バイクはハンドルカバーで防寒対策。選び方やおすすめアイテムは?

2019.10.17

バイク乗りの防寒対策の1つにハンドルカバーの装着があります。温かさやデザインは大事ですが、操作性が損なわれては本末転倒です。購入前は運転に支障がないかを確認しましょう。おすすめのハンドルカバーも紹介します。

冬季にはハンドルカバーは必須

冬場は、グローブに加え『ハンドルカバー』を付けると温かさがアップします。これまでグローブだけで寒さをしのいできた人も一度カバーを装着すると手放せなくなるかもしれません。ハンドルカバーを使うメリットを考えてみましょう。

冬のツーリング時の冷たい風をガード

『ハンドルカバー=年配の人』というイメージはありませんか?見た目の良さを優先にして、ハンドルカバーを使わない人も多いですが、カバーがあるのとないのとでは、防風・防寒性に大きな差が生まれます。

上半身は服を着こんで寒さがしのげるのに対し、操作に関わる手元は、グローブや手袋を何枚も重ねることが難しいものです。そのため寒さで手の感覚がなくなり、最悪の場合は大事故につながる可能性もあるでしょう。

だからこそ、特に運転が未熟なバイク初心者は、愛車に適したハンドルカバーの装着をおすすめします。

装着も簡単でコスパが高い

バイク用品の多くはどれも比較的高額ですが、グリップカバーに関しては話が別です。安いものだと2000~3000円前後からあるので、コストパフォーマンスは高めでしょう。

グリップヒーターのように配線を処理したり、ハンドルを付け替えたりする必要がないので、初心者でも簡単に装着できます。

防水性能があれば雨の日もOK

ハンドルカバーは、防風性・防寒性が重視されていますが、プラスアルファで『防水性能』が備わっていれば文句なしです。

特に、革のグローブは雨に濡れると台無しになってしまいます。大事な手元を雨から守るためにも、カバーは常につけておきたいですね。

防水性能は、撥水・防水・完全防水の3つに分けられます。完全防水のハンドルカバーはほとんどないので、大雨の日は注意が必要でしょう。

ナックルガードとの違いは?

ナックルガードとハンドルカバーは、ぱっと見た感じ区別がつかないほど似ています。しかし、装着する目的・性能は微妙に違います。

ナックルガードは手の保護が目的

『ナックルガード』は、ハンドルカバー同様にバイクのハンドルバー部分に装着します。

主な役割は『障害物からの保護』です。林道を走行中、木の枝や飛んでくる小石に手が傷つけられることもあるでしょう。狭いコースロードでは、土の壁に手がこすれてしまうケースも少なくありません。

また、ハンドル周りは特にデリケートなので、ナックルガードの有無によって、転倒時の破損具合が大きく違うとも言えるでしょう。

防寒対策ならハンドルカバーの方がベター

ハンドルカバーとナックルガードを比べてみると、防風・防寒性は明らかにハンドルカバーが上です。ナックルガードの防寒性は低く、冬場は手がかじかむ可能性があるでしょう。

春夏はナックルカバー、秋冬はハンドルカバーというふうに、目的に応じて付け替えることをおすすめします。

ハンドルカバー選びのポイント

近年は見た目にこだわるライダーのために、ファッショナブルでデザイン性の高いハンドルカバーが続々と登場しています。しかし、防風・防寒という1番の目的を忘れてはいけません。また、規格が合わず取り付けできない場合もあるので注意しましょう。

自分の愛車に取り付け可能か

ハンドルカバーを買う前に必ず確認したいのが『取り付け可能かどうか』です。

原付から大型バイクまでに対応する『汎用タイプ』が多いですが、中にはハンドガードNGの車両や、ミラーの位置が合わないケース、ビッグスクーターのパーキングレバーには不適合なハンドルカバーもあります。

通販で購入するときは、愛車に装着可能かどうかを調べるようにしましょう。

話題のネオプレーンゴムなど素材の確認

ハンドルカバーには、防風・防水・防寒・保温性に優れたさまざまな素材が使われています。おすすめの素材をいくつか紹介しましょう。

たとえば、頻繁に使われているのが『ネオプレーンゴム(クロロプレンゴム)』です。ウエットスーツにも用いられる素材で、伸縮性・防水性に優れ、水を含んでも保温効果をキープするのが特徴です。

また、ソファーやクッションにも用いられる型崩れしにくい『ウレタンフォーム』や、通常のナイロンの5倍の耐久性を誇る『バリスティックナイロン』などもよく用いられます。

防水性能などの機能性をチェック

ハンドルカバーはあくまでも防寒や防風がメインです。防水性・耐水性の有無および程度をチェックしましょう。

たとえば、『ネオプレーンゴム』は、完全防水ではありませんが、まずまずの耐水性を備えています。

『ナイロンタフタ』や『ナイロンオックス』などのナイロン系は撥水性があり、雨が水玉になって弾かれていくでしょう。

手の出し入れがしやすいかも確認

開口部にシャーリングがほどこされているカバーは、風をしっかりとシャットアウトしてくれます。

しかし、間口が狭すぎると手の出し入れがしにくく、いちいち面倒に感じてしまいます。また、転倒時に手が抜けないと体を支えることができず、大怪我につながるかもしれません。

開口部のサイズが調節できるものや、狭すぎないものを選びましょう。また、グローブ使用が可能なのか、素手での使用のみなのかも要チェックです。

ハンドルカバー装着時の確認点

寒さはしのげても、カバーが操作の邪魔になると思わぬ事故につながります。無理な取り付けによりスロットル・ ブレーキ・クラッチレバーの操作に影響しないかをチェックしましょう。

各スイッチ操作に支障がないかチェック

ハンドルカバーに手を入れた状態で、各スイッチ操作に支障がないかをチェックします。防寒性を重視するあまり、中がきつすぎたり、指が動かせなかったりするのはNGです。

冬場はグローブを装着した状態で使うことが多いので、空間には十分な余裕があったほうがいいでしょう。特に、大型車はクラッチ操作があるので『ボクサー型』は避けるのが賢明です。

近距離を走行して違和感がないかチェック

ハンドルカバーを装着したらそれで終わりではありません。最後の仕上げとして、近所を走行し、違和感がないかを確かめる必要があります。

スピードを上げたときに型崩れしないか、容易に手の出し入れができるかも忘れずにチェックしましょう。さまざまな走りを試しつつ、自分の運転に合うように微調整を繰り返します。

合わせて検討したい効果倍増の防寒アイテム

真冬のツーリングには、グローブやハンドルカバーに加え『グリップヒーター(ホットグリップ)』があると便利です。特に、バイク初心者は手のかじかみが危険につながるので、しっかりと手元を保温しましょう。

グリップヒーターを組み合わせる

『グリップヒーター』は、ハンドルグリップ周辺を温める部分用ヒーターです。

『巻き付けタイプ』と『グリップ交換タイプ』の2種類に分けられ、どちらも原付から大型バイクまで幅広い車種に対応しています。

『巻き付けタイプ』は、配線工事ができる人ならセルフで取り付けができ、価格も比較的リーズナブルです。しかし、温度設定の微妙な調整ができない、温かさがムラになるといったデメリットがあるでしょう。

一方、『グリップ交換タイプ』は、グリップ全体が温かくなり、かつ微妙な温度調節も可能です。業者に依頼してヒーター入りのグリップに交換してもらうのが一般的で、価格も若干高くなります。

どちらのタイプにしても、あるのとないのとでは冬場の温かさが全然違ってくるので、冷えに悩む人は一度検討してみてはいかがでしょうか。

DAYTONA ホットグリップ ヘビーデューティー 4Sn

発売元の『DAYTONA』は、オートバイアフターパーツの企画・製造・販売を行っている静岡のメーカーで、美しいデザインと直感的に操作できるアイテムを数多く取り扱っています。

こちらのホットグリップは、『グリップ交換タイプ』で、電源ON時に最大出力でスピーディーに温めるクイックヒート機能が付いています。

約4分間でグリップ全体がホカホカになるので、寒い朝の通勤通学には重宝するでしょう。温度はレベル1からレベル4までの4段階で調節できますが、レベル4はかなり熱くなるので注意が必要です。

なお、12V車両専用設計で、発電能力不足の車両やバッテリーレス車は使用できません。外径は細めの34mmで操作性は抜群です。

  • 商品名:DAYTONA ホットグリップ ヘビーデューティー 4Sn
  • 価格:5305円(税込)
  • amazon:商品ページ

バイクに似合う、かっこいいハンドルカバー

バイク用品の専門メーカーでは、デザイン性の高いおしゃれなハンドルカバーを多数扱っています。見た目はもちろん、機能性にも優れたおすすめの3点をピックアップしました。

大人気モデル コミネ ネオプレンハンドルウォーマー

老舗のライディングウェアメーカー『コミネ』のネオプレンハンドルウォーマーには、ネオプレーンゴムが使われています。3層レイヤーの1番下はフリース素材なので肌触りがよく、温かさが持続するでしょう。

親指部分を透明にしたり、スイッチ用のぞき穴を付けたりと、操作性を高める工夫が満載です。装着時はストラップをミラーにひっかけてがっちりと固定しましょう。

また、定番のブラックはもちろん、イエロー・グリーン・オレンジなど、明るめのカラーバリエーションが展開されているので、愛車をおしゃれに見せたい人にはぴったりでしょう。

  • 商品名:コミネ ネオプレンハンドルウォーマー
  • 価格:2471円(税込)
  • amazon:商品ページ

ハンドガード付きでもOK ラフアンドロード バイク用ハンドルカバー

ハンドガード付きの車種にも対応する汎用性の高いハンドルカバーで、入り口部分にシャーリング、裏地には防水加工が施されています。

通気性や透水性に優れたバリアクロス600Dや耐久性の高いバリスターナイロンクロス、ネオプレーンゴムなどが素材に使われており、雨や風からしっかりと手元をガードしてくれるでしょう。

右側ハンドウォーマーには、小銭や駐車券などが収納できる大型ポケットが付いているのもポイントです。荷物が少ない人は手ぶらでも出かけられそうですね。

なお、一部ビッグスクーターのパーキングレバーには適合しないケースがあります。

  • 商品名:ラフアンドロード バイク用ハンドルカバー
  • 価格:6400円(税込)
  • amazon:商品ページ

高速道路での利用にも GOLDWIN エアロカバー

富山県に研究施設を持つスポーツアパレルメーカーの『GOLDWIN』は、最先端設備による商品開発と品質管理を行っていることで知られています。

このエアロカバーは、樹脂製のハードカバータイプで、走行時の空力を計算したデザインが施されているのが特徴です。強い風を受けても型崩れする心配がなく、高速走行時にその力を発揮してくれるでしょう。

形状保持のワイヤーが入った開口部は常に大きく開いており、グローブを付けたままの出し入れが容易にできるのもポイントです。サイドには反射素材を付け、夜間走行時の安全性を高めています。

価格は1万円以上とハンドルカバーの中では高めです。しかし、バイクのボディにマッチした高級感のあるデザインは、かっこよさにこだわるライダーを満足させてくれるでしょう。

  • 商品名:GOLDWIN エアロカバー
  • 価格:1万2960円(税込)
  • 公式HP:商品ページ

その他のおすすめハンドルカバー

ハンドルカバーに求められる条件はしっかりクリアし、かつ、優れたコストパフォーマンスを誇るおすすめのハンドルカバーを紹介します。原付から大型までマルチに装着できるので、チェックしてみましょう。

コスパ最高の人気モデル OSS ネオプレーン 防寒防水ハンドルカバー

防水・防寒に優れたネオプレーンゴムを使用したハンドルカバーで、3000円以内というコストパフォーマンスの高さが魅力です。裏地は起毛素材なので高い保温効果も期待できるでしょう。

手を挿入する部分はゴムコードとストッパーが付いていて、手の大きさに合わせて調整が可能です。手の小さい女性から、手の大きい男性まで、搭乗者の状況に合わせられるのが優秀ですね。大型グローブにも対応しています。

ライトに当たると反射するリフレクター付きで、夜間の走行も安心できるでしょう。

色展開はブラックの1色のみですが、シンプルで飽きのこないデザインは老若男女に好まれそうです。

『OSS(大阪繊維資材)』はバイクなどのカバーを専門に制作しているメーカーです。クオリティの良いアイテムが安価で手に入るので、ぜひチェックしてみましょう。

  • 商品名:OSS ネオプレーン 防寒防水ハンドルカバー
  • 価格:2680円 (税込)
  • amazon:商品ページ

抜群の防水性能 大久保製作所 ハンドルカバー

スクーターから大型バイクまで、あらゆるバイクに対応するのが大久保製作所のハンドルカバーです。アウターとインナーの二重構造で、風や寒さから手をがっちりガードしてくれるでしょう。

アウターにはウレタンコーディングで防水性を高めた厚手のポリエステル生地を採用、インナーには肌触りのよいポリエステルタフタを使っています。

縫い目には止水コーティングをほどこすことで、水の侵入を防いでいるのも優秀ですね。

小物入れに便利なファスナーポケットやスイッチ操作が確認できる透明窓など、便利な機能がたくさんついている点にも注目しましょう。

  • 商品名:大久保製作所 ハンドルカバーOB-7300
  • 価格:4093円(税込)
  • amazon:商品ページ

カブ装着もバッチリ 山城謹製 バイク用 防寒 極厚ハンドルカバー

約5mmのネオプレーンゴムを使用した極厚タイプのハンドルカバーで、リーズナブルな価格ながらいい仕事をしてくれる良品です。

裏地は保温性の高い起毛素材、袖口には風を防ぐリブが採用されています。極厚なので風圧抵抗で型崩れしにくく、操作に影響しにくいのも優れた点でしょう。

メインは黒ですが、フチの色がレッド・ネイビー・グレー・ネイビーから選べます。

レバーやグリップの適合サイズが決まっているので、購入前は必ず確認することをおすすめします。特に、グリップを純正から太いものにカスタムしている人は注意しましょう。

  • 商品名:山城謹製 バイク用ハンドルカバー 汎用タイプ
  • 価格:2543円 (税込)
  • amazon:商品ページ

簡単取付と安心の操作性 DAYTONA バイク用 ハンドルウォーマー

ホットグリップでも紹介したバイクのアフターパーツメーカー『DAYTONA』のハンドルウォーマーです。コストパフォーマンスに優れた逸品で、口コミでも一定の評価を獲得しています。

ナイロンジャージ・ネオプレンゴム・フレンチパイル(裏起毛)の3層構造で、厚さ4mmの壁が寒さをガードします。加えて、開口部のシャーリングが、風や雨の侵入をしっかり防いでくれるでしょう。

親指の可動域を大きくとっているのがポイントで、寒い日も操作性が損なわれません。ハンドルに差し込んで紐で縛るだけなので、誰でも簡単に取り付けができます。

大型バイクにも取り付けOKで、冬のロングツーリングでは寒さ知らずです。カラーバリエーションは1種類のみですが、シンプルなブラックはどんな車種にもマッチするでしょう。

  • 商品名:DAYTONA バイク用 ハンドルウォーマー
  • 価格:3293円(税込)
  • amazon:商品ページ

冬はハンドルカバーで防寒対策を

風を受けながら疾走する気持ちよさがバイクの醍醐味ですが、スピードが出るほど寒さが身に染みるようになります。特に、重ね着ができない手元は寒さで麻痺してしまうと致命的です。

冬場のロングツーリングを楽しむために、ハンドルカバーやグリップヒーターを取り入れてはいかがでしょうか。購入前は装着可能なサイズかどうかの確認を忘れないようにしましょう。

その他のテーマ

ART

CULTURE

CRAFT

FOOD

TIME