スピーカーに必要なアンプの基本情報。種類や接続方法は?

2019.10.21

プレーヤーやPCで音楽を聴くには、スピーカーの他に、音を増幅させる『アンプ』が必要です。アンプの種類やスピーカーとアンプをつなぐ手順を確認しましょう。配線作業に自信がない人はアンプが内蔵されたスピーカーを選ぶ手もあります。

まずは知っておきたいアンプの基本

スピーカーなどのオーディオ機器を選ぶ際、よく登場するのが『アンプ』というキーワードです。端的に言えば『音声を増幅する機器』ですが、具体的にはどんな種類や特徴があるのでしょうか?

アンプとは

『アンプ』とは、amplifier(アンプリファイア)が語源で、『増幅器』という意味があります。

CDやレコードプレーヤーから出力される音の信号は非常に小さく、そのままでは十分な音量やパワーが得られません。アンプはその音声信号を増幅して音量を上げ、スピーカーへ送る役目をしています。

アンプの出力数の単位は、W(ワット)です。一概には言えませんが、ワット数が大きいほど大きな音量が出せる傾向があります。

プリアンプとパワーアンプの違い

アンプには『プリアンプ』と『パワーアンプ』という二つの異なる機能があります。

『プリアンプ』の『プリ(Pre)』には『あらかじめ・前段階』という意味があり、音の信号を増幅する前に入力切替や音質の調整をする機能を指します。

『パワーアンプ』は『メインアンプ』ともよばれ、プリアンプから受け取った音の信号を増幅する役割を担います。スピーカーを駆動させるために、大電流を供給している回路とも言えるでしょう。

さらに機能的なプリメインアンプもある

上記で紹介したプリアンプとパワーアンプは本来独立していますが(セパレート型)、両者を一体化した『プリメインアンプ』というタイプもあります。

二つの機能が一つの筐体に収まっており、配線が少なくシンプルなのがメリットです。

セパレート型はプリアンプとパワーアンプの組み合わせによって自分の好みを追求できるため、マニアや上級者向けと言われています。

純粋に音を楽しみたい人や入門者はシンプルで機能的なプリメインアンプを選ぶと良いでしょう。

スピーカーとアンプのつなぎ方

スピーカーの中にアンプが内蔵しているタイプもありますが、通常は、アンプとスピーカーを接続する作業が必要です。基本的な接続の手順と必要な機種を確認しておきましょう。

音が鳴るための必要機種

音を再生するためには、少なくとも以下のものが必要です。

  • プレーヤー(CDプレーヤー・PC・タブレット・スマホなど)
  • アンプ
  • スピーカー
  • 専用ケーブル(2種類)

最初に、アンプとスピーカーの接続を『ローインピーダンス』と『ハイインピーダンス』のどちらにするかを決めておくのが大前提で、接続方法によって機種や台数が変わります。

それぞれの特徴は後ほど詳しく説明しましょう。

基本的な接続の順番

基本的な接続の順番は、『プレーヤー』『アンプ』『スピーカー』の順です。

プレーヤーとアンプは電源を取る必要があるので、コンセントの近い場所に置くと便利でしょう。コードをつなぐ時は、必ず機器の電源を抜いた状態にします。

最初に、専用の接続コードを使い、プレーヤーの背面などにあるL/R端子とアンプの入力端子をつなぎます。つなぎ方は各機器によって異なるため、説明書の確認しましょう。

次は、アンプとスピーカーをケーブルでつなぐ作業です。左右のケーブルは同じ種類で、同じ長さのものを用意します。

接続時は、プラスとマイナスの極性をくれぐれも間違えないようにしましょう。逆相つなぎになると、中抜けしたような音になります。

接続するケーブルは2種類

使用するケーブルは、『プレーヤーとアンプ間をつなぐケーブル』と『アンプとスピーカーをつなぐケーブル』が必要です。伝わる電流の量が違うので、同じ種類のケーブルを使うことはできません。

『プレーヤーとアンプ間をつなぐケーブル』は、小電力の伝送を目的とした2芯線(4芯線)のラインケーブルを使用します。

『アンプとスピーカーをつなぐケーブル』は大電力が通過するのに耐えうる『スピーカーケーブル』が必要です。プラスとマイナスに分かれ、先には端子が付いているので差込口に適合したものを選びましょう。

初心者が覚えたいワット数のポイント

アンプとスピーカーの接続には、『ローインピーダンス式』と『ハイインピーダンス式』があります。

それぞれの接続に合った『アンプ×スピーカー』を組み合わせなければ、機器の破損につながるので注意しましょう。

ロウインピーダンスの場合

スピーカーが正常に動作できる電気信号の大きさを『許容入力』、ゆがみを発生させずに連続して出力し続けられるアンプのパワー値を『定格出力』と言います。

スピーカーやアンプの説明書には必ず許容入力と定格出力の表示がされており、接続方法に合った機器を選ばなければなりません。

『ロウインピーダンス』は1アンプの出力口につきスピーカーを1台接続する一般的な方法で、『スピーカーの許容入力ワット数(例:50W)>アンプの定格出力(例:40W)』が基本です。

ハイインピーダンスの場合

『ハイインピーダンス』は、数珠つなぎに多数のスピーカーを接続する方法です。少量の電流で多くのスピーカーを鳴らせるコストパフォーマンスの良い方法で、屋外や広い空間に音を広げたい時に便利でしょう。

アンプ側は100V、または70Vの出力電圧で動作させるのが一般的です。接続できるスピーカーの台数は、『アンプの定格出力ワット数≧スピーカーの合計入力ワット数』と考えましょう。

例えば、アンプ定格出力ワット数が100Wであれば、入力ワット数が20Wのスピーカーは計5台まで接続できます。

おすすめのアンプ内蔵スピーカーを紹介

配線に慣れている人ではれば、スピーカーやアンプの接続はそれほど難しくありませんが、組み合わせを考えたり、道具を準備したりする手間がかかるでしょう。

『アンプ内蔵スピーカー』なら、面倒な接続が不要でいつでもどこでも気軽に音が楽しめるでしょう。

アンプ内蔵スピーカーとは

『アンプ内蔵スピーカー』は、本体にアンプを内蔵したスピーカーで、別途、アンプを購入する必要がないものを指します。スマホやPCに接続でき、端末からの音声出力を受信して音を鳴らす仕組みです。

『場所を取らない』『価格がリーズナブル』『接続に手間がかからない』などのメリットがあり、配線の知識がない人でも迫力のあるサウンドが手軽に楽しめるでしょう。

デスク周りにおける小型タイプや野外でも使えるBluetoothタイプ、高音質の再生(ハイレゾ音源)に対応したものなど、種類は多種多様でニーズや環境に合わせて選べるのも魅力です。

音声入力方法には、ミニプラグ・RCA・USB ・光デジタル ・同軸デジタルがあります。

JBL Pebbles バスパワードスピーカー

パソコンのUSBに接続するタイプで、独自開発のフルレンジドライバーとデジタルアンプが内蔵されています。

一般的なUSBタイプは重低音に弱いというデメリットがありますが、Pebbles バスパワードスピーカーは背面にスリップストリーム・ポートと呼ばれる独自のバスレフポートにしていることで、低音再生を可能にしています。

コンパクトながら迫力のあるサウンドが味わえるコスパの高い逸品です。

  • 商品名:JBL Pebbles バスパワードスピーカー
  • 価格:4700円(税込)
  • Amazon:商品ページ

SONY ワイヤレスポータブルスピーカー SRS-HG10

CD音源や圧縮音源をハイレゾ相当の高音質にアップグレード してくれるワイヤレスポータブルスピーカーで、35mm口径フルレンジスピーカーユニットを搭載しているのが特徴です。

スマートフォン内にある音楽をワイヤレスで再生できる他、各種音楽配信サービスや、インターネットラジオにも幅広く対応しており、高品質のサウンドを日常生活に気軽に取り入れることができるでしょう。

立体感のある豊かな重低音と広がりのあるクリアなサウンドは204×62×60mm、約700gというコンパクトな外観からは想像できないほどです。

  • 商品名:SONY ワイヤレスポータブルスピーカー SRS-HG10
  • 価格:2万1334円(税込)
  • Amazon:商品ページ

アンプの特徴を理解しよう

CDプレーヤーなどのオーディオ機器は、一見、スピーカーが音を大きくしているように見えますが、音源を増幅して音を作り出しているのは『アンプ』の働きなのです。

アンプにはいくつかの種類や接続方法があります。特徴を知った上で目的に合ったものを使いましょう。

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