一眼レフカメラのF値とは? 変えるメリットや画質との関係性を解説

2019.10.15

一眼レフカメラについて調べていると、F値という言葉が出てきますよね。F値をコントロールすることで、写真の明るさや背景のボケ、画質などさまざまな要素を調整できます。この記事では、一眼レフ初心者にも優しいF値の解説をしているため、ぜひチェックしてみてください。

F値と絞りの関係を解説

F値はカメラの「絞り」と大きく関係しています。以下の見出しでは、F値とは何なのか、絞りにどのような影響を及ぼすのかを解説しています。

F値(絞り値)とは?

カメラの「絞り」という言葉を聞いたことはないでしょうか? 「絞り」とはレンズに入る光の量を調整する部分です。

F値は「絞り」をどれだけ開けるのかを数値化したもので、別名「絞り値」ともいいます。

F値は「F1.4、F2、F2.8、F4、F5.6、F16」などと表され、数字の前に「F」が付くのが特徴です。

F値の最小値や最大値などの範囲は、レンズごとに異なります。一般的にF値が小さいレンズほど明るい写真が撮れるため、高性能なレンズといわれています。

レンズを選ぶ際は、ぜひF値にも目を向けてみてください。

F値を変える3つのメリット

F値の設定を変えることで、光の量、背景のボケ、ブレの3つをコントロールできます。それぞれのF値との関係性を見ていきましょう。

F値で明るさを変化させる

F値と光の量の関係は以下のようになります。

  • F値を大きくする:絞りが小さくなるため、レンズに入る光の量は少なくなる
  • F値を小さくする:絞りが大きくなるため、レンズに入る光の量も多くなる

華やかで明るい写真を撮りたい場合は、F値を小さく設定してみましょう。

F値で背景のボケを調整

一眼レフカメラで写真を撮るなら、背景がボケた写真を撮りたいですよね。背景をぼかすなら、F値を小さくするのが鉄則です。

なぜ背景がボケるのかというと、F値が低いほどピントの合う範囲が小さくなるからです。

逆にF値を大きく設定すると、ピントの合う範囲が大きくなるため、ぼけにくい写真の撮影に繋がります。

F値で手ブレを防止

F値を調整することで、手ブレの発生もコントロールできます。なぜ手ブレを調整できるかというと、F値とシャッタースピードは連動しているからです。

シャッタースピードとは、シャッターが開閉してから光を取り込むまでの速度を指します。シャッタースピードが遅ければ、手ブレが発生し、被写体もブレてしまいがちです。

しかしシャッタースピードが速ければ、手ブレや被写体のブレが少ない写真を撮れるからです。

F値とシャッタースピードの関係は以下の通りです。

  • F値が大きい:シャッタースピードは遅くなるからブレやすくなる
  • F値が小さい:シャッタースピードが速いからブレにくくなる

F値と画質の関係性

明るい写真が撮れる、背景がぼける、手ブレを減らせるなど、F値は低い方がメリットが大きいように思えます。しかしここで注意点があります。

F値が低いと画質が悪くなる

写真の画質は、F値が小さくなるほど低下します。多少小さくした程度なら良いのですが、大抵のレンズはF値を最低(開放F値)まで落とすと、写真の解像度が失われ、画質が低下してしまいます。

かといってF値を大きくしすぎると、「回折」という現象が起きてしまい、画質が低下してしまいます。

そのためF値を調整する際は、とにかくF値を下げればよいというわけではなく、少しずつ調整していくのが一番です。

F値の調整できる範囲は、レンズによって違いがあるため、実際に写真を取りながらF値の違いを調整してみましょう。

F値を理解して撮影スキルをワンランクアップ

F値という名前からして、難しい印象を覚えますが、一眼レフで良い写真を撮るならぜひ覚えておきたい要素です。F値を上げ下げし過ぎると、画質が低下する恐れがあるため、設定を変更する際は少しずついじってみましょう。

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