甘酒作りはヨーグルトメーカーが便利。作り方やおすすめを紹介

2019.10.12

ヨーグルトメーカーを使えば、ヨーグルトと同じ発酵食品である甘酒も簡単に作成できます。作り方は、米麹と水を混ぜて、ヨーグルトメーカーに発酵の管理を任せておくだけです。手軽に美味しい甘酒の作り方を押さえましょう。

ヨーグルトメーカーの特徴

甘酒とヨーグルトには、同じ発酵食品としての共通項があり、ヨーグルトメーカーを使うことで簡単に甘酒が作れます。しかし、なぜヨーグルトメーカーで甘酒が作れるのでしょうか。

一定の温度と時間で調理できる

甘酒は、古くは『日本書紀』の時代からあったと言われる歴史ある発酵飲料です。原料によって2種類に分類され、酒粕を混ぜて作られているものと、米麹と米を使ったものがあります。

その内、米麹を原料にしている場合には、麹菌の働きにより米を発酵させ、でんぷんを糖に分解することで甘酒が作られます。

一方、ヨーグルトメーカーとは、ヨーグルトを作るための温度管理機能がついた家電製品です。この『決まった時間内で温度を一定に保つ』機能が、ヨーグルト以外の発酵や低温調理に利用でき、米麹による甘酒を作る際にも使えます。

いつでも気軽に甘酒作りが可能

より具体的には、米と米麹を使って一定の温度に保ちながら発酵させていく工程を、自分で管理する代わりにヨーグルトメーカーに行ってもらうことになります。

甘酒を作る際、60℃前後に保って発酵させていく場合には、発酵中に何度も温度を計測し、温度を上げすぎないように気を配りつつ、下がっていたら加熱して管理する必要があります。

手作業では手間がかかりますが、ヨーグルトメーカーに温度管理を代替してもらうことで、面倒だった『温度管理の手間』がなくなり、いつでも気軽に甘酒作りが可能となるのです。

米麹甘酒の基本的な作り方

それでは、ヨーグルトメーカーを調理器具に採用し、米麹を原料に使った甘酒の作り方を見てきましょう。

用意するもの

米麹甘酒を500ml作る場合、用意するものは以下の通りです。ご飯は冷えたものでも良く、米麹の種類も好きなもので大丈夫です。

  • ヨーグルトメーカー
  • 瓶など保存用の容器
  • かき混ぜるための容器
  • スプーンや箸
  • 米麹:100g
  • 炊いてあるご飯:100g
  • 水:300cc

なお、『米麹1:ご飯1:水3』の分量で用意すれば良いので、大量に作りたい場合には、その比率に基づいて分量を調整してください。

基本的な作り方

ヨーグルトメーカーを利用した、『米麹甘酒の作り方』の基本的な手順は、以下の通りです。

  1. 用意したご飯と水を容器に投入して、スプーンや箸などでかき混ぜる
  2. 十分に混ぜられたら、今度は米麹を投入して再びかき混ぜる
  3. 蓋をして容器をヨーグルトメーカーにセットする
  4. ヨーグルトメーカーの温度を60℃に設定し、タイマー設定を11時間程度とする
  5. 発酵を始めてから4時間ほど経った頃に、1度容器を開けてかき混ぜる

あとは時間が経過したら甘酒の完成です。完成した甘酒は、瓶などの容器に入れて冷蔵庫で保管してください。賞味期限は1週間程度になります。

米麹のみを使った作り方

ご飯は使わずに、『米麹と水だけを使って甘酒を作る』こともできます。この場合は、米麹と水の分量を1:1で用意してよくかき混ぜ、60℃に設定したヨーグルトメーカーに6時間程度かけたら完成です。

米麹だけを使って作る場合には、『しっかり混ぜること』がポイントになります。最初の段階で塊が残らないようにしっかりと混ぜておくと、より美味しい甘酒が作れるでしょう。

失敗しないための作り方ポイント

甘酒を作る過程で、特に注意したほうが良いポイントをいくつか紹介します。上手く行かなかった場合や、失敗したくない時には確認してみましょう。

温度の設定をしっかりとチェック

甘酒を作っていく中で特に重要なのが、『温度管理』です。工程の中で発酵が進むと、酵素の働きででんぷんが糖に分解されていきます。

この際、温度は高すぎても酵素が死んでしまいますし、低くても上手く働いてくれません。しっかりと温度を60℃に設定しておくことが重要です。

また、できあがった甘酒の味が、甘さよりも酸味が目立つときは、発酵が上手く進まず、乳酸菌が入ってしまったことが考えられます。この場合も温度の管理が原因の可能性が高いので、温度設定を再確認すると良いでしょう。

甘酒の食感はおかゆの固さで決まる

甘酒の食感は、原料であるご飯と米麹を水に入れてかき混ぜた、いわゆる『おかゆ』の固さによって変わってきます。食感をより軟らかくしたい時には、使うご飯をあらかじめ軟らかめに炊くと良いでしょう。

逆に米の食感を楽しみたい時には、普通に炊いた米や、水分を少なく固めに炊いたお米を使うと、狙った食感に近付けることができます。

ヨーグルトメーカーは調理容器タイプを選ぶ

甘酒を作るヨーグルトメーカーを選ぶ際にも、注意したい点があります。それは、『調理容器タイプを選ぶ』ということです。

ヨーグルトメーカーには、ヨーグルトを作るために特化した、牛乳パックをそのままセットして使うタイプもあります。しかし、このタイプだと、容器に制限があり、甘酒を作る際にはマイナスです。

甘酒など、ヨーグルト以外のものも作ることを考えているなら、専用の調理容器が付属しており汎用性の高い、調理容器タイプを選ぶのが良いでしょう。

おすすめのヨーグルトメーカー

上記の点も踏まえ、各社のヨーグルトメーカーの中から、甘酒作りに対応した製品を紹介します。

70℃まで対応する高出力ヒーターが特徴の『ヨーグルティアS』、簡単に調理できる『ヨーグルト&チーズメーカー』、リーズナブルな『プラス糀 甘酒メーカー糀美人』の3点です。

タニカ ヨーグルティアS

タニカの『ヨーグルティアS』は、『最高のヨーグルトメーカー』をうたう、設定温度25℃から70℃までに対応した製品です。高出力ヒーターで発酵の安定性も高く、ヨーグルトや甘酒だけでなく、温泉たまごの調理にも対応しています。

タイマー設定は最短30分、以降は1時間刻みで対応し、タイマーが終了した際にはブザーで発酵完了を知られてくれます。

カラーバリエーションはホワイト・ブルー・レッド・グリーンの4色で、容量1200mlの容器2個と専用スプーンが付属している点も魅力的です。

ヨーグルトメーカーを使った発酵食品の簡単なレシピが付属しており、調理の幅も広げてくれます。

  • 商品名:タニカ ヨーグルティアS 1200ml YS-01
  • 価格:1万800円(税込)
  • Amazon:商品ページ

クビンス ヨーグルト&チーズメーカー

クビンスの『ヨーグルト&チーズメーカー』は、ヨーグルトやチーズなど、作りたいメニューを選択するだけで、自動で発酵食品が作れるヨーグルトメーカーです。

手動での温度や時間の設定にも対応しており、設定温度幅は20℃から65℃まで、タイマー設定は1時間刻みで99時間まで設定可能です。タイマー終了と同時に電源が切れる点も、安心設計で高ポイントでしょう。

ヨーグルト用の容器2個・チーズ用のフィルター・納豆用の容器1個が付属します。銀のボディに黒のラインが入った、ハイテク感あるデザインもスタイリッシュなヨーグルトメーカーです。

  • 商品名:クビンス ヨーグルト&チーズメーカー KGY-713SM
  • 価格:1万2299円(税込)
  • Amazon:商品ページ

マルコメ プラス糀 甘酒メーカー糀美人

マルコメの『プラス糀 甘酒メーカー糀美人』は、炊飯器のようなデザインが特徴的な、名前通り甘酒作りに特化したメーカーです。

設定温度は20℃から65℃で、1時間刻みで48時間まで(24時間以降は4時間単位)に対応しています。もちろん甘酒だけでなく、ヨーグルトや、しょうゆ糀(こうじ)などの発酵食品の製造が可能です。

機能面は過不足なくシンプルな仕上がりで、その分リーズナブルな価格設定となっています。高度な機能を必要としない方、発酵調味料も作ってみたいという方に、ぴったりな商品と言えるでしょう。

  • 商品名:マルコメ プラス糀 甘酒メーカー糀美人 MP201
  • 価格:5652円(税込)
  • Amazon:商品ページ

ヨーグルトメーカーで甘酒を作ろう

 

自分で米麹の甘酒を作ろうとすると、発酵のために温度を定期的に計測し、適切に管理しなければいけません。しかし、ヨーグルトメーカーを使うことで、面倒な温度管理の手間を省き、自宅で簡単に甘酒を作ることができます。

ヨーグルトメーカーを手に入れたなら、その機能を活用して、ヨーグルトだけでなく、美味しい甘酒も作ってみてください。

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