショッピング:商品ページ

小物でさらに防寒

どんなに性能の良い防寒ウェアを着ていても、露出してしまう顔や耳、冷えやすいつま先まではカバーできません。

氷点下になるような場所では、耳を出していると凍傷になることもあるので注意が必要です。帽子や靴下などの、防寒に役立つ小物を紹介します。

顔の防寒に シマノのフェイスウォーマー

目の部分を除いた顔全体と、首元まですっぽり覆うことができる頼もしいフェイスウォーマーです。毛が抜けにくく肌触りの良い起毛素材で、冷たい風から顔を守ります。

フードや帽子をかぶれば、頭まで完全にガードできます。また、伸縮性があるので、鼻と口は覆わずにフェイスラインだけを隠すなど、気温によってアレンジ自在です。

全体を下に降ろせばネックウォーマーとしても使えるので、1枚あれば秋から春まで活躍するでしょう。

  • 商品名:シマノ ブレスハイパー+℃ フェイスウォーマー
  • 価格:2498円(税込)
  • Amazon:商品ページ

フリーノットの靴下で足先の冷え対策

保温効果の高いフリーノットの光電子素材の靴下は、足先の冷え対策に最適です。クッション性の高いパイル仕様で履き心地が良く、怪我や靴擦れも防いでくれます。

足が冷えやすい方なら、釣りだけでなく日常的に使っても良いでしょう。

  • 商品名:フリーノット レイヤーテックソックス 先丸ミドル
  • 価格:1550円~1944円(税込)
  • Amazon:商品ページ

耳までカバーするノースフェイスの帽子

釣り場では、釣り針やルアーが当たって怪我をすることがあるため、どの季節でも帽子は必ずかぶりましょう。

真冬には、表地にゴアテックスを使ったノースフェイスの防寒キャップがおすすめです。裏地には保温力の高いふかふかのボアフリースを使用し、大きなイヤーカバーで耳もしっかり守ります。

縫い目をシームシーリング(目貼り)加工してあるため、弱い雨や湿った雪が降っても頭が濡れません。アジャスターのバックルはマグネット式なので、手袋をはめていても片手でスムーズに脱着できます。

  • 商品名: ザ ノースフェイス エクスペディションキャップ
  • 価格:1万368円(税込)
  • 楽天市場:商品ページ

あったか防寒着で釣りに集中

インナーからアウターまで、それぞれ保温性の高い防寒着をレイヤリングすることで、寒い屋外でも暖かく過ごせるようになります。高機能の防寒着や小物を活用して、真冬の釣りを楽しんでください。

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